「映画とクラウドファンディング」、「短編アニメーション」 文化庁映画週間でシンポジウム | アニメ!アニメ!

「映画とクラウドファンディング」、「短編アニメーション」 文化庁映画週間でシンポジウム

文化庁映画週間が、東京・六本木ヒルズ、シネマート六本木を会場に開催される。10月26日13時から「-MOVIE CAMPUS-」も行う。第1部が「クラウドファンディングは本当に映画を救うのか?」、第2部は「ショートアニメーションの密かな愉しみ~絵本との蜜月~」である。

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文化庁映画週間が本年も10月20日から27日まで、東京・六本木ヒルズ、シネマート六本木を会場に開催される。イベントの目的は映画文化の振興で、文化庁映画賞の贈賞、上映を中心にシンポジウムやトークなど多面的に映画文化を届ける。
文化庁映画賞では、アニメーションに縁が深い音響監督の明田川進さん、アニメーション監督の芝山 努さんが受賞したことも話題になっている。また、イベントを象徴するアートワークを国際的なアニメーション作家の山村浩二さんが手掛けているのも注目したい点だ。

一方、10月26日13時から 六本木アカデミーヒルズ49 タワーホールで開催される「-MOVIE CAMPUS-」とタイトルされたふたつのシンポジウムは、ユニークなテーマが選ばれた。
第1部が「クラウドファンディングは本当に映画を救うのか?」、そして第2部は「ショートアニメーションの密かな愉しみ~絵本との蜜月~」である。

第1部で取り上げられるクラウドファンディングは、2012年になり急激に注目される資金調達の方法だ。作品製作の前に、ユーザー、コンシュマーから直接製作資金を募る。一人当たりの金額はさほど大きくなく、大勢の人々(クラウド)から支援を得ること、募集の手段としてインターネットを活用するのが特徴になっている。
資金調達の目的はありとあらゆる分野に適用可能だが、北米を中心に映画製作での活用も多い。それだけに映画製作資金の新たな調達方法として国内外から大きな関心を集めている。
当日は、このクラウドファンディングが、従来の資金調達の方法を変えるのか、現状の突破口となり得るのかを成功例と問題点を挙げながら検証する。映画監督・プロデューサーの佐々木芽生さん、映画プロデューサーの小川真司さん、大高健志さん、梅津文さんらの専門家をゲストに招く。モデレーターは関口裕子さんが務める。

第2部は、山村浩二さん、女優のミムラさんらを招いたトークだ。世代を問わず楽しめるアニメーションと絵本の世界、その魅力を語る。短編であるがゆえに詩的な映像になりやすいショートアニメーションは絵本と親和性が高い。
そこで絵本から生まれたアニメーション作品やアニメーション作家が描く絵本の世界について、上映を交えながら語る。さらに海外と日本の現状の比較や人材育成など、アニメーションの未来について考える。
シンポジウムはいずれも参加は無料だが、事前の申し込みが必要となる。文化庁映画週間のサイトから申し込みが可能だ。


第9回文化庁映画週間 シンポジウム -MOVIE CAMPUS-
/http://bunka-cho-filmweek.jp  

シンポジウム‐MOVIE CAMPUS‐
10月26日(金)13時~
第一部『クラウドファンディングは本当に映画を救うのか?』
[ゲスト]
佐々木芽生 (映画監督/プロデューサー)
小川真司 (プロデューサー/株式会社ブリッジヘッド代表取締役)
大高健志 (MotionGallery主催)
梅津文 (GEM Partners株式会社代表取締役)ほか
[モデレーター]
関口裕子 (ジャーナリスト/株式会社アヴァンティ・プラス代表取締役)

第二部 『ショートアニメーションの密かな愉しみ~絵本との蜜月~』
[ゲスト]
山村浩二 (アニメーション作家)
ミムラ (女優) 
[モデレーター]
田中文人 (東京国際映画祭スタッフ)

申込み: 入場無料、事前申込み制(10月14日応募締切)
《animeanime》
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