1995年に劇場公開されたのが、押井守監督による映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の原画集「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 原画集 -Archives-」が2014年8月8日に発売される。全1082点を収録した完全保存版ともいえる大ボリュームだ。 士郎正宗さんが『攻殻機動隊』が発表を開始してから今年で25周年を迎える。この間、6月28日に劇場上映が始まった『攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears』まで、数多くのアニメ作品が製作されてきた。その最初期のアニメ化作品が1995年に劇場公開されたのが、押井守監督による『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』である。
『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』は、初公開の際は劇場数も少ない小規模なスタートであった。しかし、そのストーリー、演出、そして映像の素晴らしさが多くの人を驚愕させ、たちまち人気作品となった。また、海外での評価が極めて高く、その後の『攻殻機動隊』のシリーズ各作品、押井監督、さらに日本のアニメ全体へ関心を一気に高めた。 なかでも、国内のトップアニメーターたちが参加した絵が、作品の魅力を支えている。「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 原画集 -Archives-」は、そのなかの原画にスポットを当てたものだ。作品の絵をあらためて振り返る。