アニメから大作映画、自主作品まで ドイツの日本映画祭で100本以上を上映  | アニメ!アニメ!

アニメから大作映画、自主作品まで ドイツの日本映画祭で100本以上を上映 

世界最大級の日本映画祭として知られるドイツ・フランクフルトのニッポンコネクションが、今年も5月27日から6月1日まで開催される。このなかでニッポン・アニメーション部門が設けられる

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世界最大級の日本映画祭として知られるドイツ・フランクフルトのニッポンコネクションが、今年も5月27日から6月1日まで開催される。今年で14回目を迎えるニッポンコネクションは、その規模の大きさだけでなく、その作品選びの確かさと関連企画の充実で、海外で開催される日本映画祭でも群を抜いた存在だ。日本映画とカルチャーのヨーロッパでの紹介で大きな役割を果たしている。
2014年は100作品以上の映画と50以上の文化プログラムを予定、さらにおよそ50人も及ぶゲストを日本から招く。映画上映はコンペティションも行うニッポン・シネマ部門、自主映画などを取り上げるニッポン・ビジョン部門、回顧作品を紹介するニッポン・レトロ部門、そしてニッポン・アニメーション部門が設けられる。

ニッポン・アニメーション部門は2013年から始まったばかりの企画で、今年で2度目になる。歴史は浅いが、他の部門と同じく選りすぐりの作品画集まった。プログラムは全部で8本、長編映画からは『忍者武芸帳』、『サカサマのパテマ』、テレビ作品から『スペースダンディ 』、そして短編が充実している。『寫眞館』。『陽なたのアオシグレ』米国アカデミー賞にノミネートされた「九十九」を含むオムニバス『SHORT PEACE』、さらに『山村浩二スペシャル』と『東京藝術大学アニメーション・スペシャル』などだ。
『忍者武芸帳』は1967年の巨匠・大島渚が、マンガ家・白土三平の代表作をマンガのコマを抜き取るかたちでモーションピクチャーのかたちで映画としたものだ。国内でも観る機会の少ない作品だけに、貴重な上映になるだろう。いずれの作品も海外での反応が楽しみとなる。

このほか実写映画では是枝裕和監督の『そして父になる』、青山真治監督の『共喰い』、園子温監督の『地獄でなぜ悪い』、三池崇史監督の『悪の経典』などがある。海外で評価の高い監督の作品が多数並ぶ。
カルチャー企画では、体験型のプログラムが例年に人気だ。マンガや字幕作成のワークショップ、また料理教室、着物、弓道、剣道、茶道ほか多彩だ。期間中は、フランクフルトをニホンカルチャーが埋め尽くしそうだ。

ニッポンコネクション
/http://www.nipponconnection.com
《animeanime》
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