最終章「降臨」の2月1日の全国公開を目前に、1月25日、新宿バルト9にて『ベルセルク 黄金時代篇』の大型イベントが開催された。これまでに公開された前作2本、そして一足早い第三章による三部作オールナイト上映イベントである。上映前に劇場には本編ガッツ役の岩永洋昭さん、グリフィス役の櫻井孝宏さん、キャスカ役の行成とあさん、ゾッド役の三宅健太さんも駆けつけて、映画のトークで盛り上がった。今回のオールナイト上映のアイデアは、実は櫻井さんの提案がきっかけだという。そんなキャスト陣の思いれもたっぷりの一夜となった。まずオープニングは、三宅さんが「生贄としてその身を捧げるのだ！貴様らの命、朝まで持つことができるかな！！」とのナレーションでスタート。櫻井さんは「ここはバルト9ですが、今夜はバトル9です。睡魔との戦いです！今宵、ともにベルセルクしましょう」と力強く宣言。ファンで満席となった会場が熱気に包まれた。黄金時代篇3部作が完結を迎えたことについて岩永さんは「ついに来たな、という感じ。楽しみにしてくれている友人には、覚悟しておいた方が良いよと伝えてあります。観た後の感想を聞くのが楽しみです」と心境を語った。「IIIは最後だから盛り上げたいと思い、皆でずっと話していました」と櫻井さん。「振り返ってみれば、あっという間でした。今回は3部作の中でもとても重要なエピソードで、圧巻のクオリティに仕上がっています。全ての上映後、皆さんがどんな顔で始発に乗るのかが楽しみです」と映画の手応えに期待した。行成さんは「スクリーンから伝わるのは映像や音だけど、この作品はそれだけではなく、血生臭さや草の匂いなどを体で感じられると思います。どっぷり浸かって体で感じて欲しい」と感慨深げ。三宅さんは「この作品にはガッツたちにとって乗り越えるべき困難な壁が多く登場しますが、前に進むからにはそれらを越えていかなきゃいけない。壁を越えた先の希望を感じられる作品です。凄惨なシーンもあるけれど、心が弱っている人には荒療治になるかもしれない」と見どころを話した。トークの終わりに登壇者全員のタトゥーシールを手の甲に付けたフォトセッションが行われた。タトゥーシールは“蝕”で生贄に捧げられた者に刻まれる“生贄の烙印”が再現されている。キャスカは胸元にも烙印を刻まれているが、行成さんも同じ箇所に貼っていたため男性陣には大ウケとなった。そして岩永さんの「みんな、気合入れていくぞ！」とのガッツの声を合図に、オールナイト上映が始まった。［真狩祐志］映画『ベルセルク 黄金時代篇ＩＩＩ 降臨』（R15＋作品）2月1日より 新宿バルト９他全国公開/http://www.berserkfilm.com/ 配給／ワーナー・ブラザース映画
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