2月22日、東京国際フォーラムCホールにて、やなぎなぎさんのワンマンライブ「エウアル」アンコールツアーのファイナル公演が行われた。ワンマンライブのタイトルにもなっている「エウアル」は、2013年に発売されてオリコン週間ランキング4位にランクインしたやなぎさんのファーストアルバムである。このアルバムをひっさげて行ってきたツアーの追加公演として、1月25日から札幌を皮切りに東京・大阪・名古屋・福岡の全国5か所で開催した。そのファイナルとして迎えた東京への凱旋は、チケット1500枚ソールドアウトで幕を上げた。当日は、映像と光を効果的に使って演出された会場を、やなぎさんの歌声が幻想的な雰囲気で包みこみスタートした。2月19日に発売となった『凪のあすから』のエンディングテーマ「三つ葉の結びめ」やカバー楽曲など全20曲が歌いあげられた。また、朗読コーナーなどもあり、ファンはやなぎさんの魅力に酔いしれた。また、ライブでは、やなぎさんが通信教育大手・Z会のアニメCM『クロスロード』の楽曲を歌うことがサプライズで発表された。会場では、2月25日からの公開に先んじて、特別に本編が上映されたのも、ファンにとっては嬉しいプレゼントだ。この映像はおよそ120秒、『言の葉の庭』や『秒速5センチメートルなどで知られる新海誠さんが監督、『とらドラ!』は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などを担当している田中将賀さんがキャラクターデザイン・作画監督を務めたことでも話題になっている。やなぎさんはライブ後のコメントで「終わったばかりですが、また別の世界へむけて頑張りたい気持ちでいっぱいです!!!」と、早くも次を見据えた決意を語っている。[真狩祐志]やなぎなぎ/http://yanaginagi.net/やなぎなぎコメント「昨年から行ってきた『エウアル』のツアーが東京にはじまり、そして今日、東京で終わりをむかえました。『エウアル』という作品を深く知って頂くため、前回は1曲目の『本当』から14曲目の『嘘』へと、今回は14曲目の『嘘』から1曲目の『本当』へと、道案内をするような気持ちでライブにのぞみました。音だけでなく視界からもこの『エウアル』という世界を感じられるツアーになったと思います。終わったばかりですが、また別の世界へむけて頑張りたい気持ちでいっぱいです!!!」『クロスロード』『クロスロード』特設サイト/http://www.zkai.co.jp/home/crossroad/