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東映アニメの長編「虹色ほたる」 オランダアニメーション映画祭コンペティション出品

東映アニメーション制作の映画『虹色ほたる~永遠の夏休み~』がノミネートされた。オランダ・アニメーション映画祭は1985年に設立

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東映アニメの長編「虹色ほたる」 オランダアニメーション映画祭コンペティション出品
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3月28日から、オランダのユトレヒトでオランダ・アニメーション映画祭が開幕する。その長編コンペティション部門に、東映アニメーション制作の映画『虹色ほたる~永遠の夏休み~』がノミネートされた。
オランダ・アニメーション映画祭は1985年に設立、2009年から毎年の開催となり、今年で16回目を迎える。数あるアニメーション映画祭のなかでも大人向け、アーティスティック、アヴァンギャルドな作品な映画を上映する特徴がある。良質な作品が集まる映画祭として、近年注目が高まっている。
2012年の長編コンペティション部門には、このほか『Arrugas』(『皺』)(スペイン)、『Babeldom』(イギリス)、日本のマンガ家 辰巳ヨシヒロの半生を描いた『Tatsumi』(シンガポール)など、全部で9作品がノミネートされている。世界的な話題作が並んでいるなかで、『虹色ほたる~永遠の夏休み~』の活躍が期待される。

映画祭には昨年は2万人が参加した。やはり東映アニメーションの作品である。『ONE PIECE: STRONG WORLD』などがノミネートされていた。
また、長編部門以外にも見どころは多い。短編部門、学生部門、オランダ部門があり、2002年は山村浩二さんが『頭山』で審査員特別賞を受賞している。

『虹色ほたる~永遠の夏休み~』は、川口雅幸の同名小説を原作とする。川口さんが自身のサイトで連載していたところ、人気投票サイトで上位にランクして出版に至るという経緯を持つ。現在25万部突破のベストセラーとなっている。
父親を交通事故で亡くした小学6年生のユウタ。父親との思い出の場所は、山奥のダム。その底には30年前に村が沈んでいた。ユウタは1ヶ月間その村にタイムスリップしてしまう。昆虫採集、花火、夜店、夏祭り、友情、初恋。誰の心の中にもある永遠の夏休みの中で、かけがえのない仲間たちと過ごす少年の成長ファンタジーだ。
制作スタッフも『ワンピース』のシリーズディレクター・宇田鋼之介さんなど強力な布陣で挑んだ。また劇伴を松任谷正隆さん、主題歌「愛と遠い日の未来へ」を松任谷由実さんといった定評あるメロディーで郷愁に誘われる。
『虹色ほたる~永遠の夏休み~』は、5月19日から新宿バルト9などで全国公開される。授賞式は現地時間の4月1日。この映画祭で、ひと足先に弾みをつけたいところだ。
【真狩祐志】

『虹色ほたる~永遠の夏休み~』
5月19日(土)新宿バルト9他全国ロードショー
http://www.nijiirohotaru.com/
《animeanime》
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