2月15日から17日までの3日間、シンガポールで日本のマンガの魅力を総合的に紹介するイベント「マンガフェスティバル in シンガポール」が開催される。フェスティバルでは、電子書籍やマンガ単行本を紹介する展示会、マンガビジネスをテーマとする講演会、日本と地域の企業・団体による交流会、さらに日本から招いたマンガ作家などによるサイン会を行う。 マンガフェスティバル in シンガポールは、コ・フェスタ(JAPAN国際コンテンツフェスティバル)2012の一環となっている。日本の主要マンガ出版社によるコミック10社会(秋田書店、角川グループ、講談社、集英社、小学館、少年画報社、新潮社、白泉社、双葉社、リイド社)を中心とした『マンガフェスティバル in シンガポール』実行委員会が主催、経済産業省が共催する。
現地のファンに人気を呼びそうなのがサイン会だろう。2月16日に紀伊國屋書店シンガポール店クロスロードで開催される。『深夜食堂』安倍夜郎さん(13時~)、『もやしもん』石川雅之さん(14時半~)、『ケロロ軍曹』吉崎観音さんと人気作家が揃う。 日本のマンガは世界各国で人気だが、それだけにフォーカスしたものは意外に少ない。特に個々の企業の海外とのつながりはあっても、まとまったビジネスイベントはあまりない。マンガフェスティバル in シンガポールは、今後の日本マンガの海外展開のモデルを提供するかたちだ。