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<title>アニメイベントなどの特集記事</title>
<link>http://animeanime.jp/special/</link>
<description>アニメイベントの特集記事。アニメエキスポ、東京国際アニメフェア、東京ゲームショウ、ワンダーフェスティバル、コミケなどなど。</description>
<language>ja</language>
<copyright>Copyright 2010</copyright>
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<title>「特殊映像ラボラトリー」第17回　特撮本ぶっちゃけレビュー</title>
<description><![CDATA[<p><strong>斉藤守彦の「特殊映像ラボラトリー」<br />
第17回　特撮本ぶっちゃけレビュー</strong></p>

<p><strong>斉藤 守彦</strong></p>

<p><strong>●時ならぬ、特撮本乱発の理由は?</strong></p>

<p>　年末から年始にかけて、書店に特撮関係の本が増えていたのには、ちょっと驚いた。新作のTVシリーズはともかく、特撮映画の類はオリジナル作品がほとんど製作・公開されていない状況であるにも関わらず、これだけ特撮関係の書籍が書店に並んでいる。さては誰かが特撮書籍ブームでも企んでいるのか…と思い、特撮ライター氏に聞いてみた。<br />
　「まあ特別な理由ってぇのはないんじゃないかなあ。ゴジラが近く復活するとも聞いてないから、そのための布石だとも思えないし」「どういう人が買ってるんでしょうねえ?」「そりゃあ、40〜50代の人たちでしょう」「呪われた世代ですからねえ、我々は。幼少期に『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』の洗礼を受け、70年代には毎日TVで特撮もののシリーズを見て育った」「その70年代の特撮シリーズだって、全部ゴールデン・タイムにオンエアしたんだからね。今では信じられないよ」<br />
　そんなやりとりをしながら、この際だから最近出版された特撮本のレビューを書くことを思いついた。ただし筆者の場合、ウェブや雑誌に映画関係の原稿を書いているが、この3年間で3冊の書籍を著した実績というか前歴・前科を持つ。1冊の本が世に出るまでには、著者と編集者＝出版社のやりとりが不可欠だ。そのプロセスにおける、著者と編集者の役割分担や、どちらの意向が誌面に反映されたのか、経験則から内部事情を推察することが出来る。そんな視点に基づいたレビューをお送りしよう。<br />
　<br />
<strong>●新しいスタンダードになるであろう「東宝特撮総進撃」</strong></p>

<p>　「映画秘宝」でお馴染みの洋泉社から、特撮本が続けて2冊刊行された。ひとつはムックで「別冊映画秘宝／東宝特撮総進撃」。タイトル通り、東宝特撮映画の名場面や見どころをダイジェストしたものだ。これまでにもそうした出版物は山ほどあったが、このムックの面白いところは、著名人やライター、特撮関係者らにアンケートをとり、その人気投票の順に(1位は「サンダ対ガイラ」!!)作品を解説しているところだ。しかも単に特撮ライターが解説を書くのではなく、その作品をこよなく愛する人物、時には映画監督や特撮スタッフがエピソードや熱い思いを吐露する。つまり観客の視点で特撮映画の名作・傑作を語っているあたりがユニークだ。<br />
　この誌面作りは、特撮本のみならず、映画関係書籍の新しいスタンダード・パターンになるかもしれない。評論家による作品論は既に飽きられ、さりとて一番観客による感想や意見の羅列はクォリティの点で疑問がある。本書のような「オレ的ベスト・ムービー」についてスタッフや、特定ジャンルについて深い知識と愛情を持つ著名人がわいわいと語り合うスタイルは読んでいても楽しいし、語り手の思わぬ一面を発見できる面白さもある。<br />
　総じて楽しい誌面作りになっているものの、写真の上に文字を乗っけているページがいくつかあり、これは少々読みづらい。またこの種のムックには必須の作品データにも間違いがある。P46とP157「ゴジラ×メカゴジラ」の特殊技術は、浅田英一ではなく菊地雄一が正しい。きくっちゃん、傷つくなあ…。</p>

<p><a href="http://animeanime.jp/special/archives/2010/03/172.html">（2）川北特技監督が存分に、そして赤裸々に語った「特撮魂」ほか</a><br />
<a href="http://animeanime.jp/special/archives/2010/03/173.html">（3）あの時の少年たちは、感涙必至の好著「ウルトラマンになった男」</a></p>

<p><strong>[筆者の紹介]</strong><br />
1961年生れ。静岡県浜松市出身。<br />
映画業界紙記者、編集長の経験の後、映画ジャーナリスト、アナリストとして独立。「INVITATION」誌で「映画経済スタジアム」を連載するほか、多数のメディアで執筆。データを基にした映画業界分析に定評がある。「宇宙船」「スターログ日本版」等の雑誌に寄稿するなど、特撮映画は特に得意な分野としている。</p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/03/17.html</link>
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<category>0斉藤守彦の特殊映像ラボラトリー</category>
<pubDate>Thu, 04 Mar 2010 13:31:00 +0900</pubDate>
</item>
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<title>「特殊映像ラボラトリー」第17回　特撮本ぶっちゃけレビュー-2-</title>
<description><![CDATA[<p><strong>斉藤守彦の「特殊映像ラボラトリー」<br />
第17回　特撮本ぶっちゃけレビュー</strong></p>

<p><strong>斉藤 守彦</strong></p>

<p><strong>●川北特技監督が存分に、そして赤裸々に語った「特撮魂」</strong></p>

<p>　これも洋泉社が発行した書籍「特撮魂／東宝特撮奮戦記」。著者が川北紘一特技監督本人になっていることからも、川北氏の生い立ちから映画界入りまで、そして東宝での特撮修業から監督デヴュー、「さよならジュピター」「ガンヘッド」、ゴジラVSシリーズなどについて語り起こした、まさしくオール・ザット・川北紘一な一冊だ。<br />
　これまで川北特技監督をフィーチャーした書籍には、「ゴジラVSスペースゴジラ」公開にあわせて徳間書店が発行した、冠木新一・著「君もゴジラを創ってみないか(ちょっと気恥ずかしくなるタイトルだ)／川北紘一特撮ワールド」があるが、これは冠木氏による川北特技監督へのインタヴューと「−VSスペースゴジラ」の撮影状況が交互に描かれたもので、純粋な自伝とは言えない。<br />
　今回の「特撮魂」は、内容的にもこの種の芸談語り下ろしものにありがちな「あれもオレがやった」「これもオレが成功させた」といった、“手柄独り占め”(特に映画宣伝マンの本には、この傾向が強い)に陥ることなく、失敗は失敗と認め、なぜそうなったかを現在の視点で冷静に分析しているあたり、潔ささえ感じるほどだ。<br />
　VSシリーズ最終作となった「ゴジラVSデストロイア」について触れた章では、メルトダウンを起こして溶解していくゴジラをどう撮影したかを、詳細に語っている。願わくば、こうした特殊撮影の“特殊”技術を解説した部分が、もっと欲しかった。掲載する写真も連動したものであればベストだ。何よりも川北氏は“特技”監督なのだから、著作においても、まず演出技術面での特徴・成果を前面に出すべきだろう。筆者が初めて特撮映画の撮影現場を取材したのは、2001年の「ゴジラ・モスラ・キングギドラ／大怪獣総攻撃」の時だが、その時既に東宝スタジオ第9ステージいっぱいにジオラマセットを組み、どのカメラポジションからでも撮影が可能な、東宝特撮のお家芸とも言うべき手段が用いられていなかった。川北特技監督の演出を、つぶさに研究・検証した書物を期待したいところだ。<br />
　<br />
<strong>●デカい。厚い。高い。「平成ゴジラ・クロニクル」</strong></p>

<p>　その川北紘一特技監督が心血を注いだ、平成ゴジラ・シリーズ＝VSシリーズのすべてが網羅されているのが、キネマ旬報社発行の「平成ゴジラ・クロニクル」だ。A4判、厚さ2.1cm(筆者実測)、価格4600円(税抜き)という、まさに大冊。しかも総ページ数272ページの半分以上がカラーページで、VSシリーズ6作品の内容に詳しく触れているばかりか、秘蔵のメイキング写真や資料も満載とくれば、ファンにはたまらない。　<br />
　写真類の充実度は最高と言って良い。またチラシ、プレスシート、割引券などの再録は、当時を知る者の思い出をかきたてるだろう。インタヴューも特撮スタッフのみならず、幅広く関係者を網羅しているが、欲を言えばもう少し突っ込んだコメントを聞きたかった。取材に応じた人たちの中には、筆者と交流のある(あった)人も何人かおり、彼らから耳にしたエピソードのディープさに比べると、この内容では物足りない。神谷さん、あなたの「ゴジラVSビオランテ」への思いは、こんなものではないはずだ。<br />
　資料的価値は満点…と思いきや、VSシリーズ最高のヒットとなった「ゴジラVSモスラ」の成績が「興収22億2千円」との記述。これはまったくの間違いで、「配収(配給収入)22億2千円」が正解。西暦1999年までは、映画の収入を表す単位は「配収」だったが、2000年からは「興収」に統一された。興収は映画館のチケット売上の総額であるのに対して、配収はそのうちの配給会社の取り分を指す。配収は興収の半分前後の額であることが多く、この記述では「ゴジラVSモスラ」が新記録を樹立することは、とうてい不可能だ。キネ旬ともあろう者が、こんなミスを犯すとは…。もうひとつ指摘すれば、マーケティング・宣伝実務や興行概況について、ほとんど触れていないのが不満だが、これは当「特殊映像ラボラトリー」の第13，14回「ゴジラVSシリーズの栄光」をお読みいただければよろしいかと。</p>

<p><a href="http://animeanime.jp/special/archives/2009/10/13vs.html">http://animeanime.jp/special/archives/2009/10/13vs.html</a></p>

<p>　本書の奥付の協力者に、飯塚康行氏の名前があるが、彼こそVSシリーズにおける、取材者としての生き証人だ。朝日ソノラマ「宇宙船」がVSシリーズ公開時に刊行した、文庫サイズ(「ゴジラVSデストロイア」のみB5判)のメイキング本には、詳細な取材記事と共に、飯塚氏の撮影した現場写真、特写写真が多数掲載されている。実はこれは飯塚カメラマンが撮影したものの、ほんの一部。特撮現場に通って膨大な数の写真を撮影する飯塚カメラマンの仕事ぶりは、筆者が「宇宙船」のライターをやっていた頃、朝日ソノラマ社長室のあるフロアのロッカーに保管されていた。我々ライターは編集作業の合間に、VSシリーズの特撮現場を捉えた、飯塚氏の未掲載写真を、こっそりと見るのが楽しみだったのである。ソノラマ亡き後、あの膨大な(復活「ゴジラ」から、ミレニアム・シリーズまであるはずだ)写真の数々は、今どこに保管されているのだろう。あれこそ出版に値するものだ。なんとか写真集に出来ないものだろうか。</p>

<p><a href="http://animeanime.jp/special/archives/2010/03/173.html">（3）あの時の少年たちは、感涙必至の好著「ウルトラマンになった男」</a><br />
<a href="http://animeanime.jp/special/archives/2010/03/17.html">（1）時ならぬ、特撮本乱発の理由は?</a></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/03/172.html</link>
<guid>http://animeanime.jp/special/archives/2010/03/172.html</guid>
<category>0斉藤守彦の特殊映像ラボラトリー</category>
<pubDate>Thu, 04 Mar 2010 13:30:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>「特殊映像ラボラトリー」第17回　特撮本ぶっちゃけレビュー-3-</title>
<description><![CDATA[<p><strong>斉藤守彦の「特殊映像ラボラトリー」<br />
第17回　特撮本ぶっちゃけレビュー</strong></p>

<p><strong>斉藤 守彦</strong></p>

<p><strong>●あの時の少年たちは、感涙必至の好著「ウルトラマンになった男」　</strong></p>

<p>　最後にウルトラマンのスーツアクター(という呼び方は、当時なかったが)であった、古谷敏氏の回想録「ウルトラマンになった男」を取りあげたい。<br />
　河崎実監督が、本書を読んで「泣いたよ。涙がぽろぼろ。ウルトラマンを好きでよかった、と心底思った」と、自身のブログに感想を書かれていたが、まったく同感。少年時代に「ウルトラマン」「ウルトラセブン」を見た者にとっては胸が熱くなる、感涙必至の好著である。<br />
　平成ウルトラ放映中に、スーツアクターの存在が注目を浴び、特撮雑誌等に登場することはあったが、それはどちらかといえば、新作のパブリシティ的な扱いであり、旧作映画やTVシリーズでのスーツアクターの仕事ぶりということになると、初代ゴジラ・中島春雄氏への取材記事、きくち英一氏や平成ゴジラ・シリーズの薩摩剣八郎氏による著書等はあるが、彼らの演技と映像的な効果を客観的な視点で捉えた研究や、掘り下げた検証は行われてこなかった。そういう意味では「ウルトラマンになった男」の刊行は、遅すぎた感さえある。日本人であれば知らない者はいないであろうビッグ・タイトル「ウルトラマン」の、タイトルロールを実質的に演じた俳優が、自ら舞台裏や撮影中のエピソード、苦心談などを書き記したのだ。後にも先にもこれほどリアルな記録が、世に出ることはないだろう。</p>

<p>　本書での白眉は、古谷氏がウルトラマンという“主役でありながら、顔を出して演技が出来ない”ことに対する、俳優としてのジレンマが描かれていることである。苛酷な撮影に耐えかね、降板を申し出る決意をした古谷氏は、円谷プロへ行くべく渋谷からバスに乗る。ところが車内にいた4人の子供たちが、ウルトラマンの話題に夢中になり、興奮している様子を見て、降板を思いとどまる。このくだりは、素晴らしく感動的なエピソードだ。「ウルトラマン」をリアルタイムで見た読者の多くが、この時の4人の子供たちと自分を重ね合わせたことだろう。<br />
　発見も多々ある。ウルトラマンのスペシウム光線を発射するポーズが、実は「理由なき反抗」のジェームズ・ディーンに影響されたものだとか、古谷ウルトラマンにとって、最強の怪獣はゼットンでもメフィラス星人でもなく「中島さん」だったこと等々…。<br />
　ちょっと照れくさそうで、しかし気配りを忘れない丁寧な文章は、爽やかで気取りがなく、読みやすい。ただし「ウルトラセブン」終了後に立ち上げた催事会社ビンプロモーションを撤収したあたりから2007年まで、一気に文章が飛んでいるのが気にかかる。無論その時代は、直接ウルトラとは関係なく、筆者としても胸に留めておきたいであろう。その気持ちは分かるのだが、空白の時間を“ウルトラマンを演じた男”が、どう過ごしていたかは、ぜひとも知りたいところである。</p>

<p>　本書の誕生は、2007年秋に古谷氏が成田亨展を見に行った際、成田夫人あてに名刺を置いて来たことが発端となった。その後取材を受けたことから、アンヌ＝ひし美ゆり子が古谷氏と再会を果たし、彼女の勧めで“フルヤちゃんしか知らないウルトラマンの話”を語ることになり、それを書籍として実現させたのが、現在円谷プロでプロデューサーを務めているフジ・アキコ＝桜井浩子だ。本書の執筆中も、アンヌは「アマギ隊員、ちゃんと書いてますか?」と連絡をし、著者を激励したという。「ウルトラマン」ではスーツアクターとして、「ウルトラセブン」では俳優として、古谷氏の人柄と仕事ぶりを知る、ふたりのヒロインの努力なかりせば、本書が世に出ることはなかっただろう。<br />
　ウルトラマンを好きで、本当に、本当に良かった。</p>

<p><a href="http://animeanime.jp/special/archives/2010/03/17.html">（1）時ならぬ、特撮本乱発の理由は?</a><br />
<a href="http://animeanime.jp/special/archives/2010/03/172.html">（2）川北特技監督が存分に、そして赤裸々に語った「特撮魂」ほか</a></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/03/173.html</link>
<guid>http://animeanime.jp/special/archives/2010/03/173.html</guid>
<category>0斉藤守彦の特殊映像ラボラトリー</category>
<pubDate>Thu, 04 Mar 2010 13:29:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>藤津亮太のテレビとアニメの時代　第13回　「原作付き・プライムタイム」／「オリジナル・夕方」</title>
<description><![CDATA[<p><strong>第13回　「原作付き・プライムタイム」／「オリジナル・夕方」</p>

<p>藤津亮太</strong></p>

<p>　前回、'82年を境にハイターゲット（中高生を視聴者と想定した）作品が増えているという状況を確認した。<br />
　では今回は、それが各局の中でどのように編成されているかを見ていきたい。まず'82年</p>

<p><a href="http://animeanime.jp/special/archives/82anime11.html" onclick="window.open('http://animeanime.jp/special/archives/82anime11.html','popup','width=625,height=815,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://animeanime.jp/special/archives/82anime1-thumb.JPG" width="200" height="260" border="0" /></a><br />
*上記画像クリックで表拡大</p>

<p>　'82年にスタートしたハイターゲット作品（●印）は10作。'81年の５作品と比べ倍に増え、'81年からの継続と合わせると全13本のハイターゲット作品が放送されていた。<br />
　各局がどのようにアニメを放送していたかを見ると、フジテレビがハイターゲット作品を５本を放送し、一番力を入れていることがわかる。<br />
　フジテレビのハイターゲット作品は、いずれも人気のある漫画原作で、放送時間帯も19:00台のプライムタイムである。</p>

<p>　これに対して注目したいのが、ポスト・ガンダムを狙って制作されたロボットアニメ群。<br />
　ＴＢＳ（ＭＢＳ）の『超時空要塞マクロス』は日曜午後２時、テレビ朝日（名古屋テレビ）の『戦闘メカザブングル』は土曜17時30分。日本テレビの『魔境伝説アクロバンチ』『六神合体ゴッドマーズ』が金曜17時台で、テレビ東京の『太陽の牙ダグラム』も同様だ。<br />
　このほかテレビ東京では、火曜17時55分から『銀河烈風バクシンガー』を、またハイターゲットではないが『機甲艦隊ダイラガーXV』を水曜17:55分から放送している。<br />
　ロボットアニメが主に夕方に集中しているのは、有名原作を持たないため視聴率が望めないが、視聴率よりも玩具のセールスがより重視されるという番組の特性に寄るところが大きい。<br />
　『機動戦士ガンダム』が社会現象になったとはいえ、ロボットアニメというのはＴＶ的にはメジャーとは言い切れない存在であったることがこの放送時間帯から透けて見える。<br />
　こうして見ると「原作付き・プライムタイム」／「オリジナル・夕方」という構図は、'80年代初頭の番組表の上ではっきりと出来上がっている。</p>

<p>　そしてアニメブームの中で、アニメ雑誌を中心に盛り上がったのは、むしろマイナーなポジションにあった「オリジナル・夕方」の作品が中心だった。<br />
　ロボットアニメではないが、（本来のターゲットではない）男性ファンにも強くアピールした『魔法のプリンセスミンキーモモ』も、テレビ東京・夕方というマイナーなフィールドの放送だ。<br />
　では'84年に向けて、ハイターゲット作品が増えていく中で、「原作付き・プライムタイム」／「オリジナル・夕方」という構図が変わるのか、変わらないのか、次回はそこについて考えたいと思う。</p>

<p><strong>［筆者の紹介] <br />
藤津亮太</strong>　（ふじつ・りょうた）<br />
1968年生まれ。アニメ評論家。編集者などを経て、2000年よりフリーに。著書に『「アニメ評論家」宣言』（扶桑社）。編著に『ガンダムの現場から』（キネマ旬報社）など。アニメ雑誌、そのほか各種媒体で執筆中。<br />
ブログ：藤津亮太の　「只今徐行運転中」　<a href="http://blog.livedoor.jp/personap21/">http://blog.livedoor.jp/personap21/</a></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/02/13_2.html</link>
<guid>http://animeanime.jp/special/archives/2010/02/13_2.html</guid>
<category>0藤津亮太のテレビとアニメの時代</category>
<pubDate>Tue, 02 Feb 2010 10:00:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>特殊映像ラボラトリー　第16回　もーろー日記／2010年正月・特殊映像対決始末記-1-</title>
<description><![CDATA[<p><strong>斉藤守彦の「特殊映像ラボラトリー」<br />
第16回　もーろー日記／2010年正月・特殊映像対決始末記</p>

<p>斉藤 守彦</strong></p>

<p><strong>●2010年正月興行を制した<br />
「アバター」の大ヒットの秘密は?</strong><br />
　<br />
　日本映画、外国映画、3D大作、CGアニメ、実写特撮映画、アニメ映画が入り交じった“特殊映像正月興行”バトル。どうやら勝敗がついてきたようだ。<br />
　2009年12月某日。<br />
　TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、「アバター」の試写会。午後9時半スタート。上映時間2時間42分なので、電車での帰宅は諦めていたが、昼間の人身事故の影響か、地下鉄のダイヤぐちゃぐちゃ。遅れてきた終電で帰ることが出来た。<br />
　その「アバター」だが、全米及び海外諸国よりちょっと遅れて、12月23日から日本公開がスタートした。オープニング時点での成績は、入場者数35万8853名、興収5億3322万7400円。1スクリーンあたりの興収は64万898円(前夜祭分を含む)であった。この成績は832スクリーンという超拡大興行のなせる技と言えるが、この数字を見る限り、188スクリーンでスタートした「ONE PIECE STRONG WORLD」のオープニング(81万8738名、興収10億3843万9600円。1スクリーンあたり552万3615円)に、大きく水をあけられている。<br />
　当初「アバター」の興行ポテンシャルは、さほど高くはなかった。正直言って、マスコミ試写を見た筆者も「興収30億円をどう上回るか…」というのが正直な評価であった。あまりにも「ダンス・ウィズ・ウルブズ」な内容と、パッと見不気味な青い人とか、ジェームズ・キャメロン監督12年ぶりの新作という話題性に、3D映画の真打ち登場!!といった煽り文句だけがこの映画のセールスポイントにしか見えない。日本だけ数日遅れたとは言っても、実質的にはほぼ世界同時公開で、それだとプリントはギリギリにならないと入ってこないし、3Dというフォーマット故、試写会を簡単に開けないというデメリットがある。試写会を開くことが出来なければ、マスコミにも一般観客にも、その内容を伝えることが出来ないわけで、宣伝的には大きなリスクを背負うことになる。さて正月にかけての興行では、いかなる推移をするのだろうか。<br />
　<br />
<strong>●「カールじいさんの空飛ぶ家」は、<br />
　8か月に渡る宣伝展開が行われた。</strong><br />
　　<br />
　「アバター」と対照的だったのが、ディズニー＝ピクサーのアニメ映画「カールじいさんの空飛ぶ家」だ。全米公開は2009年のサマーシーズン。夏休みに日米同時公開という手もあったが、この映画にとってそれは得策ではない。公開時期を2010年正月と定め、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンは万全の体制でこのアニメ映画のマーケティングを行っていった。宣伝部としても、日本製アニメ映画のように、TVシリーズなどで既に知名度のある作品とは違い、ディズニー・アニメの場合、ゼロから作品の内容やキャラクターを売り込まなくてはならないわけで、これはかなり時間と手間のかかる作業だ。この前年、アメリカでは夏に公開された「ウォーリー」を、同社では正月に公開して興収40億円のヒットに導いている。同じように「カールじいさん…」も、作品内容の浸透を第一に心がけた。オリジナル・タイトル「UP!」も、あえて日本語タイトルにし、「じいさん」という単語を使ったのも、昨今の観客が高齢化していることを考慮したという、徹底した日本マーケット向けのローカライズが行われたのである。<br />
　また「カールじいさんの空飛ぶ家」の場合、3Dバージョンも同時に上映されたが、「アバター」のように3Dのみを連呼するような売り方をしていない。あくまで3D版はプラス・アルファという位置づけで、マスコミ試写も3D版は、東京国際映画祭で上映されたフィルムを使って、わずか4回しか行われなかった。<br />
　宣伝の立ち上がりはゴールデン・ウィーク。実に8か月に渡り、試写会の開催や来日記者会見、野村もと楽天監督をカールじいさんに仕立てたイベント展開など、公開までにおよそ考えられるあらゆる手段を使って、パブリシティ、アドバタイジング、プロモーション展開を行い、万全の姿勢で12月5日の初日を迎えたのであった。<br />
　本稿執筆時点での累計興収は46億円と、「ウォーリー」を上回ったものの、最終的に50億円の大台に届くかは微妙なところだ。タラレバの話になって恐縮だが、もし「カールじいさん…」が「アバター」のように、3D版をメインに据えたマーケティングを行ったならば、いかなる結果が出たかは興味深い。しかしこの映画のように感情に訴えかける作品の場合、昨今のハリウッド映画の大作のように、けたたましい売り方をするのはマイナスになりかねない。扱いが難しい作品なのだ。<br />
　<br />
<strong>●大番狂わせ?予想外の大ヒット!!<br />
「STRONG WORLD ONE PIECE FILM」</strong></p>

<p>　2010年1月某日。<br />
　12月12日から東映アルファ・チェーンを中心に、全国188スクリーンでスタートした「STRONG WORLD ONE PIECE FILM」の興行収入が、40億円を突破したとの報道。<br />
　この作品、原作者の尾田栄一郎が、アニメ化10周年を記念して製作総指揮、映画ストーリー、コスチューム&クリーチャー・デザインを務めただけあって、確かに面白い。事前の予測では、前作「エピソード・オブ・チョッパー＋冬に咲く、奇跡の桜」の興収が9.2億円だったことから、10億円の大台突破は確実。作品のクォリティから行けば興収20億円は可能と言いたいところだが、全国188スクリーンというマーケット規模では、さすがに無理がある。東映の宣伝マンも「本番線(邦画系)での『仮面ライダー』とはスクリーン数が違うので、かないませんよ」と言っていたが、フタを開けるや当事者の予想を大幅に上回る大ヒット。現在までの累計興収は43.6億円。最終的に45億円を突破することは間違いなしの、超・大ヒット。ここ数年の東映配給作品としては「男たちの大和」(興収50.9億円)、「相棒　-劇場版-」(興収44.4億円)と肩を並べることになろうとは、誰が予想しただろうか。<br />
　今回のこの新作は、東映にしては珍しくTV＝出版＝映画の連動が実施されたケースだ。まずTVアニメ・シリーズは「映画連動特別編」と題して、11月15日より4週に渡ってエピソードをオンエア。また出版では「週刊少年ジャンプ」での連載に、映画のキャラクターを登場させ、さらに12月4日に刊行した単行本56巻は、初版285万部という、我が国史上最高の発行部数を記録したことが報じられ、世間の注目を集めた。こうした複合的な話題の連鎖が、映画への注目度を集め、それに加えて、原作者自ら描きおろした「エピソード０」を入場者全員にプレゼントするというサービスと話題性が、さらに拍車をかけることになった。初日から上映館では満席はおろか、向こう1週間分のチケットが売り切れたという。これには関係者も業界人もびっくり。中でも驚いたのが、東映の人たちだという(笑)。「アバター」が公開される23日までは、一番大きなスクリーンで上映したシネコンも、かなり多いようだ。そうなると、スクリーン数の多い作品が、必ずしも興行的に優位な地位にあるとは言えない。アンダー200スクリーンで展開した作品としては、昨年の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の興収40億円を上回る作品が、早速登場したことになる。</p>

<p><a href="http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/1620102.html">（2）興収100億円の可能性もある　「アバター」の快進撃ぶり!!</a></p>

<p><strong>［筆者の紹介]<br />
斉藤守彦</strong>1961年生れ。静岡県浜松市出身。<br />
映画業界紙記者、編集長の経験の後、映画ジャーナリスト、アナリストとして独立。「INVITATION」誌で「映画経済スタジアム」を連載するほか、多数のメディアで執筆。データを基にした映画業界分析に定評がある。「宇宙船」「スターログ日本版」等の雑誌に寄稿するなど、特撮映画は特に得意な分野としている。</p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/1620101.html</link>
<guid>http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/1620101.html</guid>
<category>0斉藤守彦の特殊映像ラボラトリー</category>
<pubDate>Mon, 25 Jan 2010 22:00:01 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>特殊映像ラボラトリー　第16回　もーろー日記／2010年正月・特殊映像対決始末記-2-</title>
<description><![CDATA[<p><strong>斉藤守彦の「特殊映像ラボラトリー」<br />
第16回　もーろー日記／2010年正月・特殊映像対決始末記-2-</p>

<p>斉藤 守彦</strong></p>

<p><strong>●健闘「仮面ライダーW・・」<br />
　撃沈「宇宙戦艦ヤマト・復活篇」</strong><br />
　<br />
　「STRONG WORLD ONE PIECE FILM」の陰に隠れてしまったが、東映邦画系で公開された「仮面ライダー×仮面ライダー／ダブル&ディケイド　MOVIE大戦2010」も、昨年夏の「劇場版仮面ライダーディケイド／オールライダー対大ショッカー」にはかなわないものの、最終興収15億円を見込む健闘ぶり。ただし「仮面ライダーディケイド」の最終回に「この続きは、映画館で!!」と告知した、あれは明らかにやりすぎ。苦情が殺到し、テレビ朝日の社長が謝罪したのも無理はない。<br />
　TVシリーズがオンエアされてない分、「大怪獣バトル／ウルトラ銀河伝説THE MOVIE」は、分が悪い。現時点での興収は6.08億円といったところで、前作「大決戦!超ウルトラ8兄弟」の8.4億円を下回る結果となりそうだ。作品内容的には悪くないが、ミクラスがベムスターをやっつけるという、あの描写には開いた口が塞がらなかった。<br />
　12月12日は、さながら“昭和ヒーロー映画決戦”。「仮面ライダー」「ウルトラマン」と並んで公開されたのが、「宇宙戦艦ヤマト・復活篇」。まあ内容は昔と同じなんだけどね。これが見事なまでに撃沈。現時点での興収は4.3億円。観客の大半が40代の男性だというから、往年を知っている観客しか来なかったわけだ。来年正月に公開される実写版のためにも、再びヤマト・ブームを巻き起こしてもらいたかったのだが・・。<br />
　もう1本残念な結果に終わったのが、りん・たろう監督の新作「よなよなペンギン」。現時点での興収を書くのは差し控えるが、未だ1億円に到達していないことは明記しておこう。製作費から換算して、さてこの成果は…?<br />
　<br />
<strong>●興収100億円の可能性もある<br />
「アバター」の快進撃ぶり!!</strong></p>

<p>　1月某日。<br />
　「アバター」が、日本市場において累計興収60億円を突破したとの報道。アメリカのみならず、海外公開も好調で、もしかすると「タイタニック」を抜くかも?などという声さえ出ている。日本の場合は、「タイタニック」が262.1億円というモンスター・クラスの興収なので、これを「アバター」が抜くことは、まずないとは思うが。<br />
　実は「アバター」が公開されて3日目の時点で、現在発売中の「MOVIEぴあ」掲載用に、20世紀フォックス日本代表であるジェシー・リー氏と対談をした。テーマは「アバター」を中心に、これから映画はどう変わり、観客はどう受け止めるだろうか?といったこと。その時点でリー氏が語った「最初こそSF映画と思った男性客が来ていますが、徐々に女性客が増えてくることでしょう。それ以降は、上下の年齢に広がっていく」という観客層の変化予測は、見事に当たった。それもこれも、3D映画であることを連呼した宣伝につられてきた観客が、作品のクォリティの高さを認め、クチコミで広がったことが要因だ。　<br />
　ゴールデン・グローブ賞2部門で最優秀賞を受賞したことから、アカデミー賞に絡むことも確実。最終的には興収85億円は射程距離内だが、今年上半期は邦画洋画ともに際だった大作がないことから、シネコン各社がその気になれば、「アバター」のさらなるロングラン興行も可能だ。アカデミー賞で主要な賞を受賞すれば、さらに客足に弾みがつき、100億円の大台突破という可能性も、充分に考えられるだろう。<br />
　昨年夏あたりから、メジャー系作品を中心に、断続的に公開された3D映画。その話題の蓄積が、“3D映画の決定打”である「アバター」の注目度につながり、またタイミングよく年末に入って家電メーカー各社が3Dテレビの商品化を大々的に発表した。「3Dであることばかりを連呼し、作品の内容をさっぱり宣伝していない」という、興行サイドのブーイングも理解出来るが、今回はその結果が吉と出た。「この映画の宣伝は、とにかく作品を見てもらうしかない。『アバター』を見た観客が、『アバター』の最高の宣伝マンになるのです」という、リー代表の見解は、見事なまでに的を得ている。</p>

<p><a href="http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/1620101.html">（1）2010年正月興行を制した「アバター」の大ヒットの秘密は?</a></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/1620102.html</link>
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<category>0斉藤守彦の特殊映像ラボラトリー</category>
<pubDate>Mon, 25 Jan 2010 22:00:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>藤津亮太のテレビとアニメの時代　第12回　前回の訂正と、ハイターゲットアニメの増加</title>
<description><![CDATA[<p><strong>第12回　前回の訂正と、ハイターゲットアニメの増加</p>

<p>藤津亮太</strong></p>

<p>　今回は、まずは前回（第11回）について訂正と補足をするところから始めたい。<br />
　まず一つは『ドラえもん』ブームについて。</p>

<p>「『ドラえもん』自体はアニメブームからは遠い作品だが、アニメブームの熱気とは別のところに「もう一つのブーム」があったことは、'90年代半ばにあった第２次アニメブームにはないことで、第１次アニメブームの豊かさの一つの所作といえる。」</p>

<p>　前回以上のように記したが、ライターの小川びい氏より、'90年代のブーム期にあっても『クレヨンしんちゃん』『ポケットモンスター』などの子供向けアニメの大ヒットがあったのではないか、という指摘を受けた。<br />
　確かに<br />
「'90年代半ばにあった第２次アニメブームにはないことで、第１次アニメブームの豊かさの一つの所作といえる。」<br />
　の部分は勇み足の判定だったので、「第２次ブームにはないこと」という記述を取り消したいと思う。「子供向けアニメ」とアニメブームの関係については、やがて来るであろう'90年代編で、改めてちゃんと検討したいと思う。</p>

<p>　また松本アニメの隆盛の部分については、少し言葉が足りなかったので、あらためて補足しつつ概略を記しておく。<br />
　'79年からアニメブームの終焉まで、ファンにとってアニメの“最前線”だったのは『機動戦士ガンダム』とそれを引き継いだポスト『ガンダム』的作品であったのは間違いない。<br />
　だが一方で'79年に公開された映画『銀河鉄道999』もまた、明確にハイターゲットを見据えた劇場作品として登場しており、ヒットを記録した。つまり「ハイターゲット作品」の浮上には、『ヤマト』→『ガンダム』だけではなく、『ヤマト』→『９９９』という回路もまた同時に存在していたのだ。<br />
　ＴＶアニメとして放送された松本アニメは、劇場版『999』ほどハイターゲットではなかったが（むしろ、そこまでソリッドになりきらないところに、松本アニメの魅力の一端があった）、「アニメブームのにぎわい」という点では、『ガンダム』とポスト『ガンダム』と同じかそれ以上に、松本アニメの本数の多さが大きな役割を果たしていた。</p>

<p>　以上、当連載では、アニメブームを判定する一つの基準としてＴＶアニメの量的増大という視点を採用しているので、その量的な内実が『ヤマト』→『ガンダム』という単線によってのみもたらされたものではない、というところを強調したかったのが第11回の狙いであった。</p>

<p>　長くなってしまったがここから今回の本題に入る。<br />
　今回はまず　'80年代に入って、どのようにハイターゲット作品が増えていったかを確認したい。<br />
　ここで問題になるのは「ハイターゲット作品」の定義だ。これには企画段階から明確に中高生をターゲットにしている作品もあれば、企画そのものはそうではなくても、作品のストーリーやキャラクターの見せ方でそうなっているものもある。<br />
　どちらにしろ一つ大きなポイントは、「10代のファンの視線が作品の中に内在しているかどうか」ということはいえるだろう。<br />
　ここを手がかりに、この時期に人気を集めたラブコメ漫画を原作とした作品を含めて、'79年から'84年までのＴＶアニメを並べ、「ハイターゲット」といえそうな要素のある作品に印をつけてみた。</p>

<p>'79年<br />
 野バラのジュリー／赤毛のアン／ゼンダマン／赤い鳥のこころ／花の子ルンルン／サイボーグ００９／ドラえもん／未来ロボダルタニアス／くじらのホセフィーナ／ザ・ウルトラマン／●機動戦士ガンダム／りすのバナー／●マルコ・ポーロの冒険／新巨人の星II／巴里のイザベル／ＳＦ西遊記スタージンガーII／金髪のジェニー／円卓の騎士燃えろアーサー／こぐまのミーシャ／科学忍者隊ガッチャマンＦ／●闘士ゴーディアン／まんが猿飛佐助／●ベルサイユのばら／●宇宙空母ブルーノア<br />
※５本</p>

<p>'80年<br />
トム・ソーヤーの冒険／ベルフィーとリルビット／ニルスの不思議な旅／メーテルリンクの青い鳥／無敵ロボトライダーＧ７／オタスケマン／ふたごのモンチッチ／魔法少女ララベル／宇宙大帝ゴッドシグマ／●ムーの白鯨／スーキャット／燃えろアーサー白馬の王子／釣りキチ三平／がんばれゴンベ／ずっこけナイトドンデラマンチャ／●伝説巨神イデオン／●宇宙戦士バルディオス／がんばれ元気／怪物くん／とんでも戦士ムテキング／おじゃまんが山田くん／鉄腕アトム／鉄人28号／ほえろブンブン／●宇宙戦艦ヤマトIII／●あしたのジョー２<br />
※５本</p>

<p>'81年<br />
ふしぎの島のフローネ／最強ロボダイオージャ／ヤットデタマン／ゴールドライタン／百獣王ゴライオン／ハローサンディベル／おはよう！スパンク／愛の学校クオレ物語／めちゃっこドタコン／若草の四姉妹／名犬ジョリィ／Dr.スランプアラレちゃん／フーセンのドラ太郎／新竹取物語1000年女王／タイガーマスク二世／●戦国魔神ゴーショーグン／まんが水戸黄門／新ど根性ガエル／忍者ハットリくん／●六神合体ゴッドマーズ／じゃりン子チエ／ダッシュ勝平／●銀河旋風ブライガー／ワンワン三銃士／●うる星やつら／まいっちんぐマチコ先生／ハニーハニーのすてきな冒険／●太陽の牙ダグラム／<br />
※５本</p>

<p>'82年<br />
南の虹のルーシー／あさりちゃん／●戦闘メカザブングル／●逆転イッパツマン／機甲艦隊ダイラガーXV／●魔法のプリンセスミンキーモモ／トンデラハウスの大冒険／ゲームセンターあらし／ドン・ドラキュラ／●パタリロ！／科学救助隊テクノボイジャー／アニメ野生のさけび／●魔境伝説アクロバンチ／おちゃめ神物語コロコロポロン／とんでモン・ペ／太陽の子エステバン／●Theかぼちゃワイン／●銀河烈風バクシンガー／●超時空要塞マクロス／忍者マン一平／ときめきトゥナイト／●スペースコブラ／サイボットロボッチ／レインボーマン／新みつばちマーヤ／わが青春のアルカディア無限軌道ＳＳＸ／一ツ星家のウルトラ婆さん／●さすがの猿飛／フクちゃん<br />
※10本</p>

<p>'83年<br />
●未来警察ウラシマン／わたしのアンネット／キャプテン／●亜空大作戦スラングル／●聖戦士ダンバイン／●愛してナイト／光速電神アルベガス／●みゆき／●装甲騎兵ボトムズ／●ななこＳＯＳ／キン肉マン／まんが日本史／ミームいろいろ夢の旅／スプーンおばさん／パソコントラベル探偵団／パーマン／●銀河疾風サスライガー／イーグルサム／レディジョージーィ／イタダキマン／●ストップ!!ひばりくん！／ベムベムハンターこてんぐテン丸／●プラレス三四郎／ピュア島の仲間たち／●魔法の天使クリィミーマミ／●超時空世紀オーガス／サイコアーマーゴーバリアン／●キャッツアイ／●機甲創世記モスピーダ／タオタオ絵本館／●特捜機兵ドルバック／まんがイソップ物語／ふしぎの国のアリス／キャプテン翼／●伊賀野カバ丸／●銀河漂流バイファム／子鹿物語<br />
※17本</p>

<p>'84年<br />
●OKAWARIBOYスターザンＳ／牧場の少女カトリ／●超攻速ガルビオン／●重戦機エルガイム／リトル・エル・シドの冒険／宗谷物語／●夢戦士ウイングマン／●ルパン三世PARTIII／とんがり帽子のメモル／ビデオ戦士レザリオン／Gu-Guガンモ／オヨネコぶーにゃん／●巨神ゴーグ／まんがどうして物語／チックンタックン／らんぽう／アタッカーＹＯＵ！／●ゴッドマジンガー／●超時空騎団サザンクロス／●魔法の妖精ペルシャ／ふしぎなコアラブリンキー／銀河パトロールＰＪ／●よろしくメカドック／●ふたり鷹／コアラボーイコッキィ／●機甲界ガリアン／森のトントたち／●超力ロボガラット／●あした天気になあれ／●レンズマン／星銃士ビスマルク／●キャッツ・アイ／タオタオ絵本館／●北斗の拳／名探偵ホームズ<br />
※17本</p>

<p>　個々の作品の判定については、異論があるかもしれないが、大きなトレンドとして'82年を境に、「ハイターゲット作品」が急激に増加していることがわかる。<br />
　まずこの急激な変化のベースとして考えられるのが、『ガンダム』ブームの過熱である。『ガンダム』の放送開始は'79年だが、そのブームが社会現象にまで広がるのは劇場公開が始まる'81年になってからのこと。'80年より発売された『ガンダム』のプラモデルもこの年にブームの頂点を迎える。<br />
　『ガンダム』に熱狂するファン層が相当数のボリュームがあることが明確になったことが、翌年以降の企画に本格的に反映されていったと見ることができる。たとえばこれ以降のハイターゲット作品の商品展開に、（今思えばプラモデルに向いているとは思いづらい作品も）プラモデルが必ず盛り込まれていることからもうかがえる。<br />
　また『ガンダム』以降に、アニメブームを牽引する作品が続けて登場したことも大きい。<br />
　'81年に『うる星やつら』が始まり、翌年'82年には『マクロス』がヒット。どちらもファンと感性の近い若いスタッフの存在がヒットに結びついた作品だ。<br />
　この２作の存在がさらに'82～'84年のハイターゲット作品の増加に拍車をかけた。<br />
　一方、アニメ外部に目を向けると、漫画雑誌におけるラブコメブームの存在が無視できない。視聴ターゲットを上げてきたアニメの視聴者と、ちょうどラブコメ漫画の読者が重なり合うようになり、アニメが映像化の受け皿として機能するようになった。それもまたハイターゲット作品の増加の一因といえる。<br />
　こうしてハイターゲット作品の隆盛を見ると「アニメブームのピーク」と呼びうるのは'83年か'84年のどちらかが妥当であろうということがいえる。<br />
　では、これら「ハイターゲット作品」がＴＶ局の編成の中でどう扱われていたかについて次回見てみたい。</p>

<p><strong>[筆者の紹介] <br />
藤津亮太</strong>　（ふじつ・りょうた）<br />
1968年生まれ。アニメ評論家。編集者などを経て、2000年よりフリーに。著書に『「アニメ評論家」宣言』（扶桑社）。編著に『ガンダムの現場から』（キネマ旬報社）など。アニメ雑誌、そのほか各種媒体で執筆中。<br />
ブログ：藤津亮太の　「只今徐行運転中」　<a href="http://blog.livedoor.jp/personap21/">http://blog.livedoor.jp/personap21/</a></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/12_1.html</link>
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<category>0藤津亮太のテレビとアニメの時代</category>
<pubDate>Sat, 02 Jan 2010 12:00:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>特殊映像ラボラトリー　第15回　2009年特殊映像総決算!!-1-</title>
<description><![CDATA[<p><strong>斉藤守彦の「特殊映像ラボラトリー｣<br />
第15回　2009年特殊映像総決算!! -1-</p>

<p>斉藤 守彦</strong></p>

<p><strong>【特筆すべき「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の大ヒット!!…日本アニメ映画】</strong></p>

<p>　1＝「劇場版ポケットモンスター　ダイヤモンド・パール／アルセウス　超克の時空へ」(配給:東宝／7月公開)=46.7億円<br />
　2＝「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」(カラー＝クロックワークス／6月)=40億円<br />
　3＝「名探偵コナン／漆黒の追跡者(チェイサー)」(東宝／4月)＝35億円<br />
　4＝「ドラえもん／新・のび太の宇宙開拓史」(東宝／3月)=24.5億円<br />
　5＝「サマーウォーズ」(ワーナー／8月)＝16.3億円<br />
　6＝「劇場版MAJOR／友情の一球」(東宝／正月)＝10.5億円<br />
　7＝「劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝／火の意志を継ぐ者」(東宝／8月)＝10.2億円<br />
　8＝「映画プリキュアオールスターズDX／みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」(東映／3月)＝10.1億円<br />
　9＝「映画クレヨンしんちゃん／オタケベ！カスカベ野生王国」(東宝／4月)＝10億円</p>

<p>　2009年に劇場公開された日本製アニメ映画のうち、興行収入10億円を超えたのは、以上の9作品。2008年の「崖の上のポニョ」(興収155億円)に匹敵するビッグヒットこそなかったものの、昨年6本だった10億円以上の作品が、今年は3本増えたのは躍進と言えるだろう。<br />
　9作品のうち大半は毎年公開されているファミリー・ターゲットの作品だが、2009年はこれらに加えて「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「サマーウォーズ」といったクールアニメがヒットした。特に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」は、調査時点で「興行収入40億円を突破した」という(前作「序」のジャスト2倍!!)。また米メジャー系配給会社であるワーナーの手で公開された「サマーウォーズ」の16.3億円は、昨年同じワーナーが配給した日本製アニメ映画「スカイ・クロラ」の7億円を2倍以上上回るもので、原作のない、オリジナルのアニメ映画としては特筆すべき成功と言える。<br />
　また東映が毎年公開してきた「プリキュア」シリーズの新作「映画プリキュアオールスターズDX／みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」は歴代ヒロイン総登場という話題性もあり、興収10.1億円と、シリーズで初めて大台を突破したことも、大きなトピックであった。</p>

<p>　シリーズ作品の推移を検証していくと、様々なシチュエーションが見えてくる。気になるのは「ポケモン」「ドラえもん」「NARUTO 」「クレヨンしんちゃん」「ケロロ軍曹」「それいけ!アンパンマン」ともに、ヒットはしているものの、総じて前年の実績を1〜2億円下回っていることだ。とりわけ「ドラえもん」は、同時期に公開された「ヤッターマン」の煽りを受けて、前作の33.7億円を大きく下回る24.5億円という興収に終始したが、東宝の春休み番組を30年に渡って支えてきた「ドラえもん」シリーズとしては、これまでも同時期公開の強力作品とのバッティングは何度もあった。そうした戦いに勝ち抜いてきた「ドラえもん」が、8億余円もの減収となったのは、果たして「ヤッターマン」だけが理由なのか。それともさらなるリニューアルの必要があるのか。2010年春のドラえもんは、シリーズ開始30周年記念作品であるという。その真価が問われるところだ。<br />
　逆に10周年を迎えた「名探偵コナン」は、シリーズの根源に関わる部分を映画で描くという話題性で多くの観客を獲得。シリーズ新記録となる、興収35億円をものにした。<br />
　このように、長く続いているシリーズ作品は、ちょっとしたテコ入れやリニューアルが、新しい観客や、かつて観客だった層の鑑賞意欲を再び呼び覚ます効果があり、その訴求点と戦略こそ間違わなければ、さらにロングライフなシリーズとなる可能性を秘めている。<br />
　興収10億円以下の作品は、「仏陀再誕」9.7億円、「映画フレッシュプリキュア!／おもちゃの国は秘密がいっぱい!」8億円、「劇場版デュエルマスターズ／黒月の神帝」他約6.6億円、「ケロロ軍曹／撃侵ドラゴンウォリアーズであります!」4.6億円、「ゲゲゲの鬼太郎／日本爆裂!」4.1億円、「ホッタラケの島／遥と魔法の鏡」約3.6億円、「それいけ!アンパンマン／だんだんだんだんとふたごの星」約3.4億円といったところ。</p>

<p><strong>【「アンダー200スクリーン」作品の、高稼働が光る!!】</strong></p>

<p>　トップこそ例年大ヒットを記録する「ポケットモンスター」にとられたものの、2位の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の興収40億円は特筆に値する。しかもこの作品、オープニング時のスクリーン数が、わずか120スクリーンだったのである。昨今ではシネコンの増加によってマーケットが拡大。とりわけ米メジャー系配給会社の手がけるハリウッド映画の超大作は、ここぞとばかりに多くのスクリーンを占領。あたかも絨毯爆撃のようにフィルムを全国のシネコンに投下し、シェア獲得と市場の独占を狙っている。ところが「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」は、前作「序」の時と同様、1スクリーン1プリント(1本の上映用プリントを2スクリーンで上映することを禁止)、さらに先行上映の禁止を条件に、6月27日より全国120スクリーンで公開。オープニング2日間で35万4852名、興収5億1218万200円(1スクリーンあたり426万8168円)をあげる大ヒットを記録した。上映するスクリーンの数が少なければ、当然1スクリーンあたりの興収は上昇する。しかも「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の場合は、ショップでの関連商品売り上げもかなりの額に上ることから、映画館としてはハリウッド映画の大作を拡大上映するより、遥かにうまみがあるというわけだ。<br />
　同様に夏休みに公開された「サマーウォーズ」は細田守監督の新作で、米メジャー系配給会社のワーナーが、ローカル・プロダクション作品として配給した。その題材からして夏休み公開は必須といえる作品だが、事前にこの映画の興行価値を評価することは極めて難しく、しかも周囲は大作、話題作がひしめきあう市場環境。全国128スクリーンというマーケット・サイズは、ワーナーとしては同じ8月1日公開のアメリカ映画「そんな彼なら捨てちゃえば?」を優先させた結果だろうか。ともかくもヤング・ターゲットの作品であるにもかかわらず、都内は渋谷地区の上映館がないというスタートであった。オープニング成績は、128スクリーン計10万9250名、興収1億2753万8200円(1スクリーンあたり興収100万4238円)であったが、作品の内容が評判を呼び、長期に渡る興行を行った結果、興収16.3億円をあげるスマッシュヒットとなった。<br />
　もう1本、興収10億円以上を記録した“アンダー200スクリーン”作品が、「映画プリキュアオールスターズDX／みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」だ。東映では邦画系以外に、中小規模マーケットで展開する「アルファ・チェーン」を子会社ティ・ジョイとワーナー・マイカルを中心に編成しているが、そのアルファ・チェーンで公開された「プリキュアオールスターズDX」は、156スクリーンでオープニング3日間計22万2662名、興収2億4230万900円(1スクリーンあたり興収155万3211円)をあげた。これは同時期東映邦画系で公開された「釣りキチ三平」のそれを大きく上回る成績であるばかりか、毎年公開されている「プリキュア」シリーズ新記録。初の10億円大台突破作品となった。東映は、今後も「プリキュア」シリーズを3月と10月の、年間2作品のペースで公開し、そのうち3月は「プリキュア・オールスターズ」シリーズであることをアナウンスしている(2010年3月20日より「プリキュアオールスターDX2／希望の光☆レインボージュエルを守れ!」を、アルファ・チェーンにて公開)。</p>

<p>　3つの“アンダー200スクリーン”のヒット作について、さらなる共通項を上げるならば、コンテンツへの忠誠度が高い観客がコアとなっていることだろう。ヱヴァの場合は前作で若返ったファンをさらに拡大することになり、また「サマーウォーズ」はヱヴァと同じ貞本義行がキャラクターデザインを手がけていることから、ある種のイメージ・リンク、相乗効果を果たしたと見て良いだろう。もとより、あの「時をかける少女」の細田守監督の新作とあって、アニメ・ファンの注目度と期待度は当初から高かった。「プリキュア」シリーズも、これまでのTVシリーズと劇場版を積み重ねてきた蓄積あればこそ、大台突破という快挙をなしとげたのである。<br />
　…と、ここまで原稿を書いたら、東映が12月12日からアルファ・チェーンを中心に、全国188スクリーンで公開を開始した「STRONG WORLD／ONE PIECE FILM」が、とんでもないオープニング成績をたたき出した。2日間計81万8738名、興収10億3843万9600円は、あの「崖の上のポニョ」を上回っている。1スクリーンあたりの興収は、実に552万3614円ときた!!<br />
　これについては、機会を改めて検証することにしよう。</p>

<p><a href="http://animeanime.jp/special/archives/2009/12/1520092.html">（2）「空の境界」と「マクロスF」「エウレカセブン」「東のエデン」の成功要因</a><br />
<a href="http://animeanime.jp/special/archives/2009/12/1520093.html">（3）アメリカ映画離れの中で、「ハリポタ」80億円と健闘</a></p>

<p><strong>［筆者の紹介]<br />
斉藤守彦</strong><br />
1961年生れ。静岡県浜松市出身。<br />
映画業界紙記者、編集長の経験の後、映画ジャーナリスト、アナリストとして独立。「INVITATION」誌で「映画経済スタジアム」を連載するほか、多数のメディアで執筆。データを基にした映画業界分析に定評がある。「宇宙船」「スターログ日本版」等の雑誌に寄稿するなど、特撮映画は特に得意な分野としている。</p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/1520091.html</link>
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<category>0斉藤守彦の特殊映像ラボラトリー</category>
<pubDate>Sat, 02 Jan 2010 06:00:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>アニメビズ10大ニュース(10)　 国内３DCG長編劇場アニメ公開</title>
<description><![CDATA[<p>　2009年は、相次いで長編劇場映画が公開された。その中でプロダクション I.Gとマッドハウス、国内の長編アニメ制作を代表するアニメスタジオが相次いで3D CGアニメーションの作品を公開した。<br />
　プロダクション I.Gが『ホッタラケの島　遥と魔法の鏡』、マッドハウスが『よなよなペンギン』である。いずれの作品も、3D CGでありながら、いわゆる米国のピクサータイプのアニメーションと一線を画しているのが特徴である。同時に、日本でも本格的な3D CGのアニメーションの制作が可能であることを示した。</p>

<p>　プロダクション I.Gとマッドハウスは、日本の2Dアニメ、手描きアニメのトップクラスの制作を行ってきたアニメスタジオである。国内ではこれまで日本のアニメの特徴は2Dアニメ、2Dアニメを制作することでその個性を維持出来るとの主張も少なくなかった。<br />
　しかし、両スタジオが、今後は2Dと同時に3D　CGでも積極的に作品制作をする意志を持っていることが明らかになった。今は日本のアニメ界では小さな一部だが、今後3D　CGの活用がさらに進むことを感じさせる2作品の公開であった。</p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/1010_dcg.html</link>
<guid>http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/1010_dcg.html</guid>
<category>そのほか</category>
<pubDate>Sat, 02 Jan 2010 02:30:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>アニメビズ10大ニュース(9)　テレビ東京にアニメ局誕生</title>
<description><![CDATA[<p>　テレビ東京は2009年4月に大手地上波テレビ局としてはじめてアニメ局を設立した。アニメ局は、制作局や編成局、報道局、コンテンツ事業局などと並ぶ経営会議の直轄部署となる。これまで制作や著作権など業務ごとにばらばらに他局にあった業務をひとつにまとめる。<br />
　業務ごとに局部を編成するテレビ局において、報道を除けば、番組のいちジャンルが独立した局となるのは異例と言っていいだろう。</p>

<p>　テレビ東京はもともと、アニメ番組に強みがある放送局として知られてきた。そして、アニメではテレビ放映のスポンサー広告料だけでなく、作品の放映権やキャラクターなどの権利から生まれる利益が他の番組に較べて遥かに大きい。テレビアニメは放送いうよりも、放送と著作権・ライセンスを組み合わせた独自のビジネスとなっている。<br />
　テレビ東京はアニメ局を立ち上げることで、このアニメビジネスをさらに深化、拡大させる。テレビ放映ビジネスの縮小傾向が明白になった2008年以後の現在、アニメの権利ビジネスに力を注ぐ。</p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/109.html</link>
<guid>http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/109.html</guid>
<category>そのほか</category>
<pubDate>Sat, 02 Jan 2010 02:00:03 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>アニメビズ10大ニュース(8)　ロカルノ国際映画祭で日本アニメ特集</title>
<description><![CDATA[<p>　2009年8月、スイス・ロカルノで行われるロカルノ国際映画祭で、大規模な日本アニメ特集｢MANGA IMPACT｣が開催された。上映された作品はおよそ200本、最近の長編アニメ映画だけでなく、テレビアニメや戦前の短編アニメーション映画など、まさに日本のアニメの歴史を振り返るものとなった。<br />
　近年、海外で日本のアニメに対する関心が高まっているが、ロカルノの特集は国外で行われた日本アニメのイベント、紹介では過去最大級のものである。</p>

<p>　ロカルノ国際映画祭は、ヨーロッパで有数の歴史の長さを誇る。カンヌやベルリンに次ぐ影響力のある映画祭とされている。<br />
　また、映画祭開催期間中には、高畑勲監督、富野由悠季監督が名誉金豹賞を受賞したのも大きなトピックスである。日本の｢アニメ｣が、グローバルな映画の世界に大きな影響を与えるひとつのジャンルであることが認められたと言っていいだろう。</p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/108.html</link>
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<category>そのほか</category>
<pubDate>Sat, 02 Jan 2010 02:00:00 +0900</pubDate>
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<title>アニメビズ10大ニュース(7)　活性化する地方アニメスタジオ</title>
<description><![CDATA[<p>　アニメ制作企業は、東京都、それも西部地区に集中する傾向が強い。戦後日本の商業アニメの基礎を築いた虫プロダクション、東映アニメーションといったスタジオが東京都西部にあったこと、アニメの制作にはフィルムや原画・動画、セル画の物理的なやりとりが必要なことから、それぞれの企業が近隣にあることが有利という事情があった。<br />
　しかし、2009年からこうした流れが大きく変わるかも知れない。地方に立地するアニメスタジオが相次いで誕生したからだ。</p>

<p>　2009年4月に日本を代表するアニメスタジオであるスタジオジブリが、愛知県豊田市のトヨタ本社の一角を借り受けて、若手アニメーター育成のための西ジブリを設立した。また、同じ4月には徳島市には『空の境界』で知られるユーフォーテーブルがアニメスタジオ分室を設立している、<br />
　さらに産官学連携として、神戸市、神戸芸術工科大学、JAniCA、Wishが運営するアニメスタジオ アニタス神戸が2010年3月スタート、宮城県白石市でも旭プロダクションによるアニメスタジオの計画が明らかになっている。一気に地方のアニメスタジオが広がる。</p>

<p>　既存の地方アニメスタジオでは、京都アニメーション制作の作品から『けいおん！』の大ヒットが誕生している。『涼宮ハルヒの憂鬱』、『らき☆すた』に続くヒットで、スタジオのブランド力をさらに強化した。<br />
　また、富山県のピーエーワークスは、2008年の『true tears』を最初に、元請制作に乗り出し高い評価を受けている。2009年には初の劇場映画の元請作品となる『レイトン教授と永遠の歌姫』を制作した。</p>

<p>　地方のアニメスタジオの利点は、都心では離職率の高いアニメ制作スタッフをじっくりと育てられることである。こうした実情は、若者の雇用や新規産業の育成に悩む、地方自治体の利益とも一致する。<br />
　2009年に設立、設立計画が明らかになったスタジオは、何かしらのかたちで、人材育成、地域振興と結びついているのもこうしたことが理由である。</p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/107.html</link>
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<category>そのほか</category>
<pubDate>Sat, 02 Jan 2010 01:30:00 +0900</pubDate>
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<title>アニメビズ10大ニュース(6)　一ツ橋グループ　仏独アニメ流通会社買収</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="kaze.JPG" src="http://animeanime.jp/review/archives/kaze.JPG" width="201" height="134" style="float: right; margin: 7px7px 7px15px;" / >　小学館、集英社、小学館集英社プロダクションの3社は、2009年8月にヨーロッパで日本アニメ事業を行う有力企業KAZEグループ（フランスKAZE、ドイツAnimeVirtual）を買収した。3社が出資する北米のアニメ・マンガ事業のVIZ　Mediaのヨーロッパ子会社であるVIZ Media EuropeとKAZE、AnimeVirtualを合併し、ヨーロッパでアニメ・マンガ事業を手掛ける直接子会社とすることを明らかにした。<br />
　北米に続きヨーロッパでも、100％子会社による直接ビジネスに乗り出す。DVDなどの映像パッケージ、インターネット配信、マンガ出版などを展開する。これまで小学館、集英社はヨーロッパ地域ではライセンス販売によるビジネスを行ってきたが、直接進出でより高い利益を狙う。</p>

<p>　日本のアニメ、マンガ、ゲームの海外の売上は、海外での人気の高さに較べて少ない傾向がある。これは海外ビジネスの多くは、日本からライセンス獲得した現地企業が大半のビジネスを行っているためである。<br />
　日本企業がより多くの売上、利益を得るには、現地進出が不可欠となる。しかし、現地進出の鍵となる流通は短期間では築けない。2009年は、この問題を現地企業の買収 Ｍ＆Ａで解決する動きがコンテンツ産業で活発化した。</p>

<p>　アニメでは、一ツ橋グループ（小学館、集英社、小学館集英社プロダクション）によるKAZEグループ買収のほかに、2009年1月に東映アニメーションが、香港の合弁子会社の現地企業出資分を全額買い取る動きもあった。<br />
　さらに、ゲーム業界ではバンダイナムコゲームスが、フランスのアタリ・ヨーロッパの流通部門、北米に開発・流通拠点を築いた数少ない日本ゲーム企業ディースリーを相次いで買収した。スクウェア・エニックスによる英国のゲーム会社Eidosの買収も、同社にグローバルな開発拠点、流通を提供することになった。<br />
　2010年以降も、日本のコンテンツ関連企業が、海外進出の際に現地企業の買収を選択肢に入れる可能性は少なくないだろう。</p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/106.html</link>
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<category>そのほか</category>
<pubDate>Sat, 02 Jan 2010 01:00:01 +0900</pubDate>
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<title>アニメビズ10大ニュース(5)　GONZO上場廃止</title>
<description><![CDATA[<p>　2000年代前半は、アニメ業界は制作の急激な増加で活況を呈していた。しかし、2007年をピークに、アニメ制作、映像パッケージのビジネスは下方トレンド入りしたとされる。<br />
　こうしたアニメ業界の不況の影が明らかになったのが2009年である。その業界の不況を象徴する出来事が、2009年7月のアニメ製作会社ゴンゾ（旧GDH）の上場廃止であろう。</p>

<p>　ゴンゾは、旧ゴンゾとデジメーションの合併により誕生、2004年に東証マザーズ市場に上場した。アニメ作品の権利を自社で保有する、先進的な資金調達の仕組みを利用する、M&Aの積極活用など、これまでのアニメ企業には見られなかった経営手法が注目を浴びた。また、急速な経営拡大が、企業成長を期待させた。<br />
　しかし、2008年に債務超過や急速な経営悪化が表面化した。グループ企業の売却や増資も行ったが、2009年7月30日に上場廃止に追い込まれた。</p>

<p>　ゴンゾの経営悪化は個別企業の問題だけでなく、アニメビジネスの環境悪化の影響も大きかった。新興企業である同社の事業は、マニア向け作品、そしてマニア向け作品の資金回収の中心である映像パッケージビジネスへの依存度が大きかった。また、海外市場の拡大を念頭に、海外展開を視野に入れた作品を多数製作した。<br />
　ところが、急激な映像パッケージビジネスの採算悪化と市場の縮小、そして違法配信による海外のマニア向けビジネスの後退が、そうした分野に力を入れたゴンゾの経営に特に大きな影響を与えた。こうした市場環境の悪化は、他のアニメ関連企業にも同様の影響を与えており、2010年に多くの企業にとっての課題となっている。</p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/105gonzo.html</link>
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<category>そのほか</category>
<pubDate>Sat, 02 Jan 2010 01:00:00 +0900</pubDate>
</item>
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<title>アニメビズ10大ニュース(4)　ガンダムお台場立像が社会現象</title>
<description><![CDATA[<p>　テレビアニメ『機動戦士ガンダム』が2009年で放映30周年を迎え、様々な記念企画が行われた。なかでも大きな話題を呼んだのは、東京・お台場の潮風公園に建設された高さ18メートルの１/１ガンダムである。<br />
　このガンダムを見るために、わずか2ヶ月足らずで400万人を超える見物客が公園を訪れた。人気キャラクターの持つ力をあらためて確認させるものである。</p>

<p>　またガンダム30周年の盛り上がりは、近年、アニメ業界で活発化する周年ビジネスの可能性を感じさせるものである。キャラクターブランドの生誕○○周年は、これまでも多かったが、アニメでもキャラクター、作品、そしてビジネスの梃入れに、何周年記念といったストラテージが有効というわけである。<br />
　これまでもキン肉マン生誕29周年、名探偵コナン10周年、アニメ｢ONE PIECE｣10周年記念など様々なイベントが行われている。<br />
　新キャラクターを産み出すより人気キャラクターの活性化のほうがビジネスリスクは少ない。2010年以降も周年ビジネスは、益々活発化するだろう。</p>

<p>　　　　　　　<img alt="gundum30.JPG" src="http://animeanime.jp/special/archives/gundum30.JPG" width="300" height="203" /><br />
写真:　多数の人が訪れた潮風公園。立像自体は利益はほとんどないとされるが、30周年へのアピール効果は計り知れない。</p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/special/archives/2010/01/104.html</link>
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<category>そのほか</category>
<pubDate>Sat, 02 Jan 2010 00:00:04 +0900</pubDate>
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