高浩美のアニメ×ステージ&ミュージカル談義[取材・構成: 高浩美] ■ オトメイトのライブエンターテインメント化はとどまるところを知らないオトメイトの舞台化が盛んである。舞台版では既にシリーズ化され、大人気の『薄桜鬼』がその代表格であろう。その『薄桜鬼』のスピンオフとして2012年に登場した『十鬼の絆~関ヶ原奇譚~恋舞』が遂に舞台化する。その前に様々なイベントで盛り上げてきており、2013年にはファンディスクも発売している。さらに来年1月早々にはミュージカル『薄桜鬼』HAKU-MYU LIVEが開催(1月4、5日 日本青年館にて)、また、同じくオトメイト作品『AMNESIA』がミュージカル化されての上演(1月9日~博品館劇場にて)もあり、とにかく、オトメイトのライブエンターテイメント化はとどまるところを知らないのである。時代設定は戦国時代末期。豊臣秀吉が他界して1年余が過ぎた頃、争いは全国に広がり、各国の武将たちは東西に分かれての戦いの渦に巻き込まれていき、やがて天下分け目の戦いへと駆り立てられるのである。そんな時代、歴史の影に生きた「鬼」がいた。主人公は涼森雪奈。涼森家の頭領で、ちょっと抜けている女の子である。そして十家の鬼の頭領が属している“十鬼衆”の一員でもあり、その代表である八瀬姫の護衛役も務めている。ある日、八瀬姫は十鬼衆を集めてこう言った。「人間と関わりを持っている者がいたら、即刻、関わりを絶つように」関わりを持っている者はいなかったが、それでも八瀬姫は不安だった。その夜、姫は何者かに襲われ、瀕死の状態に。この事件をきっかけに賊を捜索することになった十鬼衆。主人公は姫の特殊能力、未来が見えるがために、何かを見たのでは?と推測。彼女に課せられた使命は姫を眠りから覚ます方法を探すことと、主人公だけに下された最後の言葉“人間社会への鬼の干渉を止めること”、それを胸に雪奈は旅立つのである。歴史上の人物も登場し、虚実入り乱れてのストーリー、という点では『薄桜鬼』と同じ。そこにそれぞれの人間関係(鬼関係?)が複雑に絡み合うのである。
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