成田亨のウルトラ怪獣資料も 渋谷で青森県立美術館の企画展 | アニメ!アニメ!

成田亨のウルトラ怪獣資料も 渋谷で青森県立美術館の企画展

渋谷のパルコミュージアムで開催されている「青森県立美術館コレクション展 北の異才たち」にウルトラマンシリーズの珍しい作品が展示されている。

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 渋谷のパルコミュージアムで開催されている「青森県立美術館コレクション展 北の異才たち」にウルトラマンシリーズの珍しい作品が展示されている。展覧会は青森市にある青森県立美術館のコレクションの中から、東北地方に縁の深い作家たちを「北の異才たち」としてフォーカスしたものだ。地方美術館の東京出張企画展というユニークなものとなっている。
 展示作品に青森県出身の美術家である成田亨の作品が多数含まれている。成田が1960年代に手がけた『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』に登場する怪獣のデザイン原画が展示される。普段は行く機会が少ない美術館の貴重なコレクションが見られるチャンスだ。

 成田享は美術学校を卒業後、東宝にアルバイトに行ったことをきっかけに特撮美術の世界に足を踏み入れた。日本の特撮番組、その中に登場するヒーローやメカ、そして怪獣、宇宙人、などを数多く手がけた。
 なかでも『ウルトラQ』や『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』の3作品は、同氏の代表作となっている。その後の特撮作品の流れを決めた作品である。
 青森県立美術館はこの3作品で、成田亨が描いたデザイン画189点を所有している。同氏が青森県出身だったことに加えて、現代日本文化を代表するモチーフとなっていること、デザイン理念に高い芸術性が読みとれることなどから美術館のコレクションと判断したものだ。
 
 展覧会は成田だけにスポットを当てたものではないが、それでも映画ファン、特撮ファン、ウルトラシリーズのファンは足を向ける価値がある。
 会場にはこのほか、棟方志功、写真家の小島一郎、現代美術の工藤哲巳、寺山修司、そして現代の新しいアートシーンを牽引する奈良美智などの作品が紹介される。展覧会の会期は1月23日までで、一般500 円、学生400 円、小学生以下無料、ほかにパルコ会員割引がある。

青森県立美術館コレクション展 北の異才たち

会期: 2011年12月17日(土)~ 2012年1月23日(日)
     10時~20時半 最終日は18時まで
会場: パルコミュージアム(渋谷パルコパート1・3F)
     /http://www.parco-shibuya.com/
入場料: 一般500 円 / 学生400 円 / 小学生以下無料
      パルコ会員250 円 / パルコカードクラスS 会員無料
主催: パルコ
特別協力: 青森県立美術館
協力: TOKYO FM、西武運輸
後援: (社)青森県観光連盟
企画制作: パルコ、テクノプロ
《animeanime》
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