日本のクラシックアニメーションのトーク&上映会 六本木で(8/8) | アニメ!アニメ!

日本のクラシックアニメーションのトーク&上映会 六本木で(8/8)

 8月31日に、東京・六本木の国際文化会館で、日本のアニメーション文化創成期のクラシックアニメーションを紹介する上映会とトークショー「日本のアニメーションの『源流』を探る:昭和初期のサイレント・モノクロ作品を中心に」が開催される。
 上映される作品は日本

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 8月31日に、東京・六本木の国際文化会館で、日本のアニメーション文化創成期のクラシックアニメーションを紹介する上映会とトークショー「日本のアニメーションの『源流』を探る:昭和初期のサイレント・モノクロ作品を中心に」が開催される。
 上映される作品は日本の商業アニメーションの制作が始まって間もない1930年前後の作品が中心で、村田安司さんの『瘤取り』や千代紙映画社時代の大藤信郎さんの『村祭』などである。
 これらは日本の無声映画の保存・発売を手がけるデジタル・ミームが、今年4月にリリースした『日本アニメクラシックコレクション』の収録作品から上映される。

 またトークショウでは、司会に慶應義塾大学名誉教授の高橋潤二郎さん、解説にアニメーション史家の津堅信之さん、デジタル・ミーム代表のラーリ・グリンバーグさんらが参加する。ここでは当時の世相がアニメーション作品に与えた影響や日本人の美意識やユーモアなどについて探る。
 近年は、日本のアニメーション文化創成期への関心も次第に高まりつつある。それでも紹介される作品は、『蜘蛛とチューリップ』や『桃太郎 海の神兵』など比較的よく知られた作品にとどまっている。今回紹介される作品は、これまで上映されたことはほとんどないと言っていいだろう。
 今や日本を代表する文化のひとつにまでなったアニメだが、そのアニメの源流にある作品をあらためて振り返ることは、日本のアニメーションの源流を知る貴重な機会となるに違いない。

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日本のアニメーションの『源流』を探る:昭和初期のサイレント・モノクロ作品を中心に
/http://www.i-house.or.jp/jp/ProgramActivities/publicprogram/animation.htm
「日本のアニメーションの『源流』を探る」(略称:アニ源)ブログ /http://d.hatena.ne.jp/i-house/ 

2007年8月31日(金) 19:00-21:00
国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
会費: 1,500円(学生、国際文化会館会員及びミーム・シネマ・サロン会員800円)
[上演作品]
『瘤取り』(1929年 横浜シネマ商会製作)作画:村田安司、監督:青地忠三
『太郎さんの汽車』(1929年 横浜シネマ商会製作)作画:村田安司、監督:青地忠三、撮影:上野清行
『村祭』(1930年 千代紙映画社製作)製作・演出・作画:大藤信郎
『おい等の野球』(1931年 横浜シネマ商会製作)演出・作画:村田安司、監督:青地忠三
『のらくろ二等兵~教練の巻・演習の巻~』(1933年)作画・演出:村田安司、脚本:青地忠三、原作:田河水泡
『海の水はなぜからい』(1935年)作画:村田安司、原案・脚色:青地忠三
すべて「日本アニメクラシックコレクション」(デジタル・ミーム)より
司会: 高橋潤二郎(慶應義塾大学名誉教授、アカデミーヒルズ顧問)
解説: 津堅信之(アニメーション史研究者、大阪芸術大学講師)
ラーリ・グリーンバーグ(デジタル・ミーム代表取締役)
主催: 財団法人国際文化会館、株式会社 デジタル・ミーム

デジタル・ミーム   /http://www.digital-meme.com/j/
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