2002年に劇場公開され、シリーズ3作が世界的な大ヒットとなった映画『スパイダーマン』が2012年に新しく生まれ変わる。制作スタッフ、キャストを一新した新『スパイダーマン』（仮タイトル）が、2012年7月に3D映画として世界同時公開されるからだ。新『スパイダーマン』は、マーク・ウエッブ監督に、脚本に『ゾディアック』のジェームズ・ヴァンダービルトを迎える。製作はコロンビア ピクチャーズとマーベルスタジオが行ない、前3作と同様にアヴィ・アラド、ローラ・ジスキンが指揮を執る。また主演のスパイダーマンことピーター・パーカー役には、『ソーシャル・ネットワーク』などでも注目を浴びるアンドリュー・ガーフィールドが抜擢された。
このほどソニー・ピクチャーズエンタテインメントは、この新『スパイダーマン』の公式画像として、スパイダーマンの新コスチュームを世界同時発表した。アンドリュー・ガーフィールド扮するピーター・パーカーが、夜のNYの街中で立っている姿だ。
顔に傷が見えるピーター・パーカーはやや打つ向き気味となり、全体にシリアスな印象を漂わせる。本作の設定やストーリーは現在、公開されていないが、よりドラマ性の高い作品を暗示しているのかもしれない。スパーヒーローを主役に据えた劇場映画は、近年、よりドラマ性を重視する傾向にあるだけに、新しい『スパイダーマン』への関心はさらに盛り上がることになりそうだ。
既に映画の制作は2011年12月にスタートしている。現在はニューヨークを中心に撮影中だ。 さらにアンドリュー・ガーフィールド以外のキャストも続々と発表されている。ピーターの恋人グエン・ステイシー役にエマ・ストーン、ベンおじさん役にマーティン・シーン、メイおばさん役にサリー・フィールド、さらに敵役としてリス・アイファンズの名前が挙がっている。
