サグラダ・ファミリアなどで知られる建築家・ガウディと日本を代表するマンガ家。井上雄彦が時代と国境を超えてコラボレーションする展覧会が、2014年7月からスタートする。「特別展 ガウディ×井上雄彦 シンクロする創造の源泉-」である。展覧会は2013年が日本スペイン交流400周年にあたるのを記念するものだ。井上さんは日本スペイン交流400 周年事業の親善大使にも任命されており、スペインとも縁の深いことから実現した。展覧会のスタートは、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーになる。開催期間は2014年7月12日から9月7日までを予定する。その後、およそ1年間かけて金沢21世紀美術館、長崎県美術館、兵庫県立美術館、そして今後会場が発表される仙台までの5都市を巡回する。アントニオ・ガウディは19世紀後半から20世紀初頭にかけて、スペイン・バルセロナを中心に建築家として活躍した。サグラダ・ファミリアやグエル公園、カサ・ミラなど有機的でカラフルな色遣いなど数々の建物で知られている。なかでもガウディの残した設計図をもとに今なお建築が進むサグラダ・ファミリアはユネスコが選ぶ世界遺産ともなっている。一方、井上雄彦さんは、『SLAM DUNK』や『バガボンド』、『リアル』など国民的な人気マンガをいくつも生み出してきた。これまでも展覧会は開催されているが、今回は異色のコラボレーションによる企画となった。会場にはスペイン・カタルーニャ工科大学の監修のもと、素描、設計図、模型、家具など貴重な資料約110点が展示される。ガウディの偉業を紹介する。井上雄彦さんは、展覧会のために作品が描き下ろす。開催概要の決定と共に、今回まず描かれたのはガウディの少年時代のイラストレーションだ。「トネット」と題されたもので、ガウディの少年時代が表現されている。「トネット(Tonet)」は、ガウディの子ども頃の愛称ですある。今後どういった作品が飛び出すか、展覧会を是非、確認したい。『特別展 ガウディ×井上雄彦-シンクロする創造の源泉-』/http://www.gaudinoue.com 東京開催: 2014 年7 月12 日(土)~9 月7 日(日) 森アーツセンターギャラリー(六本木)主催: 東映、テレビ朝日、BS 朝日、朝日新聞社、森アーツセンター後援: スペイン大使館、J-WAVE協力: カタルーニャ工科大学、サグラダ・ファミリア建設委員会、聖家族贖罪教会文書館、アイティープランニング、日経BP社東京展開催以後、2015年7月まで約1年間の開催金沢21世紀美術館、長崎県美術館、兵庫県立美術館、仙台(開催会場後日発表)
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