7月3日から6日までパリで開催されたジャパンエキスポの会場で、日本のマンガをテーマにしたふたつの展覧会が開催されていた。 ひとつは今年創刊40周年を迎えた週刊少年ジャンプを記念した展覧会、もうひとつは日本のマンガ家26人の原画を紹介する「キャラクター MANGA パリ展」。これらの展覧会は広大なヴィルパント展示会会場内の一角を区切って行われていた。
「キャラクター MANGA パリ展」は日仏交流150周年記念の一環として開催されたものである。日本のマンガ家が主体になって主催をしたほか、在仏日本大使館が共催している。歴史の長い日仏の文化交流の一角に、マンガが大きく据えられるようになったという点でも興味深いものである。 展示されていたのは、日本を代表するマンガ家26人の複製原画である。今回ジャパンエキスポでゲストにも招かれていた永井豪さんや貞本義行さんらのほか、手塚治虫さんや石ノ森章太郎さんら戦後の日本マンガを築いた巨匠から若手の人気作家までを含む。展覧会を見ることで日本のマンガの流れを掴めるようにしている。