プロダクションI.Gと東北新社は、2007年春の放送に向けた新作テレビアニメ『REIDEEN(ライディーン)』の製作を決定した。 作品はそのタイトルから連想されるように1975年の大ヒットアニメ『勇者ライディーン』を新しい作品として現代に蘇らせるものである。 今回の物語は全く新しい作品となるが、『勇者ライディーン』のDNAを受継いだものになるとしている。シリーズを手掛けるプロダクションI.Gは、3DCGなどの高い技術を用いたアニメ制作で知られるスタジオである。 プロダクションI.Gの3DCGチームがこれまで蓄積した3DCG技術のノウハウが、『REIDEEN』のなかで駆使される。今までになかった美しい映像の実現が目指されることなる。 監督には『IGPX』や『クレヨンしんちゃん』の監督で知られる本郷みつる氏が、キャラクターデザインには『マクロスゼロ』の斎藤卓也氏、メカニックデザインは『イノセンス』の竹内敦志氏、『アップルシード』の荒牧伸志氏という豪華なメンバーとなっている。 日本のアニメを代表するジャンルのひとつに巨大ロボットアニメがある。巨大ロボットの源は『鉄人28号』とされるが、その歴史のなかには『マジンガーZ』や『機動戦士ガンダム』、『新世紀エヴァンゲリオン』など幾つかのエポックメイキングな作品が存在する。 『勇者ライディーン』もそうしたエポックメイキングな作品のひとつである。『機動戦士ガンダム』の富野由悠季氏、『コンバトラーV』の長浜忠夫氏が監督を行った。骨太な物語を中心とした展開は、その後ロボットアニメのストーリーが高度化していくきっかけとなった。 今回、制作を手掛けるプロダクションI.Gは、これまでも『機動警察パトレイバー』などの制作はあるが、ロボットアニメを正面から取り上げる例はほとんどない。 いま最も乗っているアニメスタジオによる新作ロボットアニメの製作は、来年春の放映に向かって多くの注目を浴びそうだ。また、キャラクター商品との連動も狙える『REIDEEN』は、プロダクションI.Gにとってはビジネス面でも大きな挑戦となるだろう。/REIDEEN公式サイト /東北新社 /プロダクションI.G
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