幻の村上隆×細田守 アニメ作品も上映 下北沢でカイカイキキ特集 | アニメ!アニメ!

幻の村上隆×細田守 アニメ作品も上映 下北沢でカイカイキキ特集

 下北沢の短編映画専門映画館トリウッドは、5月2日から22日まで、現代美術家の村上隆さんと同氏プロデュースするカイカイキキによる映画の特集を組む。特集のタイトルは『The Complete Works of 村上隆&カイカイキキ-映像編』とし、世界的に知られた現代美術家の映像

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 下北沢の短編映画専門映画館トリウッドは、5月2日から22日まで、現代美術家の村上隆さんと同氏プロデュースするカイカイキキによる映画の特集を組む。特集のタイトルは『The Complete Works of 村上隆&カイカイキキ-映像編』とし、世界的に知られた現代美術家の映像作品世界を振り返る。
 上映されるのは、2008年に劇場公開された最新作の実写映画『誰も死なない』(監督:Mr、製作総指揮:村上隆)や2003年のアニメーション作品『SUPERFLAT MONOGRAM』など全5作品である。

 もともと村上隆さんは、日本アニメやフィギュアに代表される現代のポップカルチャーのイメージを作品に引用することで知られている。そのため上映5作品のうち4本がアニメという、アニメ作品色の濃い特集上映となった。
 特に注目したい作品は、村上隆映像作品の初期の代表作でもある『SUPERFLAT MONOGRAM』である。この作品は2003年のルイ・ヴィトン春夏コレクションに合わせて制作された。タイトルの一部に利用されている「MONOGRAM」は、ルイ・ヴィトンの商品を代表するモチーフから引用されている。

 作品はルイ・ヴィトン表参道店の前で待ち合わせをする主人公の少女アヤちゃんが、突然現れた謎の生物に携帯電話を奪われてしまうというものだ。
 少女が謎の生物に飲み込まれると、その先にはモノグラム・マルチカラーの世界が広がっている。そして、耳やシッポにカラフルなモノグラム柄があしらわれたLVパンダや、ボディが同柄のオニオンヘッドなど、奇妙なオリジナルキャラクターが登場する。
 作品の原案を村上隆さん、監督は『時をかける少女』などの細田守さんが務める。さらにキャラクターデザインと作画監督を細田監督と同じく東映アニメーション出身の中鶴勝祥さんが行なった。
 現代美術の最先端と日本のアニメの中核スタッフ、さらにファッションブランドのルイ・ヴィトンという組み合わせの面白さも作品のイメージに大きな影響を与えている。

 『Kaikai&Kiki』は、2010年の完成に向けて長編アニメーションの製作も進んでいる村上隆さんの代表作をモチーフにした作品である。村上さん得意の気持ち悪くもカワイイキャラクターが活躍する。作品の制作は、『ポケットモンスター』も製作するOLM Digitalである。
 また、『good morning』は、ヒップホップ界の人気スター カニエ・ウェストとのコラボレーションで制作したpvである。こちらもOLM Digitalが制作をする。

 『コオリユクコト』は、よりシリアスなアニメーションである。1枚のペイント作品のイメージ生まれたアニメーションとなっている。ヒロインが牛威と呼ばれる生き物に翻弄されながら、生きていく様子を描く。こちらの制作もアートランドとSTUDIO 4という日本のメジャースタジオが担当する。さらに監督は『蟲師』などの長濱博史さんだから見逃せない。
 最後の1つは、今回唯一の実写映画である『誰も死なない』である。昨年上映の際には、強烈なまでのフェチシズムが話題を呼んだ作品である。

 これらのアニメーション作品4作は、どれも極めて日本アニメ的なスタイルをとっている。しかし、一方でいわゆる商業アニメーションとは異なる視点を持っている。
 表現様式を借用するなかで、普通のアニメとは異なるずれを抱えているのが特長だ。そうしたずれを感じることで、日本アニメの持つ独特の様式もまた再認識出来るかもしれない。

The Complete Works of 村上隆&カイカイキキ-映像編
期間: 2009年5月2日(土)~5月22日(金) 
場所:トリウッド(下北沢)
   /http://homepage1.nifty.com/tollywood/
タイムスケジュール: 17時/20時 ※5/12(火)、5/19(火)は休映
《animeanime》
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