SFテレビドラマ『GALACTICA/ギャラクティカ』が、国内のSFファン、映像ファンに人気だ。1978年に製作された『宇宙空母ギャラクティカ』を全く新しい構想で再構築した本作は、スペースオペラに相応しいVFXを盛り込み、さらに深い人間ドラマを描き出しているのが魅力だ。 作品の人気は米国ではさらに高く、2009年に4部作の本編が完結後もその勢いは衰えを見せない。そうした中で、全米唯一つのSF博物館であるシアトルSF博物館(SEATTLE—Experience Music Project|Science Fiction Museum:EMP|SFM)は、今年秋10月23日から2012年3月4日まで大型企画展「バトルスター・ギャラクティカ展: Battlestar Galactica: The Exhibition」を開催することを明らかした。ユニバーサル・ケーブル・プロダクション、サイファイ(Syfy)の協力を得て実現する。
ギャラクティカ展はギャラクティカを取り上げた初の大規模な展覧会になる。展示会場は、「Creation of Battlestar Galactica」、「The Search」、「The Ships」、「Humans and Cylons」で構成する。 なかでも目玉となりそうなのが、3機のスペースシップ(Viper Mark 2、Viper Mark 7、Cylon Raider)が実物大で再現されること、また登場人物たちのコスチュームが全部で15着展示される。さらにコンセプトアートやストーリーボード、劇中に登場したアイテムを、1973年版と2000年代のリイマジン版双方から展示する。さらに企画展のための新しい映像も紹介されるなどファンにとっては充実の空間になりそうだ。