11月19日から22日まで、香港のコンベンション・エキゾビションセンターでシーグラフアジア2013(About SIGGRAPH Asia2013)が開催される。シーグラフは大学や企業などが最新テクノロジーを駆使した研究成果を発表する場として開催されている。このアジア版である。今回6回目となる。今年は香港に、世界各国から最新のCG映像が集まる。目玉のひとつとなるのが、本家シーグラフと同様コンピューターアニメーションフェスティバル(CAF)である。コンピューターアニメーションフェスティバルは最新の映像事例を体感出来る映像祭との位置づけだ。アニメーションシアター、エレクトニック・シアター、プロダクション・セッション、エドュケーショナルトークなどで構成され最先端の作品のショーケーズとなる。このアニメーションシアター、エレクトニック・シアターに日本からもそれぞれ7作品と1作品、合計8作品が出品される。『おおかみこどもの雨と雪』など日本でも話題となった作品が多い。アニメーションシアターには70本あまり、エレクトニック・シアターには30本足らずが出品されるが、シーグラフアジアの名前とは裏腹に欧米の作品が大多数を占めている。日本はその中でアジア代表としてある程度の存在感をだしている。アニメーションシアターで上映される日本作品は、HIDETAKE TAKAYAMAのミュージックビデオとして話題の『Express』(森江康太)や、こちらはazarashiのミュージックビデオだった『juvenile』(YKBX)がある。さらに名古屋市立大学の高橋信雄准教授が東日本大震災の津波で民宿に乗り上げた同名の観光船を再現した『はまゆり』、個人制作の傑作『GROW』(伊東佳佑)などだ。注目は国内CGスタジオとして成長を続けけるデジタルフロンティアだろう。同社が担当した作品が3つある。カプコンの大ヒットゲームを映画化した『バイオハザード ダムネーション』、同じくカプコンのゲーム『鉄拳タッグトーナメント2』、さらに細田守監督のアニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』である。エレクトロニックシアターは、『HINODE』(新山哲河)となっている。日本のCGの様々な表現が選べれてている。[真狩祐志]シーグラフアジア2013/http://sa2013.siggraph.org/
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