1月7日、東京・港区の乃木坂スクウエアで、フジテレビのアニメ放送枠「ノイタミナ」放映作品の最新情報を紹介する「ノイタミナ 新春!2011年ライナップ発表会」が行われた。ノイタミナは2005年に新しいアニメ作品に挑戦するとしてスタート、2010年4月からは四半期毎にほぼ2作品づつ新作アニメを放映している。 今回はそのうち2011年1月新番組、4月新番組、7月新番組の計6作品が披露された。そのうち7月新番組は、これまで全く情報がなく、今回初めてタイトルが明かされたものである。そのうち1作品が、あさのあつこさん原作をアニメ化する『NO.6(ナンバー・シックス)』だ。 『NO.6』は、講談社が出版するヤングアダルト向けのレーベル「YA! ENTERTAINMENT」にて、2003年より刊行、現在も連載され人気を集めている。アニメ化にあたっては、近未来SF青春物語と名を打って送り出す。今回のライナップ発表会で打ち出された「青春」のキーワードに基づいている。 本編の主人公は理想都市NO.6に住む少年 紫苑と、NO.6を崩壊させようと企む少年 ネズミだ。作品では二人の出会いと成長を描く。 12歳の誕生日を迎えた紫苑は、矯正施設から逃亡し紫苑の住む高級住宅街クロノスに侵入したネズミと出会う。それから4年、NO.6内のスラム街ロストタウンへ追いやられていた紫苑はネズミと再会する。紫苑は理想都市が成り立っている裏側に潜む本質と意図を知り、ネズミと共に自分たちのアイデンティティを探していく。 今回の発表は、作品タイトルや原作、2011年7月スタート、全11話などの情報だけのシンプルなものである。スタッフやキャストは明らかにされていない。一方で、アニメ制作がボンズであることが発表されている。 『鋼の錬金術師』や『交響詩篇エウレカセブン』などのヒット作を手掛け、その作品クオリティに定評のあるボンズだけにその作品には大きな期待が寄せられる。ボンズ作品のノイタミナ登場は、『獣王星』、『東京マグニチュード8.0』に続くもの、ボンズ単独制作は2006年春の『獣王星』から5年振りとなる。 『NO.6(ナンバー・シックス)』 / http://www.NO-6.jp 原作: あさのあつこ (YA! ENTERTAINMENT/講談社) アニメーションスタジオ: ボンズ 放送情報: フジテレビ“ノイタミナ“ほかにて2011年7月より放送予定 関西テレビ・東海テレビ・BSフジでも放送予定YA! ENTERTAINMENT /http://shop.kodansha.jp/bc/books/ya-enter/
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