日本航空と小学館、そして電子書籍大手のイーブックが手を組んで、世界初の試みに乗り出した。日本航空は2012年より順次就航を予定するボーイング787の国際線機内サービスに、新たに「SKY MANGA」を導入する。機内全クラスが利用出来る新サービスである。 「SKY MANGA」は各座席に設けられている個人画面で、小学館の提供するマンガが楽しめるものだ。マンガは全部で30タイトル、それぞれ1巻から3巻まで合計90冊を用意する。機内で電子マンガを提供するのは、世界初だ。 当初導入タイトルは、『釣りバカ日誌』、『岳』、『MAJOR』、『天は赤い河のほとり』、『僕の初恋をキミに捧ぐ』といった人気作品、話題作品を予定する。導入後は数か月単位でのタイトルを入れ替えるが、世代や性別を問わず支持されている作品にする。 また、作品の閲覧のあたっては、イーブックが開発した電子書籍ビューワーの技術を使用する。これによりマンガを高画質で、快適に楽しめるようになる。 「SKY MANGA」の導入について3社は、多彩な機内エンタテインメントを求める顧客ニーズに応えるためとする。さらにマンガは日本を代表するエンタテインメントのひとつであることから、機内エンタテインメントを通じて日本文化の世界発信を目指す。 グローバルなマンガ需要の創出を目指す小学館、電子書籍の普及を目指すイーブック、機内サービスの充実、差別化を目指す日航、3社の目的が一致し、実現したものといえそうだ。国内外で人気の高いマンガだけに、他の航空会社、出版社にも目が離せない動きである。画像:「MAJOR」©満田拓也・小学館
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