「ビフォア・ウォッチメン」11月30日刊行 「ウォッチメン」の前日譚が遂に邦訳開始 | アニメ!アニメ!

「ビフォア・ウォッチメン」11月30日刊行 「ウォッチメン」の前日譚が遂に邦訳開始

2012年に米国で刊行を開始した「ビフォア・ウォッチメン」シリーズは、ウォッチメンの前日譚を描き発刊と同時にアメコミファンに大きな話題を呼んだ。このシリーズが遂に邦訳された。

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『ビフォア・ウォッチメン』TM&(c)2013 DC Comics
  • 『ビフォア・ウォッチメン』TM&(c)2013 DC Comics
ウォッチメンはアメリカンコミックスの中でも、特に人気の高いキャラクターの一人だ。2012年に米国で刊行を開始した「ビフォア・ウォッチメン」シリーズは、そのキャラクターの前日譚を描く。
発刊と同時に、アメコミファンの大きな話題を呼んだシリーズが遂に邦訳となった。アメコミの翻訳出版などを手がけるヴィレッジブックスは、11月30日に『ビフォア・ウォッチメン』邦訳版の第1弾『ビフォア・ウォッチメン:コメディアン/ロールシャッハ』を発売する。
以降、2014年2月に『ビフォア・ウォッチメン:ミニッツメン/シルク・スペクター』、5月に『ビフォア・ウォッチメン:ナイトオウル/DR.マンハッタン』、8月に『ビフォア・ウォッチメン:オジマンディアス/クリムゾン・コルセア』の発売が続く、シリーズ全4巻を翻訳する。

『ウォッチメン』は、アラン・ムーアによる全12話のシリーズでスタートした。発表から四半世紀を経つが、その人気は未だ高い。80年におよぶアメリカンコミックスの歴史の中でも、最高傑作のひとつとされている。
2009年にはザック・スナイダー監督のもと実写映画化され、北米興収1億ドルを超える大ヒットとなった。「ビフォア・ウォッチメン」シリーズは、そうしたなかで制作された。
ライターにブライアン・アザレロやJ.マイケル・ストラジンスキーなど、アーティストにJ.G.ジョーンズやリー・ベルメホなどといった豪華スタッフが集結。コメディアンやロールシャッハなどシリーズのメインキャラクターそれぞれを主役とした9つのミニシリーズが刊行されている。

第1弾となる『ビフォア・ウォッチメン:コメディアン/ロールシャッハ』には、作品の重大なテーマである矛盾を象徴したコメディアンと、シリーズ最大の人気キャラクターであるロールシャッハの二人を主役にした2作が収録されている。ケネディ兄弟の盛衰を軸に近代アメリカ史を重ねた「コメディアン」編、1977年7月のある事件に焦点を絞った「ロールシャッハ」編は重厚な内容だ。
『ビフォア・ウォッチメン:コメディアン/ロールシャッハ』は2625円(税込)。話題作の多かった2013年の国内アメコミ界隈だが、年の暮れにさらに話題を提供しそうだ。
[真狩祐志]

villagebooks AMERICAN COMICS
/http://a-comics.com/



『ビフォア・ウォッチメン:コメディアン/ロールシャッハ』
ライター: ブライアン・アザレロ
アーティスト: J.G.ジョーンズ/リー・ベルメホ
発売日:2013年11月30日
定価: 2625円(税込)
版型: B5/256ページ  発行・発売: ヴィレッジブックス

『ビフォア・ウォッチメン』シリーズ全4巻 刊行予定

2014年2月
『ビフォア・ウォッチメン:ミニッツメン/シルク・スペクター』
(BEFORE WATCHMEN:MINUTEMEN/SILK SPECTRE)
2014年5月
『ビフォア・ウォッチメン:ナイトオウル/DR.マンハッタン』
(BEFORE WATCHMEN:NITE OWL/DR.MANHATTAN)
2014年8月
『ビフォア・ウォッチメン:オジマンディアス/クリムゾン・コルセア』
(BEFORE WATCHMEN:OZYMANDIAS/CRIMSON CORSAIR)
《animeanime》
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