「となりの801ちゃん」誕生の秘密から最新作まで 〜2〜
            小島アジコ先生が語る創作活動
  
■ 新作 『お義母様はネコ!』とは?

アニメアニメ
(以下AA)

先ほど「801ちゃん」の前にも作品を描かれていたのですが、「801ちゃん」がヒットすると新たなオリジナルは描き難くないですか。出版社さんからは「801ちゃん」もっと描いてよ、みたいなのもあるかもしれませんし。

小島アジコ先生
(以下敬略)

逆ですね出版社さんからは、ほかのタイトルを早く出してと言われていました。

AA

昨年、12月に新しい作品として『お義母様はネコ!』を出されていますが、そうした流れになりますか。こちらはアイディアやギャグのテイスはすごく似ていますけれど、出し方はかなり違いますが。
「801ちゃん」はノンフィクション的なところがあるし、サブカル的です。今回はある意味伝統的な嫁姑ものでもあります。

小島

あまり深い理由ではなく、うちで飼っている猫の行動がすごい姑臭いんです。(笑)

AA

(笑)。こちらの作品のアイディアは何時ごろから練られてたんですか?

小島

2年ぐらい前です。編集のかたと話をした時に「じゃあしましょう」という感じでしたが、そのまま流れました。2年前の10月が最初です。編集からオーソドックスな題材のものもやりたいという希望もあったと思います。
あと、宙出版さんから本が送られてくるのですが、嫁姑系のばっかりなんです。宙はそういう雑誌しかないのかなと思いましたから。(笑) 嫁姑は面白いんですよ。

AA

今後のペースとしたは「801ちゃん」と「お義母様はネコ!」を交互にといった感じなんでしょうか。
それともやっぱり「801ちゃん」があって、単発的なものを別タイトルでどんどん出していくって、そういう感じなんでしょうか?

小島

うーん、ちょっとそこもまだ分かんないですね。描けるものを描いていくっていう感じかな。



■ 影響を受けたのは藤子・F・不二雄先生は許されるのですか?

AA

好きなマンガ家の先生についても伺っていいですか。

小島

影響を受けたのは藤子・F・不二雄先生です。最初にすごい絵の影響を受けました。

AA

割と爽やかなギャグ、みたいな感じですか?

小島

いや。いや。(笑)。藤子先生にはあんまり爽やかな印象はなくて。結構きついブラックのほうですね。

AA

それは絵的な影響ですか? 内容?

小島

内容も多分そうですが、コマ割りですね。コマとコマのつなぎ方ですとか。

AA

アジコ先生にとってBLってそもそも何になりますか。ある意味すごい観察者なのですが。傍ら見ていたどう感じられているのかなと興味があります。

小島

それはいろいろ紆余曲折があります。いまの結論は、やっぱり分からないものなんです。結局、感覚としては理解できないものは理解できない。
実際に801ちゃんとか愉快な仲間たちの持っているリアクションとか行動とか思い入れとかを見ると、やはりBL器官みたいなものがついていて、そういう器官がない人間にはBLはやはり分からないでしょうね。
理論化して説明することもできるけど、でもそれは理解しているわけですよね。それで最初に言った最終結論になったわけです。

AA

何かすごく分かりますね。知識としては分かるんけれど、微妙な違いは分からないですよねというのは。

小島

客観的に見ているじゃなくて、すごい内輪うけの話です。けれど、客観的になるように描いている。

AA

最後にすごく概念的なのですが、先生にとってマンガはどういった存在ですか?例えば読者がいなかったら描くか描かないかといった話も含めてです。

小島

とりあえず話は思いついて面白いと思って、ワーッてネタをメモして、軽く構成します。その段階で自分の中では満足しちゃうんです。
それを見るっていう人がいなかったら描かないだろうけど、見る人がいたら描くんでしょうね。

AA

本日はありがとうございました。

   

 『お義母さまはネコ!』
 著者 小島アジコ 
 定価 590円(税込)
 発売: 宙出版
 カテゴリーNext Comics
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