大学がボカロ特集本発刊 神奈川工科大の「カイトVol.3」 | アニメ!アニメ!

大学がボカロ特集本発刊 神奈川工科大の「カイトVol.3」

大学発の雑誌がボーカロイドにスポットを当てる。そんなユニークな企画を実現させたのは、神奈川工科大学

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kait3hyoshi.jpg 大学発の雑誌がボーカロイドにスポットを当てる。そんなユニークな企画を実現させたのは、神奈川工科大学が発刊するクリエイターマガジン「カイトVol.3」である。この企画は、雑誌のタイトルが人気ボーカロイドのひとつカイトと重なることもきっかけのひとつだ。
 8月5日に発売される本誌の表紙は、萌イラストの第一人者松井宏晃さんによるボーカロイドのイラストが描かれている。中央にKAITO、そして初音ミク、鏡音リン・レン、巡音ルカ、MEIKOとクリプトン・フューチャーメディアのボーカロイド達が集合するファンには堪らないものだ。

 雑誌「カイト」は、2010年に神奈川工科大学が情報メディア学科を設置した際に創刊された。マンガやアニメ、ゲームなどのキャラクターコンテンツを創るクリエイターのための雑誌となっている。
 有名クリエイターが多数登場する一方で、学生たちの優秀作、野心作も掲載し、作品発表の場も与える。「カイト」という雑誌名は、神奈川工科大学の英語の略称kaitにちなんでいる。

 最新号の特集は、「CGM《消費者生成メディア》の世界へ」が選ばれた。CGMの代表的な例としてボーカロイド、初音ミクにフォーカスする。「今さら聞けない!?初音ミクとボーカロイドのみっくみく3.9年史」として、初音ミクの歴史を振り返る。さらに初音ミクとボーカロイドの未来を考えるとの目的で、クリプトン・フューチャーメディアCGMチームに行ったインタビューを掲載する。
 さらに誰でもマンガが作れると注目を浴びる「コミPo!」も取り上げる。「コミPo!」の生みの親である田中圭一さんにインタビューを行った。小池一夫さんによるキャラクター学入門でもCGMとキャラクターについて語っている。

 このほか名作ライブラリーとして、手塚治虫さんの『荒野の七ひき』、池上遼一さんの掌編『人魚』も掲載。さらに任天堂3DS特集などもあり盛り沢山である。
 発行は神奈川工科大学、発売は小池書院、全192ページで、税込500円となっている。

「カイトVol.3」
発行: 神奈川工科大学  発売: 小池書院
発売日: 平成23年8月5日
判型: B5 全192ページ
価格: 500円(税込)

《animeanime》
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