「モーニング・ツー」電子書籍版が毎月刊行へ 本誌の半額190円 | アニメ!アニメ!

「モーニング・ツー」電子書籍版が毎月刊行へ 本誌の半額190円

講談社のマンガ月刊誌「モーニング・ツー」が、7月29日よりウェブ向けに電子書籍版の定期刊行を開始する。

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morning22.jpg 講談社のマンガ月刊誌「モーニング・ツー」が、7月29日よりウェブ向けに電子書籍版の定期刊行を開始する。電子書籍販売の大手eBookJapanでの取り扱いになる。
 「モーニング・ツー」は、毎月22日に全国書店で販売となっている。これに対してeBookJapanでの電子書籍版は本誌の発売後最初の金曜日に、PC向けのほか、iPad、iPhone、iPod touch、Android向けに同時配信をする。本誌より1週間程度遅れての発売となる。また、販売価格は390円の本誌のおよそ半分税込み190円(期間限定価格)を予定する。手軽でリーズナブルな価格設定が人気を呼びそうだ。

 「モーニング・ツー」は、2006年に週刊マンガ誌「モーニング」の別冊として誕生した。その人気から発刊ペースをアップし、現在の月刊ペース化に至っている。掲載代表作には手塚治虫文化賞短編賞受賞の大ヒット作『聖☆おにいさん』(中村光)、『変ゼミ』(TAGRO)、『不思議な少年』(山下和美)などがある。
 「モーニング」よりエッジの利いた作品が多いのが特徴で、通好みともされる。このためその知名度に比べて、地方などでは取り扱いのない地域も多かった。電子書籍版は、流通の問題を克服する手段として、より多くのファンに作品を届けることになる。

 もともと「モーニング・ツー」は、デジタル版取り組みに熱心だった。2008年10月にいち早く雑誌3号分のウェブ無料公開をした。これが話題を呼んだのをスタートに、その後の様々な試みを続けている。公式サイトにて本誌から約1ヶ月遅れでの無料配信、さらに今年1月にはスマートフォン版への有料配信もスタートしている。今回のeBookJapan向けで、これにウェブ有料配信も加わる。
 つまり、有料(390円)の本誌をスタートに、1週間遅れで有料電子書籍版(190円・保存可能)、1ヶ月遅れで無料電子版(期間限定公開)、さらに単行本発売へとつながることになる。多彩なサービスの提供と内容に応じた価格設定は、消費者の多様なニーズを捉えるものといえるだろう。電子書籍サービスの先を進み続ける「モーニング・ツー」は、これからも目が離せない。

モーニング 公式サイト /http://morningmanga.com/
eBookJapan /http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/21804.html
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