アジア太平洋映画賞 アニメーション部門候補は日本4作品で圧倒 | アニメ!アニメ!

アジア太平洋映画賞 アニメーション部門候補は日本4作品で圧倒

アジア太平洋スクリーンアワードは、2012年の各部門のノミネート作品を発表した。長編アニメーション部門では5作品が挙げられ、日本からは『コクリコ坂から』、『ももへの手紙』、『虹色ほたる~永遠の夏休み~』、『おおかみこどもの雨と雪』の4本が候補入りした。

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今年で6回目を迎えるアジア太平洋スクリーンアワード(Asia Pacific Screen Awards:APSA)は、2012年の各部門のノミネート作品を発表した。
長編アニメーション部門では5作品が挙げられ、日本からは『コクリコ坂から』、『ももへの手紙』、『虹色ほたる~永遠の夏休み~』、『おおかみこどもの雨と雪』の4本が候補入りした。5本のうち4本が日本映画と他を圧倒している。日本以外では米豪合作の『ハッピーフィート2』のみがノミネートされている。
一方で他部門では日本の存在感は近年になく薄い。子ども映画部門(Children’s Feature Film)で『奇跡』、ドキュメンタリー映画部門で日・韓・フィンランドの合作『Planet of Snail』のみがノミネート入りした。

毎年オーストラリアで授賞式を開催するAPSAは2008年にスタートした。比較的新しい映画祭であることから、知名度がまだあまり高くないことも影響しているかもしれない。
映画の対象地域はアジア・太平洋としているが、北米、中南米、オセアニア、日本・中国・インドを含むアジアは勿論、ロシアやトルコ、イスラエルまで世界の広い国・地域を網羅する。一方、映画全体を対象にする映画賞の中では少ない長編アニメーション部門を設けていることが、日本からの関心を高めている理由かもしれない。

ただ、アニメーション部門では、日本作品はこれまで多数ノミネートされてきたが、受賞自体はそれほど多くない。2007年に『秒速5センチメートル』が最優秀アニメーションに輝いたのが唯一だ。近年になく日本作品が多く、さらに粒ぞろいの今年は大きな期待がかかる。
また、APSAの特徴は、映画の受賞者を監督でなくプロデューサーとしているところである。各作品のプロデューサーには、『コクリコ坂から』(鈴木敏夫)、『ももへの手紙』(石川光久、池田宏之、渡辺繁、濱名一哉)、『虹色ほたる』(梅澤淳稔)、『おおかみこどもの雨と雪』(齋藤優一郎、伊藤卓哉、渡邊隆史)の名前が挙がっている。
受賞作品、受賞者は2012年11月23日に、オーストラリアのブリスベーンにあるクイーンズランド・パフォーミング・アーツ・センターで開催される授賞式で発表される。

アジア太平洋スクリーンアワード(Asia Pacific Screen Awards:APSA)
/http://www.asiapacificscreenacademy.com/
《animeanime》
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