「カラフル」 毎日映画コンクールでアニメーション映画賞受賞 | アニメ!アニメ!

「カラフル」 毎日映画コンクールでアニメーション映画賞受賞

劇場アニメ『カラフル』が、第65回毎日映画コンクールのアニメーション映画賞を獲得した。1月17日に発表された。

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 劇場アニメ『カラフル』が、第65回毎日映画コンクールのアニメーション映画賞を獲得した。1月17日に発表された。『カラフル』は、作家 森絵都さんの小説を原恵一監督、サンライズ制作でアニメ化した作品である。
 一度死んだはずの主人公「ぼく」が、生前の罪を見つけるため地上に送り戻されるストーリーは、死や人間関係など重たいテーマーを正面から取り上げて注目を浴びた。

 今回の受賞は、そうした意欲的な取組みが評価されたと言っていいだろう。『カラフル』は第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞も受賞している。
 原監督の作品が毎日映画コンクールのアニメーション映画賞を受賞するのは、2007年(第62回)の『河童のクゥと夏休み』以来3年ぶり、このほか第57回には『クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』の受賞もあり、同賞にとってお馴染みの存在だ。人の心に暖かさをもたらす原監督の作品と毎日映画コンクールの相性がよいのかもしれない。

 毎日映画コンクールの歴史は戦前の1935年にまで遡ること出来る。日本で最も歴史の古い映画賞のひとつである。アニメーションに対する関心も深く、1962年にアニメーション映画を対象とする大藤信郎賞をスタートさせている。さらに1989年からは、現在のアニメーション映画賞が設けられている。現在、大藤信郎賞は実験的なアニメーションや、映像、演出の斬新な表現などを対象とする賞となっているが、本年は該当なしとして選ばれなかった。
 このほか日本映画大賞 には『悪人』(李相日監督)、監督賞には三池崇史さん(「十三人の刺客」」、特別賞に昨年暮れに故人となった女優の高峰秀子さんが受賞した。表彰式は2月8日に川崎市のミューザ川崎シンフォニーホールで行なわれる。

『カラフル』 /http://colorful-movie.jp/
毎日映画コンクール /http://www.japan-movie.net/
《animeanime》
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