「シドニアの騎士」北米/ヨーロッパ配信は2014年夏、Netflixにて独占 | アニメ!アニメ!

「シドニアの騎士」北米/ヨーロッパ配信は2014年夏、Netflixにて独占

新作テレビアニメシリーズ『シドニアの騎士』の海外展開が発表になった。2014年夏から動画配信の世界的な大手Netflixにて、北米、中米、ヨーロッパの各地域で配信する。

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(c)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作
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2014年春から国内放送が決まっている新作テレビアニメシリーズ『シドニアの騎士』の海外展開が発表になった。2014年夏から動画配信の世界的な大手Netflixにて、北米、中米、ヨーロッパの各地域で配信する。
日本アニメの海外向け配信は、クランチロールやDAISIKI、さらに各国のアニメ専門の動画配信サイトが利用されることが多い。しかし、『シドニアの騎士』では、アニメだけでなく、映画やテレビドラマ、バラエティなども含めた世界最強のインターネットテレビネットワークであるNetflixを選んだ。
また、今回の配信はNetflixの独占契約となる。海外の動画配信では、近年、オリジナルな作品の独占配信契約を結ぶことでコンテンツを囲い込む動きが強まっている。そうした番組のひとつとして、『シドニアの騎士』に白羽の矢が立った。

『シドニアの騎士』は、月刊「アフタヌーン」(講談社)に弐瓶勉が連載する人気SFマンガ作品だ。これをポリゴン・ピクチュアズ、キングレコード、講談社の3社がアニメ化する。
物語の舞台となるのは対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)に太陽系を破壊されて1000年後の世界である。太陽系を脱出した人類の一部は巨大な船シドニアで宇宙を旅しながら、依然、奇居子と戦い続けている。そのための大型兵器・衛人の訓練生となった谷風長道らのドラマが描かれる。
原作のドラマの加えて注目されているのが、ポリゴン・ピクチュアズが手がける映像だ。これまで『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』や『トロン:ライジング』など、数々のグローバルなアニメーション作品を創りだした同社が、日本アニメの持ち味を活かした新しいデジタルアニメーションに挑戦する。豪華声優スタッフもすでに話題だ。

海外配信を行うNetflixは、世界40カ国以上で4000万人以上の会員を持つ。インターネットテレビネットワークとして、月額固定料金で視聴する。動画配信の世界的な企業だ。幅広い視聴者を持つだけに、従来のアニメファンとは異なったファンの獲得も期待出来そうだ。
Netflixのインディペンデントコンテンツ部門部長のエリック・バーマック氏は、『シドニアの騎士』について次のように語る。
「Netflixには多くのアニメファンがいます。そのファンたちに今回はじめて独占的に、初放映のアニメシリーズを視聴してもらうことができてとても嬉しいです。特に『シドニアの騎士』のように緻密な筋書きがあり、アニメーションも美しい作品をね」。

日本アニメでNetflixと独占先行配信の契約をしたのは、『シドニアの騎士』が初めてだ。日本のグローバルな映像ビジネスの挑戦、新たな可能性を目指した取り組みである。

アニメ『シドニアの騎士』
2014年春テレビアニメ化
/http://www.knightsofsidonia.com/

《animeanime》
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