SIGGRAPH2007最優秀賞受賞ジョンカジツキ氏 ビッグサイトで講演 | アニメ!アニメ!

SIGGRAPH2007最優秀賞受賞ジョンカジツキ氏 ビッグサイトで講演

 コンピューターグラフィクスとアニメーションの世界的なイベントとして知られるSIGGRAPH。昨年、SIGGRAPHで審査委員の圧倒的な高評価のなかで最優秀賞(Best of Show)を受賞した作品がグジェゴシ・ジョンカジツキ監督による『ARK(箱舟)』である。 
 作品は、未知

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 コンピューターグラフィクスとアニメーションの世界的なイベントとして知られるSIGGRAPH。昨年、SIGGRAPHで審査委員の圧倒的な高評価のなかで最優秀賞(Best of Show)を受賞した作品がグジェゴシ・ジョンカジツキ監督による『ARK(箱舟)』である。 
 作品は、未知のウイルスにより滅亡へ向かう人類と生き残った人類、そしてウイルスに犯されていない島を求めて航海へでる主人公という短編ストーリーだ。
 制作はポーランド出身の独立系の制作チームだが、そのハイレベルな技術だけでなく、映像美、音楽、など作品としての評価が際立っている。

 この『ARK』の監督であるグジェゴシ・ジョンカジツキさんが、3月28日、東京ビッグサイトで開催されるNICOGRAPH Spring Festival in TAFのなかで特別講演を行う。講演は「ARK; inspiration and techniques(ARK:インスピレーションとテクニック)」と題され、作者自ら作品の制作に至る経緯や制作で用いた技術について話す。
 NICOGRAPH Spring Festival in TAFは、国内のCG分野の研究を振興する芸術科学会が、昨年から東京国際アニメフェアと連動するかたちで、春のイベントとして開始している。CGのなかでも特にアニメーション分野の研究報告などに力を入れている。今回は、NICOGRAPHの招聘講演として、東京ビッグサイト101会議室、15時10分から50分まで開催する。

 また『ARK』は今回、東京国際アニメフェアの東京アワード(公募部門)も受賞している。海外からの応募が急増し、応募作品の水準の上昇を示す東京アワードの成果も表していそうだ。
 講演会当日はCGに関する論文発表会のほか、同じ2008年芸術科学会展受賞作品発表会さらに東京国際アニメフェア・アニメコンペティション受賞作品発表会も行われる。クリエイターによる作品紹介も行われるので、作品と作り手の双方を知るよい機会になりそうだ。

『ARK(箱舟)』公式サイト /http://www.thearkfilm.com/en/theark.html

NICOGRAPH公式サイト /http://artsci.serveftp.com/nico/
 /特別講演GRZEGORZ JONKAJTYS 
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