青い文学シリーズ「人間失格」劇場公開 12月12日に何を観る? | アニメ!アニメ!

青い文学シリーズ「人間失格」劇場公開 12月12日に何を観る?

この10月から日本テレビ系土曜日深夜に放映されているテレビアニメ「青い文学シリーズ」の一編『人間失格』が、劇場映画となる。『人間失格 ディレクターズカット版』として、12月12日から東京・シネリーブル池袋で、12月19日には大阪・テアトル梅田で公開される。

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 この10月から日本テレビ系土曜日深夜に放映されているテレビアニメ「青い文学シリーズ」の一編『人間失格』が、劇場映画となる。『人間失格 ディレクターズカット版』として、12月12日から東京・シネリーブル池袋で、12月19日には大阪・テアトル梅田で公開される。
 青い文学シリーズは日本を代表する文学をオムニバス形式でアニメ化したものだ。太宰治、夏目漱石、芥川龍之介らの作品が、1話から4話の長さにまとめられる。これまでにない放映形態も話題を呼んでいる。

 制作を人気アニメスタジオのマッドハウスが行っているが、シリーズを構成する作品はそれぞれ異なる監督、キャラクター原案、キャラクターデザイン・作画監督、プロデューサーで制作される贅沢なものとなっている。文学を現代のアニメで表現するという共通点はあるものの、各作品が異なるテーストとなる。
 今回劇場化される『人間失格』は、太宰治の同名の小説を原作とする。キャラクター原案に『DEATH NOTE』、『バクマン。』の小畑健さん、監督に『NANA』や『カードキャプターさくら』浅香守生さん、キャラクターデザイン・作画監督を筱雅律さん、脚本は鈴木智さんである。

 シリーズ冒頭4話を使った『人間失格』は、青い文学の顔とも言える作品だ。劇場公開は、シリーズを大きくアピールすることになる。
 映画の前売り券は11月1日から発売を開始している。また、劇場窓口で前売券を購入すると人間失格ポストカード2種と人生の失敗談を書き綴る「人間失格ノート」がプレゼントされるとのことだ。

 『人間失格 ディレクターズカット版』の公開決定で、2009年12月12日には、3つの劇場アニメが同時に公開されることになる。同日にスタートするのは『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』、『ONE PIECE FILM Strong World』である。
 さらに特撮映画の『仮面ライダー×仮面ライダー/W&ディケイドMOVIE大戦2010』、『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』も同日公開。「ヤマト」、「ワンピース」、「仮面ライダー」、「ウルトラマン」と人気キャラクターのバトルが繰り広げられる。

 また12月12日の前週の12月5日には、2009年北米アニメーション映画最大のヒットとなった『カールじいさんの空飛ぶ家』も公開される。その勢いがこの12日の週にも引き継がれることは間違いないだろう。
 翌週12月19日は劇場アニメ『映画 レイトン教授と永遠の歌姫』が公開、押井守監督の8年ぶりの実写映画『アサルトガールズ』、ジェームス・キャメロン監督超大作VFX映画『アバター』も同じ週の公開だ。アニメ、特撮映画ファンには、まさに目移りするようなライナップとなっている。
 規模の小さな公開ではあるが、『人間失格 ディレクターズカット版』もこうした12月の映画シーンを彩る作品となる。個性的な作品の魅力が人気を呼びそうだ。

青い文学シリーズ公式サイト /http://www.ntv.co.jp/bungaku/
《animeanime》
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