ハリウッド情報の有力サイトであるハリウッド・レポーター(Hollywood Reporter)は、米国の大手映画スタジオのワーナーブラザースが米国版『マクロス』として知られる『ロボテック Robotech』の実写映画化企画を進めていると報じ注目を集めている。 『ロボテック』は、日本のロボットアニメ『超時空要塞マクロス』、『超時空騎団サザンクロス』、『機甲創世記モスピーダ』を組み合わせて米国で独自に編集されたアニメ作品である。 『ロボテック』の人気は、米国では往年のアニメファンの間で高い。その人気は同作品の権利を持つハーモニーゴールドなどの手により、近年オリジナル続編の『ロボッテク 影の年代記』が製作されたほどである。 『ロボッテク 影の年代記』はDVDの売上などが好調で、現在さらなる続編の製作が続けられている。しかし今回の実写映画化計画は、この続編とは異なる。 ハリウッド・レポーターの報道によれば、ワーナーブラザースは、ハーモニーゴールドからこの『ロボッテック』の実写映画化権を獲得した。映画の主人公は、映画『スパイダーマン』シリーズで人気の高い俳優トビー・マグワイアとしている。 こうしたことからこの実写版『ロボテック』が、かなりのビッグムービー企画として進んでいることがわかる。ハリウッド・レポーターは、映画化実現の可能性の程度については言及していない。 日本のロボットアニメのハリウッドによる実写大作映画化は、今年夏にパラマウントが公開し『トランスフォーマー』が大ヒットになったことから大きな注目を浴びている。このヒットの影響もあり、日本アニメから派生する別のロボットアニメ『ボルトロン』が、20世紀フォックスによる劇場公開契約最終段階と報じられている。 今回の『ロボテック』の計画も、『トランスフォーマー』が大ヒットしたことで前進し始めたと言えるだろう。これでパラマウントの『トランスフォーマー』、21世紀フォックスの『ボルトロン』、ワーナーブラザースの『ロボテック』と、大手映画会社のスーパーロボットものの実写版大作映画が並ぶことになる。 こうした日本アニメ・マンガ原作のハリウッドでの大作映画化は、先日、経済専門誌東洋経済でも「次はガンダムか? ハリウッド映画化へ動き出す日本アニメ」として取り上げられている。 同誌は『ガンダム』について具体的な話は進んでいないものの、日本のロボットアニメ最大のヒット作として『ガンダム』シリーズの実写映画化の可能性に言及していた。 これまでロボットアニメは北米市場でヒットしない日本アニメジャンルの典型とされてきた。しかし、実写版『トランスフォーマー』のヒットが、日本ロボットアニメに対する注目を一気に高めたことは確かなようだ。 北米には今年秋に国内でテレビ放映される「ガンダム」シリーズの新作『ガンダムOO』は、北米市場で成功する可能性は高いとの声もある。ロボットアニメを巡る北米、ハリウッドの今後の動向は目が離せない。ハリウッド・レポーター(Hollywood Reporter) /http://www.hollywoodreporter.com//Maguire, WB attack the big screen with 'Robotech'当サイトの関連記事/百獣王ゴライオン 20世紀フォックスで映画化 米ヴァラエティ誌ロボテック Robotech公式サイト /http://www.robotech.com/
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