シッチェス国際映画祭 「おおかみこども」「劇場版BLOOD-C」メインコンペに出品 | アニメ!アニメ!

シッチェス国際映画祭 「おおかみこども」「劇場版BLOOD-C」メインコンペに出品

日本関連では5作品が選ばれた。北村龍平監督の『No one lives』、矢口史靖監督の『ロボジー』、大友啓史監督の『るろうに剣心』、さらにアニメ映画から塩谷直義監督の劇場版『BLOOD-C The Last Dark』、細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』である。

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シッチェス国際映画祭
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10月4日から、スペインにて世界三大ファンタステック映画祭のひとつシッチェス国際映画祭が開催されている。シッチェスはジャンル映画と呼ばれるエンタテイメント色の強い作品を集めた映画祭で世界最大規模を誇り、この分野で存在感が大きい。
オフィシャルコンペティションには、今年も世界各国から35本の映画が出品される。この中に日本関連では5作品が選ばれた。北村龍平監督の『No one lives』、矢口史靖監督の『ロボジー』、大友啓史監督の『るろうに剣心』、さらにアニメ映画から塩谷直義監督の劇場版『BLOOD-C The Last Dark』、細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』である。

かねてより日本映画に関心が深いシッチェスらしく、本年も日本作品が複数選ばれた。なかでも注目されるのは、アニメ映画2本だろう。シッチェスは、アニメーション部門(ANIMA’T)を設けていることもあり、オフィシャルコンペティションのアニメーション作品はこの2本のみだ。
シッチェスではジャンルを超えて評価される優れた映画であれば、アニメーション映画をオフィシャルコンペティションに含めるとしてきた。『BLOOD-C The Last Dark』と『おおかみこどもの雨と雪』は、そうした評価を勝ち得たわけである。なお過去の例では、オフィシャルコンペティション作品は、同時にアニメーション部門のグランプリの選考対象に含まれている。
『BLOOD-C The Last Dark』、そして同映画祭では『時をかける少女』、『サマーウォーズ』で続けてアニメーション部門のグランプリを受賞している細田守監督の最新作『おおかみこどもの雨と雪』に期待がかかる。

一方、アニメーション部門(ANIMA’T)は、引き続き日本のアニメが強さを発揮している。11作品のうち6本が日本アニメ関連だ。窪岡俊之監督の『劇場版 ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』、新海誠監督の『星を追う子ども』と評価の高い作品が並んだ。
さらに杉井ギザブロー監督の最新作『グスコーブドリの伝記』、それに旧作『源氏物語』、『銀河鉄道の夜』も上映される。アニメ-ション作品以外から石岡正人さんが杉井ギザブロー監督を描いた映画『アニメ師・杉井ギサブロー』もプログラムされた。杉井ギサブロー特集が設けられたかたちだ。

このほかより濃い作品を深夜に集中上映するMIDNIGHT X-TREMEには、平尾隆之監督が伊藤潤二さんのマンガをアニメ化した異色作『ギョ』、ファミリー部門には竹清仁監督『放課後ミッドナイターズ』と山崎貴監督・八木竜一監督『Friends もののけ島のナキ』が上映される。
また、他部門では映画祭で人気の三池崇史作品も『逆転裁判』、『愛と誠』が登場する。『貞子3D』もあり、各部門で日本映画が活躍する。

シッチェス国際映画祭
/http://sitgesfilmfestival.com/eng
《animeanime》
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