「やわらかスピリッツ」創刊 ネットで楽しむ第3の「スピリッツ」が登場 | アニメ!アニメ!

「やわらかスピリッツ」創刊 ネットで楽しむ第3の「スピリッツ」が登場

電子書籍の展開が急激に進む中で、既存の有力マンガ誌が紙出版に加えて、ウェブ展開を目指す例が増えている。多くの場合は紙の雑誌と同様に、プロのマンガ家による描き下ろし作品を定期連載する

ニュース
注目記事
やわらかスピリッツ
  • やわらかスピリッツ
電子書籍の展開が急激に進む中で、既存の有力マンガ誌が紙出版に加えて、ウェブ展開を目指す例が増えている。多くの場合は紙の雑誌と同様に、プロのマンガ家による描き下ろし作品を定期連載する。紙の雑誌と違うのは、そのほとんどが無料で提供されていることだ。
しかし、一般の雑誌も、それ自体での売上よりも、単行本化後の売上げがビジネスを支えている場合も多い。雑誌での連載はプロモーションの役割が強く、ウェブマガジンはこれによく似ている。

そんな有力誌の最新のウェブ展開が11月19日より公開を開始した「やわらかスピリッツ」だ。小学館が運営する「やわらかスピリッツ」は、同社の人気マンガ誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」と「月刊!スピリッツ」の兄弟ブランドの位置にある。
小学館では、第3の「スピリッツ」創刊としてアピールする。公開された公式サイトでは、日替わりで更新されるマンガをネットで楽しむことが出来る。「スピリッツ」のクオリティーをネットに運ぶ。

閲覧は登録不要で完全無料となっている。手軽に利用できるのが特徴だ。また、月曜日から金曜日まで、平日は何らかの作品が更新されるという。ネット特有の情報の切り替わりの速さ意識している。
ラインナップは通勤やランチタイムなどの空き時間に閲覧してもらえるよう、ゆるくてかわいいショート作品を中心に揃えていく。月曜は『ほんとにほんとにほんとにほんとにライオン田!』(石神しし)、火曜は『トド彼』(高嶋あがさ)、水曜は『やわらかロック』(石川ローズ)と『壬生狼ヤングゼネレーション』(柏葉ヒロ)、木曜は『ゾンビ営業 高橋』(南門前クマヲ)、金曜は『うきわ』(野村宗弘)と『恋のまえにクロワッサン、愛のあとには目玉焼き』(秀良子)などだ。

また、ロゴおよびマスコットキャラクターは、人気マンガ家の吉田戦車さんのデザインを採用した。『伝染るんです』など、ゆるいマンガを牽引してきた吉田戦車さんがナマズのデザインをしているだけあって、サイトも作品陣も構えることなく気軽に閲覧出来る体裁になっている。
ネットでの展開においては、先行している他社が硬軟織り交ぜたものが多い中で、今後の動向も気になるところだ。
[真狩祐志]

やわらかスピリッツ
/http://yawaspi.com/
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集