【TAF2007】ロボアニ EXPO ロボットアニメと日本の未来 | アニメ!アニメ!

【TAF2007】ロボアニ EXPO ロボットアニメと日本の未来

 2007年はロボットアニメ復活の年だと言われている。『鋼鉄ジーグ』や『勇者ライディーン』、『ダンクーガ』、『ジャイアントロボ』、『マクロス』そして『新世紀エヴァンゲリオン』に至るまで、かつて子供たちに人気を呼んだロボットアニメが様々なかたちで甦る。
 

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robo2.JPG 2007年はロボットアニメ復活の年だと言われている。『鋼鉄ジーグ』や『勇者ライディーン』、『ダンクーガ』、『ジャイアントロボ』、『マクロス』そして『新世紀エヴァンゲリオン』に至るまで、かつて子供たちに人気を呼んだロボットアニメが様々なかたちで甦る。
 それ以外にも、『コードギアス 反逆のルルーシュ』や『天元突破グレンラガン』のような新作の大型ロボットアニメ作品も人気である。
 しかし2007年に限らずロボットアニメは、日本アニメの歴史のなかで常に大きな割合を占めてきた。また、その影響力も大きい。こうしたロボットアニメの力を紹介する展覧会が東京国際アニメフェア2007で4日間だけ開催された。

 今回のアニメフェアの特別企画展『ロボアニ EXPO アニメが創るロボットの未来!!』は、日本アニメのなかにおけるロボットアニメの歴史を振り返ると同時にその意味を問うものである。 
 展覧会はロボットアニメの紹介だけでなく、ロボット自体の歴史と現実のロボットとアニメの影響まで含めた大掛かりなものとなった。
 
 会場で最も人気を集めたのは、1963年の『鉄腕アトム』から近年の『交響詩篇エウレカセブン』などまで55タイトルにも及ぶロボットアニメの作品紹介である。それぞれの作品ごとにオープニングやエンディングなどの映像紹介と解説があり、それぞれを異なる世代のファンが魅入っていたのが印象的であった。
 また、『UFO戦士ダイアポロン』や『マグネロボガキーン』など今ではあまり知られなくなった作品などもフォローしており、ロボットアニメのマニアにも納得の展示となった。
 紹介された作品は70年代、80年代の作品が中心で、90年代以降の作品はやや少ない。ロボットアニメの全盛期がこの70年代から80年代であったことがわかる。

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 一方、子ども向けのワークショップも行なわれ、その作品の展示もされるなど、親子2世代に楽しめる展覧会でもあった。
 展示の最後には、現実世界のロボットとして「AIBO」や「ASIMO」を取り上げて、オモチャやペット的なロボットが増えているとアニメの世界と現実世界の融合の可能性を示していた。

 このほかロボアニ EXPOのステージでは、アニメではなく実際に制作されている様々なロボットのデモストレーションが行なわれていた。日本は産業用ロボットを始め、ロボット工学の様々な分野で世界の先端を行っているとされる。
 そうした開発者や研究者の努力の陰には、『鉄腕アトム』や『機動戦士ガンダム』などに対する憧れが横たわっているとも言われる。2007年のあらたなロボットアニメブームは、将来のさらなるロボット開発者を生み出すかもしれない。

東京国際アニメフェア2007 /http://www.tokyoanime.jp/ja/

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