2011年東京おもちゃショーレポート エコでバリアフリーが大型イベント | アニメ!アニメ!

2011年東京おもちゃショーレポート エコでバリアフリーが大型イベント

6月16日 東京おもちゃショーが例年の通り開催された。震災や原発事故など暗いニュースが多い中、いくら紹介しても人々の微笑みを誘うイベントとして今年はとりわけ開催が待たれるショーだった。

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byミルミル

 6月16日 東京おもちゃショーが例年の通り開催された。
 震災や原発事故など暗いニュースが多い中、いくら紹介しても人々の微笑みを誘うイベントとして今年はとりわけ開催が待たれるショーだった。

 会場はビックサイト西ホール 16、17日はビジネスデーで、18、19日は無料で一般公開される。
 今年のテーマはやはり各社エコ。電池を使わないで遊べるゲームや、手で転がすと発電して光るミニカーなど、時代を映すおもちゃが各メーカーで散見された。
 そして世代を超えたキャラクターの躍進。バンダイの正面ゲートの歴代戦隊モノのレッドの展示とか、タカラトミーのお父さんもいっしょに遊べる「プラレールアドバンス」の提案など、家族を取り込もうとする商品が随所に見受けられた。

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 週末、入場は無料だし、いろいろ新しいゲームを楽しめるし、限定カードなんかの配布もあるし、ぜひご家族で遊びに行かれることをオススメする。
 気になるお母さんのための授乳やおむつかえのスペースもきちんと用意され、大量に発生する(苦笑)迷子のためのコーナーも万全。

 そしてもう一つ、障害のあるお子さんを持つご家族にもぜひ遊びに来て欲しい。
 玩具の世界はバリアフリーが重要なテーマで、いくつかの玩具を見ると、犬の絵やウサギの絵がパッケージについていることがある。これらは「共有玩具」、障害のあるお子さんも健常者といっしょに遊ぶことができる玩具のマークなのだ。「共有玩具」の理念は日本発で世界に広がろうとしている運動で、犬は視覚障害者のお子さん、ウサギは聴覚障害を持つお子さんも健常者と同じように遊べるというマークなのだ。
 各メーカーはブースを段差のないバリアフリーにすることはもちろん、当日は車椅子、その他障害のある方もいっしょに楽しめるよういろいろ工夫している。もし「列に並んで順番を待つ」ということが理解できない発達障害を持つお子さんをお持ちだったら、ブースの担当者にそっと相談して欲しい。きっと配慮してくれるだろう。

 日本の玩具は大人も子供も、健常者も障害を持つ方も、分け隔てなく楽しくさせてくれる豊かさを持っている。
 世界随一の、生活必需品ではないものの、心を温めてくれるおもちゃ王国日本。
 私たちは幸福な国に住んでいる、そう思わせてくれるおもちゃショー。
 ぜひ遊びに行こう。

東京おもちゃショー2011
/http://www.toys.or.jp/toyshow/

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《animeanime》
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