8月5日から9日まで、カリフォルニア州サンディエゴ市で開催された世界最大のコンピューター・グラフィックス(CG)のイベントSIGGRAPH2007は、参加者24000人を集めて終了した。 コンファレンスを主催するACM SIGGRAPHは、第35回になる来年のSIGGRAPH 2008をロサンゼルス市のダウタウンにあるロサンゼルス・コンベンションセンターで開催すると発表した。開催期間は本年より若干遅い8月11日から15日の5日間となる。 SIGGRAPHは特定の開催地を決めずに、毎年全米各都市持ち回りで開催されている。しかし、CG関係の企業やクリエイター、研究者は西海岸に多いことから、同地域で開は参加者が多くなる傾向がある。このため近年はカリフォルニ州の都市での開催が中心となっている。 SIGGRAPH2008は既に公式サイトをオープンしており、来年のコンファレンスは時代の要請を受け大きく変化すると予告している。SIGGRAPH2008は「進化はいま始まった」として、これまでの伝統的なプログラムはもっと流動的になり、これまでの境界線はなくなると述べている。 もともと学術会議であったSIGGRAPHの現在の変化でさえ驚きであるから、今後のさらなるコンファレンスの変化はCG界の大きな関心を集めるだろう。 またACM SIGGRAPHは、来年のあらたな試みとしてSIGGRAPH ASIAを12月にシンガポールで開催することも決定している。 SIGGRAPH自体の変革とSIGGRAPH ASIAのスタートで、同コンファレンスは2008年に大きな転換期を迎えそうだ。 ロサンゼルス・コンベンションセンターでは、7月に北米最大の日本アニメ・マンガのイベントであるアニメエキスポ2008も開催される予定である。 開催時期ははずれるが、来年は日本アニメのイベントと米国のCGの最先端というアニメーションを扱う全く対照的なイベントが同じ会場で開催されることになる。SIGGRAPH2008公式サイト /http://www.siggraph.org/s2008/SIGGRAPH2007公式サイト /http://www.siggraph.org/s2007/ACM SIGGRAPH /http://www.siggraph.org/
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