| [ AOGC2006東京 ] |
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オンラインゲーム開発やマーケットなどの問題点などが議題に多いAOGC(アジアオンラインゲームコンファレンス)2006東京の中で、(財)金融情報センターの山口浩氏の講演「ゲーム内経済学とその意義」は異彩を放っていた。 しかし、それが全く場違いということはなく、むしろオンラインゲーム業界で現在問題になっているRMT(リアル・マネー・トレード)の発生理由などをうまく説明していた。 こうした経済学のオンラインゲームへの応用は、ほかにも効用(満足感)を得るための資産配分と時間配分のモデルなど随所に見られた。 AOGC2006東京 |
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AOGC東京2006におけるコーエー執行役員松原健二氏の講演は昨年に続いて2度目である。前回に続き今回の講演も大盛況であった。 今回も松原氏の講演は、アジアと日本のオンラインゲーム市場の大きさを考えるところから始まった。同氏は、アジアのオンラインゲーム市場規模が昨年既に1000億円に達していると言う。 しかし、日本のオンラインゲーム市場の大きさは、2005年でファミ通による205億円から、オンラインビジネスフォーラムによる597億円まで大きな差がありよく判らないという。そのうえで、業界の状況を把握するために、出来るだけ早く正しい数字を知る手段が必要だと訴えた。 今回の講演で驚いたのは、松原氏がオンラインゲームファンドに触れたことである。オンラインゲームファンドは、基調講演をはじめ他の講演でも度々触れられており、RMT(リアル・マネー・トレード)と伴に、オンラインゲームの経済的な側面への関心が益々強まっていること感じさせた。 講演の後半は、オンラインゲームが本当に日本で流行るのか?もし流行るとすればそのドライバーは何になるのかといった未来の話が中心になった。 また、オンラインゲームのビジネスモデルについては、現在半分以上がアイテム課金主体に移っているという。それでも、システムを変えるコストを考えると『大航海時代』や『信長の野望』がアイテム課金に移行することは難しく、オンラインゲームのビジネスモデルは多様化に向かっているとした。 講演は全体に松原氏の知識と見識が十分に生かされたもので、今回のコンファレンスの中でもベストのひとつと言ってよいだろう。 AOGC(アジアオンラインゲームコンファレンス)東京2006 |
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講演はコンテンツファンド全体の現状を中心に、そのなかでJDC信託が行って来た様々な資金調達の仕組から始まった。しかし、同社はこれまでパッケージゲームのファンドは設立したことはあるが、オンラインゲームのファンドは設立したことがないという。 一見似ているパッケージゲームとオンラインゲームは、浜尾氏によれば投資対象として大きな違いがあるという。パッケージゲームの投資資金の回収は、通常ゲームソフト発売3ヶ月で結果がでる。いわば短期決戦型である。 そのうえで、浜尾氏は投資対象としてのオンラインゲームの魅力を1)成長性が高く将来の可能性を秘める市場、2)利用者が拡大すれば長期間収益を得ることが出来る、3)Eコマースと連動やコミュニティ、アイテム課金などの追加的な収益が出来ると説明する。 しかし、問題なのはオンラインゲームファンドが投資である以上、投資した資金の回収と利益が得られるかどうかによる。ところがMMORPG(多人数同時参加型ロールプレイングゲーム)の開発費は通常より巨額で、分散投資がききにくい。現状では投資に見合った利益を得ることが出来ているゲームはごくわずかある。 浜尾氏は講演の中で、オンラインゲームの投資条件として次の4つを挙げている。 こうした条件にクリアーすることが、投資リスクの回避の手段といえるが、ベンチャー企業や中堅以下のゲームディベロッパーにとっては難しい条件も多い。 AOGC2006東京 |
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| [ AOGC2006東京 ] |
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多くの参加者は、ガンホー・オンライン・エンターテイメント森下一喜社長によるAOGC2006東京の基調講演が、現在のオンラインゲーム業界を総括するものになると考えていたに違いない。 講演を聴いていると、しばしばガンホーがオンラインゲーム企業であることを忘れてしまいそうな感覚と言えば判るだろう。その内容は、まるで大手ポータルサイトやコミュティサイトのプレゼンテーションを聞いているようであった。 ここで確かなのは、ガンホー・オンラインが他のオンラインゲーム専業企業とも、ゲームパッケージ中心の企業とも違っていることだ。ガンホーが目指しているのは、オンラインゲームを通じた総合コミュニティなのだ。 しかし、コミュニティサイト分野は、既にヤフーやミクシイなど多数の企業が存在し大激戦となっている。この分野に新たにガンホーが参入して、勝ち目はあるのだろうか? もし、サイトの滞留時間が長ければ、そこから同社がいうコンテンツ配信やEコマースが、オンラインゲームと結びつき、ゲームを超えたビジネスが生まれる余地もあるわけだ。 ガンホーの描く夢が実現するのか、しないのかは今の時点では全く判らない。確かなのは、ガンホーは現在オンラインゲーム有数のネットコミュニティという財産を所有しており、成長への強い意志が存在することである。 AOGC2006東京 AOGC(アジアオンラインゲームカンファレンス)2006東京 |
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