蛙男商会 FROGMANさんインタビュー その1
                 映像の常識を全て覆したい

■ FROGMAN
1971年4月9日東京生まれ。十数年、映画やドラマの制作スタッフとして働く。ある映画の仕事で島根県を訪れ、そこで運命の人と出会い結婚。これを機に島根に移住する。
2004年、その地で初めて作ったWEBアニメ『菅井君と家族石』を発表するや、口コミで人気が大爆発。全国にその名が知れ渡るようになる。その後も精力的に作品を制作、2006年4月に地上波で放映された『THE FROGMAN SHOW』で大ブレイク。2007年3月には、劇場版『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE〜総統は二度死ぬ〜』で、スクリーンデビュー。
これらの作品は、アニメーションソフト「Flash」によって作られ、監督・脚本・キャラクターデザイン・録音・編集・声の出演などを一人でこなしてしまうことから、Flash界のトップクリエイターとして、今や不動の地位を確立している。


■ kaeruotoko,com 〜 蛙男商会公式サイト 〜 http://www.kaeruotoko.com/


Yahoo! JAPAN×蛙男商会のプロジェクト 

  クイズ秘密結社鷹の爪 最新作
  http://videocast.yahoo.co.jp/video/detail/?vid=288230376152016480
  〜3月30日迄、配信予定。

アニメアニメ
(以下AA)
蛙男さんは、いろいろなことを沢山やられています。最近の気になる動きとして、まず、Yahoo! JAPANとのコラボレーションから話を始めさせていただいていいですか?
Yahoo! JAPANのポータルリニューアルで蛙男さんがコラボレーションをして、バイラル広告を行っている。とても面白い企画ですがこのコラボレーションはどこから生れたのですか?


FROGMAN


最初のきっかけとしてはYahoo! JAPANのトップページを1月1日からリニューアールする。しかし、普通にプロモーションを作っても面白くない、面白い方法でトップページが変わったということをアピールしようというものです。
バイラル広告にしたいということで、彼らが提案したのが今回のクイズ形式のものです。クイズ形式で番組を作りましょうというざっくりとしたものが最初にありました。。


(C) 2007 THE FROGMAN SHOW劇場版製作委員会

AA
そのストーリー展開を蛙男商会さんが?

FROGMAN

お話をいただいた時に、クイズ形式のバイラル広告にしましょうということはありました。
ただ、Yahoo! JAPANなのでレギュレーションが我々のいつものレギュレーションより高いところにあります。我々が出来ることがYahoo! JAPANで出来ないかもしれない。エログロがなく、かつ振り切れた面白さが大切になる。
それでも「大丈夫かよ」という作品を作らなければいけないと、12月に入ってYahoo! JAPANと話しました。

AA

そうしたアイディアというのはいつも直ぐに出るものなのですか?それとも結構練られますか?

FROGMAN

ものによりますね。打ち合わせの段階からアイディアが出て来てしまって、練る時間もほとんどなかったというのもあります。ただ、今回は割りと考えたほうですね。
考えて考えて堂々巡りして、それでは駄目だというので、一度ご破算にしてもう一度考え始めるという。

AA
「鷹の爪団」はTOHOシネマズのほうでもコラボレーションを行っています。今回はYahoo! JAPANなのですが、今後もほかでも使えるキャラクターに益々育って行きそうに感じるのですが。

FROGMAN

そうですね。TOHOシネマズのマナームービーをきっかけに、蛙男商会ってインフォーマル的なものが出来るんだと知られました。「鷹の爪団」でこうした面白おかしいことが出来るだなと。それでコマーシャルですとか、ネット上での解説ものとかが増えました。
今まではストーリーで見せることだったんですけれど、具体的にお客さんとの掛け合いのなかで面白いものにして行くことが出来るんだなと気づきました。
そこからさらにバイラルというもう一歩踏み込んだところでこういう風に出来ますよというのを、今回はYahoo! JAPANに提案できて良かったですね。

映像に関する常識を全て覆すがテーマ

AA


2月16日に映画『菅井君と家族石- THE MOVIE-』が公開されました。
去年1作『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 〜総統は二度死ぬ〜』(以下『鷹の爪団』)をやって、間をおかずもう1作、さらにその次に『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE? 〜島根は鳥取の左側です(仮)〜』、かなりペースが速いなと感じますが
。

FROGMAN

映像に関する常識を全部覆して行こうというのが今のテーマなんです。
僕も十数年間映画の世界でやってきて、そのなかの常識で仕事をやってきたのですけれど、とりあえず蛙男商会でやる限りでは、今まで我々が常識だと思っていたことを全部片端から覆していってみたい。

AA

映画の制作でもそうした考えが活かされているわけですね。

FROGMAN
前回の映画で、まずフラッシュアニメーションを映画にしてもいいんだということが判った。
実は凄く心配したんですよ、フラッシュアニメーションを映画でやるにしても、お客さんは1800円のお金を払ってくれるのかなって。さらに出来上がって作品を観てくれる人が満足してくれるのかなって?

AA


FROGMAN

かなり劇場の数が多かったですね。


実は今回『菅井君と家族石』はビデオ上映なんですよ。前回の映画で我々が一番お金をかけたところがどこかというと、フィルムに焼くことだったです。プリント代が高かったんですよ。
そこがネックだったので、フィルムでなくビデオの上映が我々の場合許して貰えるんであれば、「今後はビデオで上映したいね」というのがある。
何がいいかと言えば、プリントするのはなんやかんやで2、3週間かかってしまう。
ビデオですと、前日までにテープに書き出せばいいわけです。公開直前に。公開している最中でも、「わ、ここ失敗したな」と思えば書き直せばいいんですよ。こうした気軽さはいままでの映画にないですよね。

勿論同じ1800円は厳しいのかなとか、これは1000円上映だったら見てくれるのかなとか、いややいや作品の内容がよければ2000円でも3000円でも払ってくれるのかなとか、それを試してみたいなという思いがあります。

 (c)2008「菅井君と家族石 THE MOVIE」製作委員会

■その2に続く 全部自分でやるから早い

 
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