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2007.10.02
合同企画 ]
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presepe×まんたんウェブ×アニメ!アニメ!
  アニメ情報3サイト合同企画“2007年秋のアニメを語る座談会”第4回

プレセペ http://www.presepe.jp/
まんたんウェブ http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/

対談者
鈴木茂美(プレセペ)、渡辺圭(まんたんウェブ)、数土直志(アニメ!アニメ!)

4. TVアニメ放映の昨今

――あと、月曜7時の枠が再放送枠になるという話がありますね。

数土:
あれ、何をやるんですか?
渡辺:
聞いている話だと『宇宙戦艦ヤマト』という話はあります。
数土:
あと『ルパン3世』も名前が挙がってましたね。
結局、『結界師』の後決まってなかったってことなんですよね?
渡辺:
そうですね。『結界師』が予想以上には伸びなかった。
数土:
あれは、あの時間のアニメじゃないですよね。
渡辺:
いい漫画だとは思うけど、アニメには向かないのかなぁ。『名探偵コナン』の前の番組でしょ。
数土:
かつての『犬夜叉』の枠ですから。
渡辺:
今、子供たちってそれほどサンデー読んでないですからね。でも寂しいですよ、正直言って。
月曜日のあの枠は土6と並んでゴールデンタイムなわけですから、あそこがしっかりしてないと、と思います。

鈴木:
でも、あの枠で『ヤマト』再放送をしてどうするの?
渡辺:
『ヤマト』は無理でしょう、色々複雑ですし。
数土:
初代『ルパン』でいいんじゃないですか?あれだったら僕も見たいし。
渡辺:
これは市場の問題だとは思うんですけど、アニメを見る層がおそらく平均25歳じゃないですか。
いわゆる団塊Jrなんですよ。しかもその世代が今パパになってる。そんな団塊Jrが子供の世代で見ていたアニメを、子供と一緒に見る、という流れのほうが、ビジネスとしては楽なんですよ、新しいものを作るよりは。
お父さんは懐かしいし、子供たちはわかんないけど見る。
数土:
『ゲゲゲの鬼太郎』がまさにそれですね。
渡辺:
『鬼太郎』はいい数字出していますね。新鮮だし、新しい。
数土:
さらに親も一緒になって見てしまう。下手したらおじいちゃんおばあちゃんも一緒に見ちゃう。
渡辺:
だから、日テレさんはそういうことを考えているんじゃないかなぁ、と思うんですよね。マーケティング的にはそのほうが大きいと思いますね。

――そういう意味では声優にかかるところは大きい、ということですね。

渡辺:
声優の人気は大きいと思いますよ、今は。
鈴木:
特に女子はその傾向が多い。
数土:
深夜番組になるともう、声優ありきですよね。
渡辺:
面白いのは、男の子の声優が割と今、主役クラスが増えてきたけど、女の子の声優の主役クラスがみんな同じになるじゃないですか。
だいたい川澄綾子さんか釘宮理恵さんか、という流れですよね。

数土:
朴ロ(ロは王へんに路)美さんとかも多いですね。
鈴木:
でも、朴ロ美さんは男役が多いですからね。
数土:
いわゆる人気の場所が違いますね。
鈴木:
朴ロ美さんのファンは8割が女性だそうですよ。斎賀みつきさんとかもファンクラブに女性が多いですね。

渡辺:
そういう意味ではですね、『ドラゴノーツ』が、ものすごい豪華キャストなんですよ。相当お金かけてます。
数土:
(キャストを見て)これ、GONZO賭けてるかもなぁ。
鈴木:
GONZO、これで起死回生ですかね?
渡辺:
ヒット作を出さないとやばいですからね、
数土:
上期も評判いい作品ばかりなのに、DVDは厳しいみたいです。
渡辺:
『ロミオ×ジュリエット』は、かなりショックだったみたいですよ、
数土:
GONZOは、作品を絞ったおかげですごくクオリティあがったな、って感じたんですが。
渡辺:
明らかに秋新番はこれ1本絞りですからね。春には今度大きいのが控えているんで。

第1回第2回第3回

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2007.10.01
合同企画 ]
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presepe×まんたんウェブ×アニメ!アニメ!
  アニメ情報3サイト合同企画“2007年秋のアニメを語る座談会”第3回

プレセペ http://www.presepe.jp/
まんたんウェブ http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/

対談者
鈴木茂美(プレセペ)、渡辺圭(まんたんウェブ)、数土直志(アニメ!アニメ!)

3. 各サイトのお薦め作品はこれだ!

――『コードギアス 反逆のルルーシュ』などでも取り入れていますが、2クール放送して、それから半年お休みをして、また2クール放送するという手法が最近増えています。今までだと1年ずっと放送し続けていたものを分ける、というやり方についてどう思われますか?

数土:
ビジネス的にはものすごく大ありだと思うんですよ。今までだったら1年で終わっちゃうものを、間を空けることで同じ作品で2年、ビジネスが出来るという。
渡辺:
今現在、アニメの本数が多いということへのアンチテーゼとして、消費のスピードをどう抑えるか、というのが重要だと思うんですよね。1年間続けてやってしまうと終了後はそれっきりになってしまって、終わった後は何もないという状況じゃないですか。
数土:
シーズンを空ける、という手法は、実はアメリカのTVドラマと同じ発想なんですよね。一番最後のところで盛り上げて、「続きは半年後にやるから待っててね」っていう。
鈴木:
その間に、(ファンは)同人誌などで盛り上がっていると。
渡辺:
そうですね。そしてその半年の間に再放送も出来る、というのもあるので。
数土:
あと、いまいちぱっとしなかったらそのまま消えて行く、という手もあるわけだし。

渡辺:
『妖奇士』の反省もあったからじゃないかと思いますね。ちゃんとやれば面白かったわけだから。
鈴木:
何がいけなかったんですかね?
渡辺:
やっぱりあの枠で、女の子が見る要素が皆無、というのがまずいらしいですよ。視聴率なんかは『BLOOD+』と大して変わらないらしいんですよ。数字的にはやれるはずだったんですけど…。
数土:
あれは深夜にやった方が幸せだったんだろうな、と。
渡辺:
私もそう思いますよ。『コードギアス』と入れ替えていたほうがよかったかも。でも『コードギアス』は完全に化けちゃったので、これからはサンライズさんは柱にしていくんじゃないですか?
一気に勝負せずに見極めが出来るというのが、2期制のすごくいいところでしょうね。
鈴木:そうですね。あとその、再放送がかかるから、ラクにお金が稼げますよね。

――最後に、それぞれが推薦する作品を上げてください。

渡辺:
鈴木さんはもう、『ガンダムOO』ですよね。
鈴木:
そうですね。『機動戦士ガンダムOO』ですね。
渡辺:
僕は『灼眼のシャナII』を推しておきたいと思います。今までUHF局で狙った層にしか届けなかったものを、劇場版が成功したという背景もあり、地上波で放送するというのはなかなか勝負に来てるし、いとうのいぢさんのキャラクターを地上波に流すというのはどうなのかな、結果を見たいという気がするんですよ。U局だけだったアニメをワンランク、ステップアップした結果が見たいですね。

数土:
これ、TVだけですか?映画は駄目?
鈴木:
いいですよ。
渡辺:
じゃあ、映画の話もしましょうか、ついでだから。
数土:
僕はこの下半期、映画がいいと思うんですよ。『AFRO SAMURAI』が来るし、あと、まだ見ていないけど『EX MACHINA-エクスマキナ-』があるじゃないですか。
渡辺:
実は、この秋は映画が多いんですよ。『劇場版アクエリオン』、『ストレンヂア-無皇刃譚-』とあって、そのあと『EX MACHINA-エクスマキナ-』があって、『AFRO SAMURAI』があって。
数土:
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、『劇場版CLANNAD』をスタートにすごいラインナップだな、という。
渡辺:
『EX MACHINA-エクスマキナ-』は『ベクシル』が当たったらしいので、東映もすごい強気みたいですよ。
数土:
いや、あれは2億に届かなかったと思います。『ピアノの森』とか『河童のクゥと夏休み』が2億から3億の興行収入ですから、劇場の数も考えるとやや厳しいという感じがします。
渡辺:
『ストレンヂア-無皇刃譚-』もそう考えると厳しいですよね。
数土:
見てきた人の話だとすごくいいらしいんですよ。
渡辺:
そうですね。めちゃくちゃ良いんですが、映画って特別じゃないですか。層を絞らないで、とにかく人を集めないことにはどうしようもないので。
鈴木:
『劇場版アクエリオン』はSANKYOがスポンサーですよね。
渡辺:
パチンコマネーが入ってきて映画が作れた、ということですかね。
数土:
予告編を見るとSANKYOロゴが目立つじゃないですか。あれにちょっとびっくりしましたね。
鈴木:
やっぱり『アクエリオン』は楽しみなんですよ。
数土:
そんなわけで、僕としては『AFRO SAMRAI』と『EX MACHINA』ですね。

鈴木:
あと、OVAは?『装甲騎兵ボトムズ ペールゼンファイルズ』も始まりますよね。
渡辺:
『ARIA』ですかね。固定ファンもいるし。
渡辺:
今、OVAって市場が成立してるんですかね?どうなんですか?
数土:
もともと、OVAだった作品を売るためにTVで放映し始めたわけだから、TV放映がない形態、というのはDVDを売るって意味では結構きつくなるんじゃないですかね。
『いろはにほへと』もきつかったじゃないですか。あれを見ると、TVでやらなきゃね、と感じます。
渡辺:
期待していたんですけどね。出来はいいんですよ。
数土:
それだけに、インターネットだけじゃ駄目ですね、という。
数土:
『ボトムズ』ってTV放映なしでしたっけ。
渡辺:
ないんですよ。30代にさしかかった固定ファンをどれだけ確保できるかにかかっていると思うんですけど。
鈴木:
せっかくいい作品なのにね。地上波でやるものとばっかり思っていたんですが。
渡辺:
まぁ、本音はやりたかったでしょうね。
数土:
枠がなかったんですね。
渡辺:
枠が高いですからね。

第1回第2回

第4回に続く

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2007.09.30
合同企画 ]
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presepe×まんたんウェブ×アニメ!アニメ!
  アニメ情報3サイト合同企画“2007年秋のアニメを語る座談会”第2回

プレセペ http://www.presepe.jp/
まんたんウェブ http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/

対談者
鈴木茂美(プレセペ)、渡辺圭(まんたんウェブ)、数土直志(アニメ!アニメ!)

2. 2007秋新番の流れはどこに向かっている?

――春(4月)が52本に対して10月が32本と大幅に減少しているといますが、それに対し『キューティー THE LIVE』や『風魔の小次郎』などの実写ドラマが最近増えつつあるということに対してどう思われますか?

数土:
『風魔の小次郎』は、テニプリミュージカルが異常に受けちゃったじゃないですか。あれが、舞台からTVにのし上がってきた。
鈴木:
歴史的にはテニプリミュージカルが受けた後、つだみきよの『プリンセスプリンセスD』の実写版を演じていたのが、藤田玲くんとか『仮面ライダー電王』の佐藤健くん。中村優一くんも敵役で出ています。
渡辺:
なるほど、そういうキャストで女の子向けに作る、ということなんですね、これは。
鈴木:
いいんじゃないですか、『風魔の小次郎』は車田正美原作だし。
渡辺:
ミュージカルも決まっていますからね。

数土:
『キューティーハニー THE LIVE』なんかは昔だったらアニメにするんだけど、実写になったね、という感じです。
渡辺:
これ、『GARO』のヒットも要因なのでは。狙いとしては『GARO』のようなアクションをやりたいんじゃないかという感じを受けます。
数土:
そうすると、仮面ライダーとか戦隊ものよりはちょっと高めの年齢を狙う流れですかね?
鈴木:
ニーズがあるし、特撮もいいんじゃないですか?『仮面ライダーNEXT』みたいな大人向けの特撮映画もあるわけですし。
渡辺:
高めの年齢層も、というのはすごくわかりますね。アニメは見ないけど実写だったら見る、という人もいるでしょうからね。

鈴木:
そういう意味では今、BL系のものが『Boys Love』をターニングポイントとして実写になったり『純情ロマンチカ』のようにアニメ化したり、というのが出てきているんですよ。
数土:
BLは強し、というのが目立ってきたということですか。
鈴木:
最近はそうですね。
渡辺:
男ファンがネットにかじりついている間に女子がTVを見ているんだな、というのがよくわかりますね。
数土:
BLものは、萌えに比べてTV露出は少なかった感じですよね。店頭には同じぐらい並んでいた気がしますけど。
鈴木:
今まではメディア化をしないで小説や漫画として存在していたんですが、『学園ヘブン』をトリガーとして、「これは金になる」と。そういう中で『純情ロマンチカ』も出てきたんじゃないかなという感じですよね。

渡辺:
あとは「魔法先生ネギま!」ですね、ドラマだと。31人の女の子全員が新人で、ネギも女の子に演じさせる。こちらは男の子向けでしょう。
あと、もうコンテンツの種がないんでしょうね、TV局に。
数土:
そうですね。今、漫画原作が好まれているのもそれですよね。
渡辺:
種がないんで、だったら「アニメにはなっているけどドラマにはなってないよね」という作品を狙っているんだと思いますね。日本テレビは『有閑倶楽部』ですしね。
鈴木:
KAT-TUNだから見ますよ、私は。イケメンが出るんだったら女子は見ますからね。そこから原作に戻って行くという流れもありますから。『地球へ…』だってそうじゃないですか。竹宮恵子先生の他の作品も再販して売れ出してますし。

渡辺:
『地球へ…』はうまくいったみたいですね。DVDの数字もいいみたいですし。
鈴木:
今度、宝塚で「エル・アルコン-鷹-」をやる、という話があって、「なぜ今、青池保子?」って歌劇団の方に聞いてみたんですけど、新しい層の開拓が目的なんだそうです。
数土:
逆に言うと、少年漫画原作は結構食い尽くされてきたけれども、まだ少女漫画って残ってるんじゃないかと。
渡辺:
やっぱり『桜蘭高校ホスト部』が引きが良かったので、「ああ、(この路線は)いいんだ」ということはあったみたいですね。
鈴木:
『ホスト部』は、ボンズがうまく料理したんだと思います。
渡辺:
『桜蘭』はそうですね。ボンズさんの絵がすごくよく合った。

渡辺:
ドラマの枠は増えますね。
鈴木:
ええ、多分。後はDVDで出てくる作品も女子向けはずいぶん出てくるはずなので。
数土:
そうか、今までアニメにするのはDVDを売るため、ドラマはDVDがあんまり売れない、という常識があったけれども、女性向けにするとDVDも売れる。
鈴木:
そう。これからもアニメは減って実写が増えて行くんじゃないかと。多分春はもっと減るんじゃないですか、アニメ枠は。
渡辺:
どうなんでしょうね?TV局がアニメは結構お金がかかる、ということをわかりだしたので。
鈴木:
あとはDVDで回収できなくなってきていますし。
数土:
採算が取れていない作品が多いですしね。

渡辺:
名前は出せませんけど、ある作品なんかは1巻の売り上げが千本に満たないんですよ。『らき☆すた』の1巻が4月初動だけで3万6千本売っているんです。やっぱりターゲットと狙いとコンセプトが明確なものほど成功しますよ。
数土:
最初から10万本売るつもりじゃなくて、2万~3万本売れればいいんだけど、どこの2~3万を取って行くか、という、ね。
渡辺:
そこは角川さんが強いと思いましたね。

第1回 

第3回に続く

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2007.09.28
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  アニメ情報3サイト合同企画“2007年秋のアニメを語る座談会”

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鈴木茂美(プレセペ)、渡辺圭(まんたんウェブ)、数土直志(アニメ!アニメ!)

1. 秋のアニメ番組の注目どこだ!

――10月の新番は32本ありますが、特に目玉と思われるものはありますか?

渡辺:
『機動戦士ガンダムOO』とそれ以外という図式になるんじゃないか、というのが率直な感想です。
『天保異聞 妖奇士』が半分(2クール)で終わってしまったこともあって、MBSはこの枠で捲土重来をかけてくる、という意味では非常にいいタイミングだな、と。
他では、オリジナルよりもほぼ原作ものばかり、オリジナルは『ドラゴノーツ』ぐらいですか。
鈴木:
ドラマは反対にオリジナルを出して行こうという動きはあるみたいですが、アニメに関して言うと、(漫画原作などの)安定したもので稼ごう、という感じですよね。
数土:
カッティングエッジが減っちゃったんですよね。春は『精霊の守り人』があったし、『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』『クレイモア』と、結構ハイエンドのものが多かったんだけど。
渡辺:
そうですね。ハイエンドというか、エッジが効いているものは減りましたね。

鈴木:
でもやっぱり『ガンダムOO』なんじゃないかと。女子向けのガンダムについてどうお考えですか?
渡辺:
そうですね、『コードギアス』のCLAMPに次いで、次はガンダムで高河ゆんっていうのは、すごいですね。
数土:
サンライズがうまいなぁと思うのは、『コードギアス』の時に谷口悟朗さんとCLAMPをスタッフに並べて「あ、すごいな、狙ってるな」と思っていたら狙い通り当たってしまった。
今度は『ガンダムOO』でも水島精二さんを起用していて、ものすごく実力のある人を並べる。それが間違いなくファンのツボにはまる。
鈴木:
もう見ました?
渡辺:
見ましたよ。『ガンダムSEED』の時よりは地に足の着いた作品をやろうかな、という印象を受けましたね。
その辺はMBSらしく、きっちり現代社会の問題をやりますよ、という意思を感じられましたね。

――女の子に対しては声優とキャラクターデザインで、男の子に対してはストーリーで、という感じになるんですかね?

渡辺:
やっぱりファースト世代も取り込みたいという狙いもあると思いますので。
数土:
一定の層だけを狙うと視聴率が出ないんですよね。
鈴木:
あとは音楽もL’Arc~en~Cielですし。
渡辺:
いわゆる土6イズムの全てをつぎ込んでいるな、という感じはすごくしますね。

鈴木:
やっぱりみんなの一押しは『ガンダムOO』か。あと、『獣神演武』。これは当たるでしょう。
渡辺:
対抗馬としては文句なしでしょう。
鈴木:
声優さんもすごくいいですよね、確か。チェリーベル(櫻井孝宏さん、鈴村健一さん)に銀河万丈さん。
渡辺:
『鋼』の荒川弘のアニメ化第2弾ということも、期待が高まる要因でしょうね。でも完全に男の子狙いですよね。
鈴木:
いやいや、女子でしょう、声優を見れば。
数土:
最近は声優で女の子を捕まえて、中身で男の子、という棲み分けなのかもしれないですよね。
渡辺:
荒川さんが「鋼」の前から暖めていた企画みたいですね。

鈴木:
じゃあ1番は『ガンダム』で2番は『獣神演武』という感じですかね。あとは『もやしもん』じゃないですか?
渡辺:
そうですね。フジテレビは一般層を取り込みたいという意思をすごく感じます。『もやしもん』もそうですけど『しおんの王』もそうですよね。2つとも一般層を見据えてると思います。
数土:
『もやしもん』はノイタミナ枠ですしね。この枠は一見あれっ?と思う企画でもみんなかなり視聴率が出てるし、いい作品ばかりなんですよ。
渡辺:
DVDも採算が取れているらしいですからね。
鈴木:
ノイタミナ枠って女子向けだと思っていたんだけど違うんですかね?
数土:
『働きマン』や『モノノ怪』もやっているので、必ずしも女の子だけ、というわけではないです。
鈴木:
じゃあ『もやしもん』も注目、でいいですか?
渡辺:
土6とノイタミナは大きな枠なので、どうしても外せないところだと思うんですね。

数土:
あとちょっと気になっているのは『げんしけん2』。今『げんしけん2』をやるその意気込み。
渡辺:
やっぱり固定ファンがいるんでしょうね。『らき☆すた』とかを見てるとわかるんですけど、傾向として最近あるのは、すごく壮大な話をやることよりも、割とゆるく日常を描こう、という流れが強いじゃないですか。
『銀魂』なんかもう完全にそういう話になっていますし。この春流行ったもので言うと、わりとゆるく日常をやろうよ、みたいなのが多いですよね。パロディを交えて。
数土:
そのあたりが、さっき言っていたハイエンドが減っちゃった理由かもしれないですね。
渡辺:
消費の中心である20代のオタクの層がもう、ネットで騒げるツールを欲しがっていて、そういうネタの種になるような作品を求めているかな、という傾向は感じますよね。

鈴木:
ではまとめると、私たち3人が押す3作品としては、1番が『機動戦士ガンダムOO』、2番『獣神演武』とあって、その下が結構あいて『もやしもん』ということですね。

第2回 2007秋新番の流れはどこに向かっている?

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