デジタルフロンティア 日仏共同製作発表 ヤン・クーネン監督「Windwalkers」  | アニメ!アニメ!

デジタルフロンティア 日仏共同製作発表 ヤン・クーネン監督「Windwalkers」 

デジタルフロンティアが、日仏共同製作プロジェクトに乗り出す。デジタルフロンティアとフランスのフォージ・アニメーション、そしてシブヤ・インターナショナルの3社は、フルCG、3D(立体視)のアニメーション映画『Windwalkers: Chronicles of the 34th Horde』

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『Windwalkers: Chronicles of the 34th Horde』
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日本を代表するCGアニメーションスタジオ デジタルフロンティアが、日仏共同製作プロジェクトに乗り出す。デジタルフロンティアとフランスのアニメーション会社フォージ・アニメーション(FORGE ANIMATION)、そしてシブヤ・インターナショナルの3社は、フルCG、3D(立体視)のアニメーション映画『Windwalkers: Chronicles of the 34th Horde』の共同製作を発表した。
フランスのSF小説『La Horde du Contreven』を、同国の鬼才として知られるヤン・クーネン監督が映像化する。『ドーベルマン』、『シャネル&ストラヴィンスキー』などで高い評価を受けるヤン・クーネン監督だが、アニメーション映画は初となる。映像制作はデジタルフロンティアのCG技術を利用、日仏の才能がコラボレーションする大型プロジェクトとなる。両国で大きな関心を集めることになりそうだ。

デジタルフロンティアは、国内の実写映画、アニメ映画のCGパート、コマーシャル、ゲームムービーなど様々な映像シーンで活躍する。映画では『サマーウォーズ』や『GANTZ』、ゲームでは「龍が如く」シリーズ、「Metal Gear Solid」シリーズなどの代表作がある。
近年、注目されているのは、映画全編をCGにする劇場作品である。『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス 3D』、秋に新作も公開されるCGアニメーション映画版「バイオハザード」シリーズで高い評価を受ける。今回は、そうした実績がより大きなプロジェクトにつながった。
フォージ・アニメーションはアニメーションを様々メディアで展開することを目指すスタジオである。これをシブヤ・インターナショナルが、デジタルフロンティアと結びつける。

アラン・ダマジオによる原作『La Horde du Contreven』は、2004年にフランスで発売され、熱狂的なファンを多く獲得している。風が支配する世界を舞台に、風下の村で特殊訓練を受けた戦士たちの中から選抜された「第34師団」の23人の物語である。彼らは世界を狂わせるこの風を止めることができる場所“究極の風上”を目指す。
ヤン・クーネン監督は、第62回カンヌ国際映画祭クロージング作品ともなった『シャネル&ストラヴィンスキー』などを手がける。アニメーションなどにも造詣が深く、バンドデシネの名作『ブルーベリー』の映画も監督している。この才能がCGアニメーションの技術と出会い挑戦する。

日本の映画・アニメーション業界では、かねてより海外展開の重要性が言われている。共同製作はそのための有力な手段だが、現在は必ずしもその数は多くない。開発拠点のアジア拡大などを進めるデジタルフロンティアは、新たな海外展開にフランスとのアニメーションの共同製作を選んだ。目が離せない展開と言っていいだろう。

映画「Windwalkers」(ウィンドウォーカーズ)
原作: アラン・ダマジオ
脚本: メガリ・エレ
監督: ヤン・クーネン
アートディレクション: マルク・キャロ


デジタルフロンティア
http://www.dfx.co.jp/
フォージ・アニメーション(FORGE ANIMATION)
http://forge-animation.com/
シブヤ・インターナショナル
http://www.shibuya-productions.com
《animeanime》
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