ハリウッド版「AKIRA」 監督降板で実写化暗礁に | アニメ!アニメ!

ハリウッド版「AKIRA」 監督降板で実写化暗礁に

 米国のホラー映画情報サイトのBloody-Disgusting.comが、レオナルド・ディカプリオの個人製作会社アッピアンウェイ(Appian Way)とワーナーブラザーズが製作を進めてきた実写版『AKIRA』が暗礁に乗り上げたと報じている。
 映画は当初第1作目の公開を2009年夏に行い

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 米国のホラー映画情報サイトのBloody-Disgusting.comが、レオナルド・ディカプリオの個人製作会社アッピアンウェイ(Appian Way)とワーナーブラザーズが製作を進めてきた実写版『AKIRA』が暗礁に乗り上げたと報じている。
 映画は当初第1作目の公開を2009年夏に行い、その後第2部を製作するとされてきた。また、監督にはアイルランドの若手監督ライリー・ロビンソンさん、脚本にはゲイリー・ウィッタさんが決まっていた。しかし、Bloody-Disgusting.comによればライリー・ロビンソンは既に降板しており、映画化企画自体がお蔵入りする可能性が強くなったという。

 『AKIRA』は日本のマンガ家大友克洋の名作SFマンガとして広く知られている。1988年に大友克洋自身の手で劇場アニメ化されており、その映画が世界の映画ファン、SFファンに強い衝撃を与えたことで知られている。
 ハリウッド関係者にファンも多いとされ、長年ハリウッドでの実写化の噂が絶えなかったが、実現には至らなかった。このためほかの多くのアニメ・マンガ実写化企画と同様、実現の可能性の低いものと考えられて来た。

 ところが2008年初めに、原作の大ファンでもあるレオナルド・ディカプリオが製作に参加することで一気に、企画が大きく動き出すことになっていた。
 今回の報道では、監督降板の理由やプロジェクト凍結の理由は明らかにされていない。しかし、Bloody-Disgusting.comは、今回の情報は異なる二つの情報源から確証を得たとしており、報道どうりであれば、『AKIRA』のハリウッド実写化の可能はかなり小さくなった。

 一方で、アッピアンウェイは別の日本の長編劇場アニメ『獣兵衛忍風帖』の実写化映画化権も獲得している。今後は、こちらの動向が気になるところだ。
 また、今月になってディカプリオは人気アメコミの『スポーン』の新作への出演をする可能性が報じられている。アッピアンウェイとディカプリオが製作映画を絞りこんでいる可能性もありそうだ。

Bloody-Disgusting.com  /http://www.bloody-disgusting.com/
/Akira' Project is Dead as a Doornail

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