スペイン・シュッチェス国際映画祭に日本アニメ多数登場 | アニメ!アニメ!

スペイン・シュッチェス国際映画祭に日本アニメ多数登場

世界的に知られるシッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭の公式出品作が出揃った。世界の映画祭の中でも、その個性的な

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 SFやファンタジー、ホラー、アニメーションなど、ジャンル映画と呼ばれる分野で世界的に知られるシッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭の公式出品作が出揃った。世界の映画祭の中でも、その個性的なラインナップで知られ、そのプログラムへの注目度は高い。
 映画祭のメインコンペにあたるファンタステック・コンペティションには、世界各国から32作品がノミネートされた。日本からは4作品がノミネートされた。沖浦啓之監督のアニメ映画『ももへの手紙』、園 子温監督の『恋の罪』、三池崇史監督の『一命』、松本人志監督の『さや侍』である。2011年の日本映画界の一面を代表するユニークな作品が揃う。

 『ももへの手紙』はアニメ映画としては珍しいメインコンペでの出品となったが、本作以外にもシッチェスでは、日本のアニメが多数披露される。かねてより日本アニメに高い関心を示すシッチェスらしい選択である。
 アニメーション映画を集めたAnima'tでは、長編4本のうち3作品が日本アニメになった。『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』(村田和也監督)、『手塚治虫のブッダ』(森下孝三監督)、『劇場版TRIGUN(トライガン)-Badlands Rumble-』』(西村聡監督)である。子ども向けでないエンタテイメントの長編アニメーションで日本の存在が国際的に大きいことを示していそうだ。

 また、Anima'tの短編部門でも28作品のなかに、日本から2本がラインナップされた。プロダクション I.
Gの黄瀬和哉監督の『たんすわらし』、そして杉殿育恵さんと西尾都さんによるクリエイティブユニットpecorapedによる『スポンチョイピスポチョイ』。こちらも通常のアニメーション映画祭とは異なる独特の選択だ。
 このほか『ミッドナイトエックストリーム(Midnight X-Treme)』と題したシリーズでは、荒木哲郎監督のテレビアニメ『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』が予定されている。映画祭でテレビ番組が上映されるのは珍しい。このプログラムでは『電人ザボーガー』、『忍たま乱太郎』、『富江 アンリミテッド』、『極道兵器 YAKUZA WEAPON』も上映を予定している
 映画祭は10月6日から16日まで開催、最終日に各賞が発表される。こちらも期待したいところだ。

シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭
/http://sitgesfilmfestival.com/eng
《animeanime》
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