| [ 調査報告 ] |
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日本アニメが複雑な物語構成を持つことで評価されているなら、作品のオリジナリティーというかたちでその評価や人気に影響しているのでないかと想像出来る。そこで、両国のアニメ・アニメーションのオリジナリティーについて消費者がどう判断しているか考えてみたい。 回答結果は事前の日本アニメにオリジナリティーがあり、米国アニメーションにオリジナリティーがないといった予想を覆すものであった。調査結果では、意外なことに日本アニメファンの間でも日本アニメと米国アニメーションのオリジネリティーに対する考え方には大きな差がないことが判った。むしろ、一部の日本アニメ作品は米国アニメーションよりもオリジナリティーがないと思われている。 こうした結果は、米国の日本アニメファンの間ですら個別の作品の認知度、視聴経験、好感度で米国アニメーションが日本アニメに匹敵するか、それを上回る傾向にあるという別の調査結果とも一致する。日本アニメと米国アニメーションは消費者の間においては対立するものでなく、それぞれ別個に評価され共存しているといえる。 個別の作品を見ると、カードゲームから派生し複数のシリーズを持つ『遊戯王』やシリーズ作品を数多く持つ『ガンダムウィング』のオリジナリティーに対する支持が少なかった。また、米国作品では3DCGアニメーションに対してオリジナリティーへの高い支持がある一方で、伝統的なディズニーの2Dアニメーション『美女と野獣』やTVアニメーションの『パワーパフガールズ』についての支持が低かった。
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| [ 調査報告 ] |
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日本アニメが米国で人気がある理由について、日本独特のアートスタイルに加えて日本アニメのストーリーがより複雑で魅力的であることが挙げられている。こうした事実が多くのアニメファンから認識されていることが、1998年テキサス大学のスーザン・J・ネイピア教授がアニメファンに行った調査で明らかになっている。(参照『現代の日本アニメ「AKIRA」から「千と千尋の神隠し」まで』(中央公論社:2004年)) 日本アニメと米国アニメーションの複雑さの違い (グループごとの度数平均値) |
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| [ 調査報告 ] |
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日本アニメが米国で人気と言われているが、実際にどんな作品が米国で人気があるのだろうか。昨年7月、筆者が米国のアニメエクスポ2004で行った会場調査の一部から考えてみたい。調査結果は記入式のアンケート調査で200問ほどある質問のうちの一つである。回答者は114人で、好きな作品に関する質問は、最も好きな作品名を上限3作品まで記名式で行っている。 最も人気のあった作品は『カウボーイビバップ』であった。具体的な作品名を挙げた回答者の15.7%が自分の好きな作品のベスト3に『カウボーイビバップ』を挙げた。『カウボーイビバップ』は現地雑誌の人気投票でも人気が極めて高く、この作品の日本アニメのファンからの支持は非常に高いといえる。 近年、女性のアニメファンが増えているとされるが、調査結果はそうした傾向も反映している。全体の回答者の約4割が女性であったのに加え、女性向けの作品として『フルーツバスケット』が3位と高い支持を集めている。このほか、『るろうに剣心』、『鋼の錬金術師』、『美少女戦士セーラームーン』などで女性の支持が男性の支持を上回った。 |
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