外務省:第5回国際漫画賞 米国「I Kill Giants」最優秀賞 | アニメ!アニメ!

外務省:第5回国際漫画賞 米国「I Kill Giants」最優秀賞

第5回国際漫画賞(The 5th International MANGA Awar)の受賞作品が、2月14日に外務省より発表された。世界30ヵ国・地域から145作品の応募の中から、

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 第5回国際漫画賞(The 5th International MANGA Awar)の受賞作品が、2月14日に外務省より発表された。世界30ヵ国・地域から145作品の応募の中から、米国の『I Kill Giants:ジャイアント・キラー』が最優秀賞に選ばれた。
 作者はスペインのJM Ken Niimuraさん、原作者は米国のJoe Kellyさんである。本作は2008年より米国のimage comicsから刊行されている。スタイリッシュな絵柄で描かれたファンタジーストーリーである。国際漫画賞の最優秀賞に米国作品が輝くのは今回が初めてである。

 一方で、3作品が選ばれた優秀賞は、いずれもアジアの作品だった。台湾のCoryさんによる『許個願!大喜(Make a wish! Da Xi):願いごとを!大喜』、タイのTanis Werasakwongさんの『The Man Who Follow His Own Voice: 本当の自分』、そして中国の『脚望):つま先立ちで見れば』(作者:潘麗萍、原作者)である。
 さらに入賞として10作品が選ばれている。ここでもアジア地域の作品が強みを見せている。マレーシア3作品、中国2作品、タイ、台湾、インドネシア、カナダ、フランスが1作品ずつだ。
 こうした状況は応募作品の傾向を反映しているとみられる。応募の最も多かった地域はタイの38作品、それにマレーシアの21作品、中国の16作品が続く。東アジア地域でマンガ文化が盛んであることが窺える。

 国際漫画賞は、グローバルなマンガ文化の振興を目的に2007年に外務省によりスタートした。世界で最もマンガ文化が盛んな日本が、そうした役割を担うことを目指している。
 応募される作品は、既に商業出版されているものが中心である。優れた作品とマンガ文化への貢献が主眼に置かれている。日本の主要なマンガ出版社が集まるコミック十社会が一次選考後、マンガ家・マンガ編集者らの審査委員会が決定する。新しいかたちの国際的なマンガ賞として注目されている。 
 
国際漫画賞
/http://www.manga-award.jp/

第五回国際漫画賞受賞作品(The 5th International MANGA Award)

[最優秀賞]
『I Kill Giants:ジャイアント・キラー』
作者: JM Ken Niimura (スペイン)、原作者 Joe Kelly (アメリカ)

[優秀賞]
『許個願吧!大喜:願いごとを!大喜』 Cory (台湾)
『The Man Who Follow His Own Voice:本当の自分』 Tanis Werasakwong (タイ)
『踮脚張望:つま先立ちで見れば』 
作者: 潘麗萍(阿梗)、原作者: 祖雅楽(寂地) (中国)

[入賞]
『A Letter To Father:父への手紙』 CHONG CHIEW CHOY (マレーシア)
『Conversations Between Me and You:私とあなたの会話』 Tongkarn (タイ)
『夢境地:夢境地』 林亭威 (台湾)
『ICE CREAM BABYアイスクリームベイビー』 NEKO(CHANG LEE YING) (マレーシア)
『NNN』 Dan Kim(カナダ)
『Pelangi di Naungan Mentari:レインボー・アンダー・ザ・サン』 
作者: Indra Wisnu Wardhana、原作者: Dimas Adi Saputro (インドネシア)
『一夕一夏・花鈴新娘』 楊笑汝 (中国)
『TOKYOLAND:トーキョーランド』 BENJAMIN REISS (フランス)
『師傅:警備員のおじさん』 韓祖政 (中国)
『X-VENTURE:TERROR RAPTOR 恐鳥』 
作者: 熊人(TAN ZIEN YUN)、原作者: SHERLOCK (マレーシア)
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