3月1日、2日に三鷹の森アニメフェスタ2014が開催される。毎年3月に、三鷹市が開催するイベントだ。イベントは、国内外のアニメーション映画を上映する「アニメーション古今東西」やインディーズアニメフェスタなどで構成される。このほど今年の上映イベント「アニメーション古今東西 その11」のプログラム概要が公開された。「アニメーション古今東西」では、三鷹の森ジブリ美術館が厳選した国内外の短編アニメーションの上映や監督を招いたトークショーを行う。今回は「さまざまな技法のアニメーションと題して、まず傑作短編映画5作品』を集めた。『線と色の即興詩』(ノーマン・マクラレン)、『花折り』(川本喜八郎)、『小さな五つのお話』(岡本忠成)、『クラック!』(フレデリック・バック)、『木を植えた男』(フレデリック・バック)などである。興味深い作品が集まった。2作品が上映されるフレデリック・バックさんは、2013年12月24日に逝去しただけに、その才能を惜しみ、また振り返るものになりそうだ。『クラック!』と『木を植えた男』は、いずれもアカデミー賞で短編アニメーション賞を受賞した作品として知られる。また、長編映画からは『しわ』が特別上映される。あわせて根本かおるさんさんの講演会も行う。社会派映画の批評でも著名な根本かおるさん(国連広報センター所長)が、作品の感想や社会的背景、演出の方法などを語る。教育番組の世界的コンクール日本賞でグランプリを受賞するなどた『しわ』は、スペインのパコ・ロカさんの原作マンガをもとにアニメーションの映画とした。会場は芸術文化センターである。開催日は3月1日で、「さまざまな技法のアニメーション『傑作短編映画5作品』上映」(1)が13時から、「『しわ』特別上映と根本かおるさん講演会」(2)が15時30分からとなっている。定員は各回200人で、2月11日までにハガキで申し込む。なお当日席も各回先着50名に用意される。[真狩祐志]三鷹の森アニメフェスタ2014「アニメーション古今東西 その11」にご招待/http://www.city.mitaka.tokyo.jp/koho/p12.htm