「アニメの創造力が、未来の技術につながるかもしれない」。そんな期待を抱かせるプロジェクトが、スタートすることになった。KDDIは11月6日付で、KDDI研究所の併設組織として「au 未来研究所」を開設、活動を開始したことを明らかにした。au 未来研究所はウェブ上に開設された組織で、想像力を活用した未来のコミュニケーションのあり方を、生活者や外部パートナーと共に創造する。そして、この第一弾として、国内有数のアニメスタジオであるプロダクション I.G と映像マーケティング会社のスティーブンスティーブンが協力する。両社は空想技術を用いた研究開発をサポートするという。また、活動の中でアニメーションコンテンツなどを制作するとしている。ウェブ空間に漂う研究所から一体、何が生まれるのか気になるところだ。とりわけ今回注目されるのは、スティーブンスティーブンの参加だろう。スティーブンスティーブンは2011年に博報堂のクリエイティブコンサルタント・古田彰一氏とアニメーション監督の神山健治氏を 共同CEOとして設立された。企業ブランディングとエンターテインメントの融合を実現する映像マーケティング会社である。スティーブンスティーブンはこれまで、神山健治監督の『009 RE:CYBORG』など、既存の作品から広がるマーケティングで活動してきた。しかし、研究所への協力となれば、今回はコンテンツづくりから始まる。スティーブンスティーブンによれば、これまでアニメや広告制作を通じて培ってきた「空想技術」のノウハウやリソースをau 未来研究所に提供するという。未来の携帯電話やウェアラブルデバイス等のイメージングに協力するという。au 未来研究所が制作するアニメーションは、未来のデバイスやコミュニケーションのあり方について、わかりやすく伝えるとしている。制作には神山健治氏やプロダクション I.G のスタッフが参加する。アニメコンテンツの公開時期などは、今後告知する。アニメと技術開発の新しい展開に期待したい。au未来研究所 /http://aufl.kddi.com プロダクション I.G /http://www.production-ig.co.jp/スティーブンスティーブン /http://www.stst.co.jp/
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