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第18回
’80年代に起きていた変化 |
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アニメ業界の採用を考える 第1回 『アニメ業界のより良い人材採用のために』 ビ・ハイア株式会社 代表取締役社長 清水有高 日本で唯一のアニメゲーム漫画業界専門の採用コンサルタントとして活動し、アニメゲーム漫画専門の求人サイト ラクジョブhttp://raku-job.jp を運営し、多くの採用担当、経営者、求職者と接してきた。その経験を踏まえ、アニメ業界にとってのより良い人材採用とは何か、について考えてみた。 採用は非常に奥が深いが、今回は非常に基本的な『募集して面接に来る人達の質をいかに上げるか?』という点について書いてみたい。質、というのはあくまで募集する会社によりマッチした人材をいかに集めるか?ということである。頭のいい人を集めるとか、そういう能力・スキルのみにフォーカスした視点ではなく、より幅広い意味を持っていると理解していただきたい。 人材の能力を測る時に多くの経営者が指標にしていることが『才能・能力』である。これは現時点でのスキルであり、今後伸びるポテンシャルである。この二つはどちらもとても重要な力である。プログラミングスキルであったり、絵の上手さであったり、体力であったり、運転技術であったり、コミュニケーション能力、記憶力であったりする。 例えば優秀な制作進行を求めている時に必ず出るのが ■ コミュニケーション能力がある というキーワードである。これはどれも制作進行にとって必要な能力だと思う。明るくふるまえることも能力の一つであるし、体力も一つの能力といえる。 これら能力・才能に対して『性格』という基準を持っている会社は少ない。持っていたとしても明確な文章としてあるわけではなく、社長の経験則、暗黙知となっている。 この人材が持っている『性格』というもう一つの基準が人材採用、特に募集段階において非常に重要な視点になってくる。当たり前だが人は色んな性格を持っている。千差万別である。そしてこの性格が 「その人材がどんな会社に入りたいか」 を決める。才能、能力といったものが会社側のニーズだとしたら性格から人材側のニーズが生まれるのである。新卒、経験者に限らず就職活動の際に様々な夢や目的を持っている。 それぞれが、それぞれの夢や目標を持って就職先を探しているのである。 だが、企業は採用活動の際に自分たちのニーズばかりに注目してしまう。例えば業界で上場していて、ある程度安定しているようにみえる企業が優秀な制作進行を補充したい、と思ったとする。ある程度組織が大きくなると企業は逆説的に組織を活性化させるために行動力があり、独立心が旺盛な人材をある程度求めるようになる。 その際に普通に募集しては結局ミスマッチになる。業界内で比較的大きい企業が普通に募集をかけても安定型の性格をもった人間しか集まらない。いくら採用広告を打っても費用対効果は悪くなる。そして経営者と採用担当者は『いい人材が集まらないのですが・・・』と相談に来る。 面白いもので自分が相手にするお客さんの事になると『相手が何を望んでいるか』を考えるのにもかかわらず、採用の事になると『こんな人材がほしい!』しか言えなくなる。これが『こんな商品を売りたい!』だけだったらなかなか商品は売れないだろう。私はこれを売りたい、売りたいばかりを考えていて、お客さんが何を望んでいるのか全く無視、それで商品が売れない・・・というのは当たり前なのである。 自社にいい人材がきてもらうためにも 自社に来てほしい人材がどのような性格の人間なのか? という事を少しだけも考えてみると採用の仕方も変わってくるはずだ。結局は採用もマーケティングと同じであり、最初の母数を大きくする事が重要になってくる。10人集まった中から1人を選ぶより100人の中から1人を選んだほうがより自社に合った人材を採用しやすい。まずは集まってもらわないと話にならないのだ。集めるために重要な視点が『自社に必要な人材の性格は?』という視点なのである。 アニメのDVDを売りたい売りたいと思っていても、ユーザーがどんなものを面白いと感じて、どういう風に告知をしたら買ってもらえるのかという視点を全く無視にしてしまってはいけないのと同じである。ずっとお客さん扱いをしろ、という事ではなく、よりよい採用のためにも新しい視点を追加した方がいい。 アニメ業界の採用を何年も見続け、そして自分でも実践した結果この視点が他の業界よりも遅れていると思う。逆に、この視点さえ改善してしまえばより良い人材が来やすい。ぜひこの視点を活用してほしい。 《著者の紹介》 |
| posted by animeanime at 2008.01.27 |
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