ヤングマガジン30周年 創刊号無料配信など企画続々 | アニメ!アニメ!

ヤングマガジン30周年 創刊号無料配信など企画続々

1980年6月16日にスタートした講談社の青年マンガ誌「ヤングマガジン」は、6月7日より創刊30周年のウェブ企画を開始した。まず、YM30th記念サイト「ヤンマガ30さい」をオープン、サイトにて様々な30周年企画を紹介する

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 1980年6月16日にスタートした講談社の青年マンガ誌「ヤングマガジン」は、6月7日より創刊30周年のウェブ企画を開始した。まず、YM30th記念サイト「ヤンマガ30さい」をオープン、サイトにて様々な30周年企画を紹介する。
 現在、明らかにされているイベントは、30周年に合わせて歴代作品の中から30作品を読者の投票で厳選する「ヤンマガ30レジェンド」、ヤンマガの編集者がつぶやくtwitter「つぶやきヤンマガ」、かつて人気を呼んだ人気企画「BE-BOPアジア選手権」などである。

 なかでも話題を呼びそうな企画は、ウェブ上での過去のヤングマガジン本誌のまるごと公開である。ヤングマガジン創刊号、ヤングマガジン第100号、ヤングマガジン週刊化第1号、ヤングマガジン第700号、月刊ヤングマガジン創刊号、そして ちばてつや賞傑作選も公開する。それぞれの作品は当時の内容のはみだし、見出しなども合わせて公開される。
 オープン初日となった6月7日には、ヤングマガジン創刊号を公開した。弘兼憲史さんの『ハロー張りネズミ』、手塚治虫さんの『こじき姫ルンペネラ』、さらに永井豪さん、ちばてつやさん、柳沢きみおさんなど大物作家の名前が並び、読み応え十分の内容だ。30年前のヤングマガジンの内容の濃さを感じさせる。今後は一週間ごとに新しい雑誌を追加していく。

 コンテンツのデジタル化が進展するに連れ、現在、ウェブコミックは急激している。紙媒体の既存雑誌や単行本が、その内容をウェブ上にて公開するケースが増えている。しかし、その多くは直近の雑誌や単行本である。今回のように30年も前の雑誌を復刻してオンライン上で公開するのは新しい試みだ。大きな話題づくりとなると同時に、ウェブとデジタルコンテンツの新しい利用方法としても興味深い。
 さらにヤングマガジン編集部は、昨年来ブームの様相を見せているtwitterを積極的に取り入れる。30周年記念の情報告知twitter、つぶやきヤンマガ、BE-BOPアジア選手権それぞれに専用のtwitterを立ち上げ活用する。
 時として古いメディアと見られがちなマンガ雑誌を、ウェブやtwitterといったデジタルなメディアと結びつける。30周年という長きにわたり雑誌が続くのは、それぞれの時代のトレンドをいち早く掴んできたから他ならない。現在のヤンマガ編集部は、デジタルの利用というトレンドに乗るようだ。

YM30th記念サイト「ヤンマガ30さい」 /http://kc.kodansha.co.jp/ym30/index.shtml
《animeanime》
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