インタビュー 東京国際映画祭 animecs TIFFのみどころ!

       東京国際映画祭 プロデューサー  松山大貴さんに聞く その2


2.animecsTIFF2006今年の見所

アニメアニメ


今回の国際映画祭企画イベントで、一番の見所はどこになりますか?

松山

全部です!(笑)
 通常、東京国際映画祭は作品上映、舞台挨拶、アリーナイベントの3つが典型的な構成です。その中で、僕らは運営上映という映画祭全体をオペレーションしていく部署にいます。
 そこで会場の特性を知っているからこそ、いろんな会場の特徴を生かしたかったというのがあります。ですので、いつもと何か違ったフレームを導入しようと言いました。

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いつもと違うとは、どのような?

松山

 野外上映会や49階のアカデミーヒルズを利用したシンポジウム、トークイベントをやろうよとかです。六本木ヒルズが持っているスペックを我々ができる限り利用してやっていこうというのがありました。

 また、東京コンテンツマーケットとのコラボレーションでは、業界に入るよりもさらに前の段階の若い人たちをフィーチャーしていこうと考えました。
 ただ、そこでお金を取るのは難しいから、だったら、そこで作った熱い思いを語ってもらうために、アリーナでお披露目しようという企画をしました。

(c)冲方丁・Production I.G 「シュヴァリエ」 製作委員会2006
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たしかにアリーナならまだ名前を知られてないかたの作品を紹介しやすいですね。

松山
 そして、それでも足りない人に向けて、玄人受けするような技術的なことをエモーションスタジオさんのトークイベントで観て欲しいわけです。
 そういった理由で、これまで単体でやっていた内容を連動させることで企画を成立させました。こうすることでTIFFに出る作家すべてに光を当てようと調整しています。

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 松山さんはこれまでの映画体験でフランス映画に強く影響を受けたとのことですが、いわゆる外側から見たアニメというのはどのように映りますか?

松山
 フランス映画は作家性が非常に重視されるので、ファンも作家ごとに見ていくのが当然のようになっています。
 日本のアニメも毎日多く放送される中で、誰かが誰かに影響を与え合っているような作家性の強いジャンルだと思います。ただ、キャラクターを中心に語られることが少し多い気がしますので、作家性という側面を今回の企画テーマから伝えられればと思います。

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 世界12大映画祭であるTIFFで、敢えて“サブカルチャー”と呼ばれるアニメをフィーチャーする意味は何なのでしょう?
 もっと格式ばったものが求められたりはしませんか?

松山
 海外のプロデューサーの方々にお話を聞くと、彼らの持っている日本のイメージにはアニメというのが非常に強いんですね。
 日本の現状において映像という大きな枠組みで考えた場合、アニメは外せないのは自他共に認めるところで、実際はサブカルチャーじゃなくてメインカルチャーになっている状況も非常に多いんです。

 そういう話を聞いているときちんと扱わないのが理不尽に思えてきて、やる人がいないんだったら僕がやるよ、ということで手を上げました。
 この世界は手を挙げたもの勝ちなところがあるので。(笑)


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 少し早いかもしれませんが、次回以降のTIFFでもこのようにアニメをフィーチャーした企画はあるのでしょうか?

松山
 来年以降もアニメーションをきちっと発表する場は必要と考えています。そのためのフォーマットを今年作って、次に向かって何か新しい流れになってくれたらなと思っています。

 実際、海外のほかの映画祭ではアニメーション部門がきちっと成立しています。
 今回、協賛企画ということでサブとなっていますが、アニメが日本の重要なソフトパワーだといわれているのならば、それをきちっと日本から発信していくというのは重要なことだと思います。

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 ありがとうございました。
  
    (■ animecs TIFF2006のプログラムはこうして出来た)


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