本年8月23日に逝去した人形アニメーションの大家 川本喜八郎さんの作品群を紹介する上映特集企画が11月7日から東京・ラピュタ阿佐ヶ谷で始まる。『執心と悟り -川本喜八郎の仕事』と題したこの企画は、川本喜八郎さんを偲び、その業績を振り返る。2週間にわたり17作品を上映する。 川本喜八郎さんは、1950年代より人形制作・人形アニメーションに関わる様になった。1968年の『花祈り』から始まり、不条理三部作の『鬼』、『道成寺』、『火宅』、晩年の長編『死者の書』まで数多くの作品を創りだしてきた。その評価は国内外で高く、世界を代表するアニメーション作家として知られている。海外の映画祭などでも広く紹介されて来た。また、人形作家としての活動も有名で、その人形を使った1980年代の人形ドラマ『三国志』が代表作である。 今回の上映作品は処女作『花折り』から始まり、モノクロ写真を再編集した実験アニメーション『犬儒戯画』といった初期の作品から2005年の長編大作『死者の書』、国内外のアニメーション作家が多数参加したオムニバス 連句アニメーション『冬の日』まで幅広い。 さらに監督自身を紹介するドキュメンタリーテレビ番組『日本映画監督列伝 川本喜八郎』もプログラムに組み込んだ。また、今回の特集上映を記念して、助手時代に製作参加した持永只仁監督のアニメーションも特別上映する。こちらは映像ソフト化されていない作品だけに、貴重な機会となる。川本喜八郎さんの仕事を一望する企画と言っていいだろう。 特集上映は11月7日から20日まで、ラピュタ阿佐ケ谷を会場とする。料金は一般1200円、シニア・学生が1000円、会員800円。また、『日本映画監督列伝 川本喜八郎』については500円となる。詳細は、ラピュタ阿佐ケ谷の特集サイトにて確認出来る。特集上映 『執心と悟り 川本喜八郎の仕事』/http://www.laputa-jp.com/laputa/program/kawamotokihachiro/開催期間: 2010年11月7日(日)〜11月20日(土)開催場所: ラピュタ阿佐ケ谷入場料金:一般 1200円、シニア・学生 1000円、会員800円水曜サービスデー 1000円 (『日本映画監督列伝 川本喜八郎』のみ500円)[上映作品]■ Aプログラム『花折り』『犬儒戯画』『鬼』『旅』『詩人の生涯』『道成寺』■ Bプログラム『火宅』『セルフポートレート』『いばら姫またはねむり姫』『注文の多い料理店』■ 『蓮如とその母』■ 衛星劇場『日本映画監督列伝 川本喜八郎』(衛星劇場放映番組)■ 連句アニメーション『冬の日』■ 『死者の書』■ 特別上映『持永只仁監督作品(人形製作・川本喜八郎)』(『ちびくろさんぼのとらたいじ』『ふしぎな太鼓』『こぶとり』)■ 『不射之射』*詳細は上記特集サイトでご確認ください。
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