「銀河英雄伝説」が電子書籍に らいとすたっふ文庫が配信 | アニメ!アニメ!

「銀河英雄伝説」が電子書籍に らいとすたっふ文庫が配信

田中芳樹さんの代表作『銀河英雄伝説』が、電子書籍で読めるようになる。田中芳樹さんの作品の二次版権管理などを扱う

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 作家・田中芳樹さんの代表作『銀河英雄伝説』が、電子書籍で読めるようになる。田中芳樹さんの作品の二次版権管理などを扱う有限会社らいとすたっふが明らかにした。
 らいとすたっふは3月1日に電子書籍事業を開始、「らいとすたっふ文庫」と名付けたレーベルを展開する。配信はスマートフォン向けとなり、書籍1冊がそれぞれアプリのかたちを取る。iPhone/iPad向けはApp storeで、Android向けはAndroid Marketでダウンロード購入が可能だ。閲覧には株式会社モリサワの提供するMCBookを利用する。

 まず、3月1日に『銀河英雄伝説① 黎明篇』の提供を行う。価格は450円で、以降シリーズ本編の本伝全10巻を刊行する。作品はカバー絵や挿画もないシンプルなものとなり、デジタルで読めることに特化したものとなりそうだ。
 らいとすたっふは、今後も田中芳樹さんの作品、そして同社に所属する他の作家の作品のうち、絶版になったなど入手困難なものの電子書籍化をするという。また、各種リーダー向けの販売も検討しているという。

 らいとすたっふは、1991年に田中芳樹さんの二次版権管理会社としてスタートした。その後、新人作家の育成をする中で作家の作品執筆のサポート事業を展開するようになった。
 そうしたなかで読者から田中芳樹作品の電子書籍化の要望があり、さらに電子書籍には紙の本にはないメリットあるとして、電子書籍での出版が実現したという。
 その際に田中芳樹さんから らいとすたっふがコントロールして事業展開が出来るよう要望があり、同社かみずからが出版元となったという。
 同社は電子化の権利を独占せず、紙媒体と同時期の電子書籍化は予定してない。版元各社、書店の利益を損なわず、作家と読者の要望を両立させることを掲げる。多様化する電子書籍の取り組みのなかでもユニークなかたちだ。
 
らいとすたっふ
/http://www.wrightstaff.co.jp/

「らいとすたっふ文庫」

対象機器: iPhone/iPad、Andoroid搭載の携帯端末
販売方法: iPhone/iPad版 App store、Andoroid版 Andoroid Market
        (いずれもダウンロード版のみ)
形式: MCBoo
初回販売タイトル:『銀河英雄伝説① 黎明篇』(田中芳樹著)
以後、『銀河英雄伝説』の本伝(全10巻)を順次刊行              
販売開始日: 2012年3月1日
予定価格帯: 100円~600円
(『銀河英雄伝説① 黎明篇』 450円予定)
《animeanime》
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